▲9月14日~16日 皇海山(足尾)・太郎山(日光) 苫米地、鈴木、永井
■9月14日(移動日):静岡9:00=佐久=上信越道=関越道=北関東道=伊勢崎=13:30銀山平公園キャンプ場
9月15日(皇海山):銀山平3:20…4:15一の鳥居…5:28庚申山荘(給水)5:47…6:53庚申山…7:51駒掛山…8:21薬師岳…8:37白山…9:25鋸山…10:01不動沢のコル…11:00皇海山11:06…11:34不動沢のコル…12:17鋸山…12:54女山…13:02六林班峠…15:02樺平…15:43庚申山荘…16:40一の鳥居…17:33銀山平
9月16日(太郎山):銀山平公園キャンプ場5:00=🚙=6:30山王帽子山登山口6:47…7:52山王帽子山…8:11ハガタテノコル…9:15小太郎山…9:41太郎山10:00…10:29小太郎山…11:22ハガタテノコル…11:46山王帽子山…12:39山王帽子山登山口13:00=日光アストリアルホテル(入浴)=伊勢崎=北関東道=関越道=上信越道=佐久=20:00静岡
★皇海山:
・皇海山に行ってきました。昼過ぎまで霧でしたが、もともと展望には恵まれない山域なので、暑くなくてかえってよかったかもしれません。ただ、鎖を掴む手が滑りやすいので少し怖かったです。2万5千分の1地形図ではわずか1/4程度に収まってしまうコースですが、長い林道、激しいアップダウン、六林班峠からの激しいワインディングで、予想以上に長い山行になりました。山中で出会った他の登山者は、みなさん単独で、さすがに強い方たちでした。その一方で山頂を諦めて鋸山から下山する方も何人かいらっしゃったようでした。
庚申山荘は改修工事が行われているようなので、近い将来に使えるようになるかと思います。ただ、そうなると登山者が増えて鎖場などで渋滞が多発してしまうかもしれません。
条件が厳しい中で付き合っていただいた山仲間に感謝です。(苫米地)
・早朝3:20登山口、昨夜の雨残りで霧の中での出発、一の鳥居まで林道を1時間、石の階段を1時間、5:30庚申山荘(改装中)到着、ヘッドランプを外す。急な岩場で梯子など経由して7:00庚申山、途中、胎内くぐりなどがあり、愛知県蓬莱にある乳岩に似ているような所だった。庚申山から小さな上り下りを繰り返し9:30鋸山、鋸山手前はバランスを崩すと滑落しそうで緊張した。急な斜面を下り上り11:00皇海山、12:00鋸山に戻り六林班峠を経由して、平らな登山道を歩き15:30庚申山荘、17:30登山口到着。国民宿舎かじか山荘の日帰り入浴時間切れの表示。がっかりしましたがキャンプ場のコインシャワー(\300:10分)が使用できることがわかりありがたかった。水場は、庚申山荘と六林班峠からは何カ所かあった。(鈴木)
・2時に起床し,3時頃に出発。天候は霧雨。1時間程度歩いて,登山道入口の「一の鳥居」に到着。庚申山荘までは,緩やかな傾斜 庚申山までは若干の急登。いよいよ,庚申山から主稜線上の鋸山までの「鋸山十一峰」と呼ばれる梯子や鎖場が連続するピークを越えて皇海山へ向かう。「鋸山十一峰」は、庚申山、御岳山、駒掛山、渓雲山、地蔵岳、薬師岳、白山、蔵王岳、熊野岳、剣ノ山、鋸山の11峰。鎖もロープも岩も,滑るので慎重に進みました。アンカーの状態や鎖・ロープの劣化度合いが若干怪しい箇所があるので,あくまで補助的な利用とし,自身の体は自身の手と足で支え,全体重をかけないことに専念。鋸山から急傾斜を下り,不動沢のコルを経由し,皇海山に登頂。ここまで6時間30分・・・普通の山なら下山している時間。ちょい休憩して,折り返して鋸山に戻り,六林班峠を目指す。鋸山を再び登るのは,精神的にも肉体的にも・・・。六林班峠から女山までは,藪漕ぎエリア。笹の背丈が,かなり高く足元の段差や倒木に足を取られる場面も多々ありました。六林班峠から庚申山荘までは,永遠と思えるトラバース地獄を歩き,何度も沢を渡ります。庚申山荘に到着し,登って来た時は暗かったため、また違う景色を楽しみながら下山しました。17時30分頃、テント場に到着し,片付けと準備をし、21時には就寝。(永井)





★太郎山:
・前日に皇海山を登ってヘトヘトになりましたが、せっかくここまで来たので未登の太郎山へ。昨日に比べたら朝飯前とたかをくくっていましたが、意外に急登で足が重い。それでも昨日とは打って変わった好天と爽やかな秋の気配に励まされて3時間弱で山頂へ。これまた昨日とは大違いの大展望を満喫し、皇海山も眺めて自己満足に浸ることができました。下山もなかなか大変でしたが、昨日は入れなかった日帰り入浴を楽しみに頑張りました。長丁場になった昨日の後も嫌がらずに太郎山に付き合ってくれた仲間たちに大感謝です。まったく違う山容、天候で充実した遠征になりました。☺️(苫米地)
・6:50山王峠登山口を出発、笹のある急な登山道を上る7:30山王帽子山、下って上って小太郎山、10:40太郎山に到着。360°の視界があり昨日登った皇海山も見えた。往復して12:30に登山口に到着。日光アストリアルホテルで日帰り入浴に寄って帰った。
感想:皇海山は歩行時間(14時間)が長いので単独では自身が無かった山でした。苫米地さんが計画した山行に同行させて頂きどうにか登頂できました。ありがとうございました。(鈴木)
・4時起床。早々にテントを片付け出発。登山口ついて、「あれっ」と思ったら・・・また藪漕ぎエリア。幸いにも、あまり濡れなかった。山王帽子山までの区間は若干急登でした。段差が高く感じた。(昨日の疲労のせい?)
太郎山まで岩稜があるが、ロープ、鎖が無いので注意を払いながら歩行した。太郎山の頂上は360度を見渡せるパノラマでした。昨日登った皇海山や、いつかは行ってみたい燧ケ岳も遠くでしたが、拝むことができた。
無事に怪我無く遠征終了できました。苫米地さん、鈴木さん同行させていただき、ありがとうございました。(永井)



▲9月15日 裾野市千福 景ヶ島渓谷(沢登り) 熊谷
■13:00 入渓…13:20 3m滝撤退、高巻き…13:30 再入渓…14:00 脱渓
★午後から時間ができ、裾野市にある景ヶ島渓谷に行ってきました。景ヶ島渓谷は、大西さんの著書「おれは沢ヤだ」に掲載されている渓谷です。ここを登攀対象としたのは素晴らしい着眼点だと思います。渓谷全体が磨かれた玄武岩のゴルジュに囲まれており、非常に素晴らしい風景です。風景は・・・。
この渓谷、沢登りの対象となるのは500m程度。全体は1時間程度の楽しめる沢です。短いなかに泳ぎ、ヘツリ、滝登攀が含まれた非常に楽しいところとなっています。特に3m滝は「急流の中、側壁にへばり付き、節理にハーケンを打ちこみアブミ登攀をする」という楽しみがあります。駐車場も近く、どこからでも入れるので「ちょっと遊ぶ」には良い沢です。風景も「渓谷」とついているだけあり素晴らしいものでした。水がぬるく、少々汚いことを除けば・・・。少々雨が降り、水が入れ替わったあとに行くのが良いと思われます。
入渓地点は柱状節理に囲まれた大きな釜。奥に見える流れ込みに向かって泳ぎます。右側からヘツリならがら取り付きました。この時点で水量が多いな、と感じています。流れ込みの激流を、側面をへつっていきます。手がかりに乏しく、節理にマイクロカムを入れながら人工登攀で登っていきます。流れ込みから30m程度。核心の3m滝が現れます。ゴウゴウと流れ落ちる水量と、釜を巻き込む激しいホワイトウォーターでとてもではありませんが取付けません。あのホワイトウォーターに巻き込まれたら抜け出すのは困難でしょう。即撤退を決め、流れに任せて下ります。30分掛けて登ったのに、帰りは1分で取付の岸に到着です。気を取り直して高巻きします。車道まで上がり、橋の上から3mの滝を見物。トイレの裏手から再入渓します。豊富な水量と美しい風景の中、あちらこちら渡りながら遡上していけます。泳いでいくもよし、へつっていくもよし、岩の上をあるくのも良しです。最後は二股の合流地点から脱渓。およそ1時間半の沢遊びでした。
後からインターネット上の山行報告を見比べたところ、水量が3倍ほど違っていました。少なければもっと楽に登れたでしょう。
※雑感
最近、ヤマケイから発刊された「異端の登攀者 第二次RCCの軌跡」を読みました。発刊から20年、第二次RCC解散から半世紀過ぎようとしています。今では当たり前になった登攀グレードの分類やRCCボルトの開発、エベレスト登攀の顛末など目を引かれるものがいくつもありました。技術面では、忘れ去られた「ハーケンの打ち方、効かせ方」は大変勉強になりました。RCCボルトの開発により「A0 Ⅳ級」と揶揄されていますが、屏風東稜など摂理の少ないルートではボルトは欠かせないものだったのでしょう。昨今は原点回帰が進み、極小の回収可能なプロテクションが開発され、登攀技術の進歩により驚くほど高難易度・複合ピッチが開拓されています。(Ⅵ級、ピッチグレード5.12クラスなど)。第三次RCCの兆候はまだ見られませんが、人の限界はどこまでいくのか楽しみです。





▲9月15日 茶臼山系大栗山(愛知県稲武) 根田、他2名
■オオキツネカミソリ登山口8:01…8:32大栗山8:50 …9:03礼場峠9:07…9:15月ケ平9:44…9:52礼場峠…10:05登山口
★オオキツネカミソリという花の群生地ということで行ってみましたが苔むした場所があるだけで何もさいていませんでした。ひさしぶりの山歩きでした。大栗山と月ケ平はなにも景色がなく木漏れ日の中の山頂でした。時間があるので車で面の木平経由で茶臼山の片にある矢作川源流の碑があるとこまで行ってきました。以前積雪時にここら辺をワカンで友人と歩き回ったなつかしい記憶があります。
▲9月16日 富士山(田子の浦から) 加藤
★田子の浦から歩き始めましたが、登山靴の破損が発覚したので広見町入り口で中止いたしました。残念。
▲9月20日 箱根:駒ケ岳~神山 加藤、他2名
■箱根駒ケ岳ロープウェイ山麓駅7:00++9:10頂上駅…9:25駒ガ岳山頂…9:50坊ガ沢分岐…10:55神山頂上11:00…11:50坊ガ沢分岐…12:20頂上駅++12:30山麓駅
★沼津駅北口を7:00に出発し、9:00発のロープウェイで駒ガ岳へ登り、坊ガ沢分岐にくだり、広葉樹林の中をのぼり、神山頂上10:55到着。曇っていて展望なし。来た道をもどりロープウェイ山麓駅に12:30着。駒ガ岳頂上付近ではアザミとトリカブトの花が咲いていました。神山までの登山道はしっかりしていましたが、冠ヶ岳より北は通行禁止になっていました。
▲9月20日 新所原:立岩(RTC) 根田
★午後の遅い時間に1時間ほどロープワークの練習をしてきました。
▲9月21日 山梨県の山:権現山・扇山 田島
■浅川バス停脇8:37…8:58浅川登山口…9:28浅川峠…9:32ノンダ沢の頭…11:00権現山…11:49ノンダ沢の頭…11:53浅川峠…12:10曽倉山(マルガ頭)…13:55浅川峠…14:06浅川登山口…14:28浅川バス停
★涼しくなって来たので、山梨100山の二山に登って来ました。浅川バス亭脇に車を停めて出発、しばらく林道を歩く林道終点が登山口。浅川峠までなだらかに登って行くが、始めはいつも調子が出ない。峠から権現山へはなだらかな登山道。自然林に風が渡り気持ちいい。権現山に取付き急登になるがジグザグの道で歩き易い。最後は直登になり麻布山との分岐に到着。そこから一登りで権現山に到着。富士山が見えるはずですが今日は残念。雲取山方面はよく見えました。浅川峠に戻り扇山に向かいます。こちらも自然林の登山道で気持ちいい。風が少し強くなる。最後は直登の急登になり広い山頂の扇山に到着。こちらも富士山は残念でした。
涼しくなった秋の一日 富士山の展望は残念でしたが 自然林のなだらかな登山道に吹き抜ける風が気持ちいい登山でした。



▲9月22日 小川山(RCT) 熊谷、他1人
★約7年ぶりの小川山クライミング。マガスラブのマガハング(10c)と水曜日のシンデレラ(11a)にトライしました。花崗岩独特の粗い結晶は、どこを踏んでもなんとなくフリクションが効きます。秋を感じる涼しい風に柔らかな日差し、よく乾いた岩。最高の1日でした。
マガハング(5.10c) RP 2トライ
水曜日のシンデレラ(5.11a) 次回持ち越し 4トライ
▲9月23日 裾野市:景ヶ島渓谷(沢登り) 熊谷
■14:30 入渓…15:30 脱渓
★前回撤退した滝に再挑戦しました。前回と比べ水量が1/3程度で、ホワイトウォーターも少なく快適な沢登りでした。地元の子ども達がゴルジュをウォータースライダー代わりに遊んでいたのも印象的です。
14時頃より入渓。地元の子ども達と混じりながら淵を泳いで奥の滝を目指す。
子ども達は滝上から元気に飛び込んでいた。
水量が少ないので水中を歩きながら3mの滝を目指す。今回は水量がすくなく、滝壺の半分程度しか泡立っていない。左側壁に走るよさげなリスを選んでハーケンを打つ。1本目は足場の不安定な水中から。水中ではなんとなく立てるが水の勢いがあるため油断していると流されてしまう。
2本、3本とハーケンを打ち、アブミを使って高度を上げていく。ハーケン3本のみなので3本打ったら1本回収する形で登る。下向き広めのクラックにはナッツを叩き込む。7回の人工登攀で滝上テラスに出る。テラスには確保用のハンガーボルトが設置してあった。道具を整理してのこりのゴルジュを泳いでいく。前回入ったお寺の下あたりで脱渓。所要1時間程度の探索だった。
水量によるが、「ちょっと登りに行こうか」という場所である。




▲9月24日 志賀高原:岩菅山 苫米地、小野田
■静岡5:00=🚙=8:30聖平登山口8:50…8:57小三郎小屋跡…9:18アライタ沢出合…10:05岩菅山中間点…10:40ノッキリ10:50…11:23岩菅山11:42…12:06ノッキリ…12:35岩菅山中間点…13:10アライタ沢出合…13:30小三郎小屋跡…13:38聖平登山口14:00=🚙=14:30楓の湯(湯田中駅)15:15=🚙=19:30静岡
★先週は皇海山でお疲れモードだったので、簡単に登れそうな志賀高原の岩菅山へ。静岡からは片道4時間かかるので、周回コースや裏岩菅山はアッサリ諦めて最短コースでピストン。学校の集団登山にも使われているコースなので、整備は言うことなし。絶好の秋晴れに恵まれ、今季初めて短パン半袖、ハイドレーションも封印して、快適なハイキングを楽しめました。静岡を朝5時に出て、下山後には温泉に入っても午後7時半には帰宅できました。平日なので山頂部でトレランの女性1人と出会っただけ。静かな山と初秋の高原の爽やかな空気でスッキリとリフレッシュできました。お付き合いいただいた小野田さんに大感謝です。(苫米地)
★登山口に熊注意の看板。ノッキリまでは樹林とブッシュの中の整備された道を苫米地さんが鈴と笛を鳴らしながら私の速度に合わせてゆっくり登って下さった。平坦な道の横の水路も途中で渡ったアライタ沢も澄んだ水が流れていた。熊が気になり何となく心はのんびりできなかった。ノッキリから少し上で展望が開け辺りを見渡せるのでホッとして美しく晴れた秋空と緑の山々を見ながら快適に歩いた。頂上には御社、避難小屋が有り全方位展望有り。とても気持ちの良い秋の登山始めだった。こんな良い日に山に登れて幸せ。お誘い頂きありがとうございました。(小野田)








▲9月24日 新所原:立岩(RTC) 根田
★立岩に午後2時間程度懸垂下降と固定フィクスの登り練習にいってきました。足腰がおとろえていますので立込ができなくなっていますので今一度の練習が必要です。懸垂下降の練習をしました。