令和7年度 第16回定例会ニュース


11月7日 藤原岳・伊吹山  苫米地、小野田、安陪

■静岡発3:50=6:30大貝戸登山口6:50…7:50五合目…8:45八合目…9:30藤原山荘…10:00天狗岩…10:30藤原山荘…10:55藤原岳山頂11:05…11:20藤原山荘…11:25五合目…13:15大貝戸登山口13:30=15:00伊吹山山頂P…15:20伊吹山山頂…15:30伊吹山山頂P=19:30静岡着

◎藤原岳:標高1,139m 所要時間:6時間26分 歩行距離:10.3km 獲得標高:1,132m 天気:晴れ

★天気予報がとても良かったので、日本三百名山の藤原岳へ行ってきました。春先はフクジュソウで有名ながら夏場はヒル多発でも知られた山です。そろそろヒルもいないし雪もまだなさそうなのでいいかなと思いました。伊勢湾岸道から新四日市JCTで東海環状自動車道へ入り終点のいなべICで降りると間もなく大貝戸登山口です。自動車道から見上げる藤原岳は石灰岩の採掘で削られ、秩父の武甲山のような無残な姿をさらしていて少しガッカリさせられました。ところが登山口の駐車場はよく整備されていて立派な休憩室やトイレがあり驚きました。平日なのに天気が良いせいか登山者の車がすでに何台も駐車してあります。登山道もとてもよく整備されていて緩やかなジグザグ道でとても歩きやすく、トレイルランナーを何人も見かけました。9合目まで看板があり良い目印になります。ずっと東側斜面を登り8合目に出ると初めて北西風が吹き抜けて寒さを感じ防風衣をはおります。樹林帯を抜けると山頂部で避難小屋の藤原山荘で立派なトイレもあります。抜けるような青空で南側には伊勢湾が鏡のように光り輝いて見えました。一休みしてからまずは最高地点の天狗岩まで往復します。石灰岩が露出した丘をいくつか越えて天狗岩山頂へ。北側には伊吹山がかすかに霞んで見えます。いったん藤原山荘まで引き返してから改めて藤原岳山頂へ向かいます。山頂からは伊勢湾と南へ続く鈴鹿山脈を眺めておにぎりタイム。安陪さんは若い女性登山者と歓談中。下山は道が良いのでとても楽で先日の鳥甲山や佐武流山を思うと嘘のようです。久しぶりにゆとりをもった登山を楽しむことができました。ご一緒していただいたご両名に感謝です。(苫米地)

★私は名前すら知らなかった300名山の藤原岳に苫米地さんが誘ってくれた。車窓から、山腹を大きく石灰岩の採掘している山であったので、景色はあまり期待せず、ピークハントかと思っていた。しかし登山口にはトイレ付のりっぱな休憩所があり、神武神社の鳥居をくぐって歴史を感じ、道は九十九折で歩き易く、稜線に着くと紅葉と相まってたおやかな景色が広がっており素晴らしい場所であった。多くの人に愛されている山であった。私には100名山のような感じを受けた山であった。(安陪)

★道も整備されていて歩き易くそよ風が心地良かった。今は枯れているがお花畑らしい草原があった。花の時期にも来てみたい。今年は紅葉の山に行ってないので盛りは過ぎたようだがまだ紅葉が残る秋色の山を歩けて良かった。避難小屋から先はずっと展望が良く周りの山々を見ながら歩けた。頂上近くにはスギゴケが美しく広がっていた。(小野田)

◎伊吹山:1,337m 所要時間:44分 歩行距離:1.5km 獲得標高:131m 天気:晴れ、北風強い

★順調に藤原岳に登り天気も良いので、車で北上して関ケ原から伊吹山ドライブウェイで伊吹山山頂駐車場へ。観光客に混じって山頂を往復してきました。最近は崩壊や植生保護のためまともに登れる登山道がなさそうなので、とりあえずナンチャッテ登山で百名山を1座キープです。名物の高山植物はもちろん枯れ野で紅葉も盛りを過ぎていましたが、冬到来間近の山頂は快晴で夕日に輝く琵琶湖、遠く北の方角には雪を纏った白山と思しき山塊、南麓には関ヶ原の古戦場を見下ろして文句はなし。歩いて登ってきても山頂に観光客がいっぱいではビミョーだろうと思った。(苫米地)

★風が冷たく、ピークハントして早々に伊吹山ドライブウェイの駐車場に戻った。運転して頂いた苫米地さんに感謝です。(安陪)

★花の山として有名なので以前から行きたいと思っていた。頂上近くまで車で登れたので拍子抜けだった。展望良し。頂上はお花畑だが今は全然ない。ここも花の時期にまた来てみたい。(小野田)

11月10日~13日 四国遠征:石鎚山・瓶ヶ森・伊予富士・笹ヶ峰  苫米地、根田

■11/10(移動日)静岡発9:40=11:00道の駅もっくる=20:00道の駅木の香(車中泊)

11/11(石鎚山・瓶ヶ森)道の駅木の香7:15=土小屋8:00…9:35二ノ鎖下…10:05三ノ鎖下…10:20弥山…10:40天狗岳10:50…11:00弥山11:15…11:30二ノ鎖下…12:40土小屋=瓶ヶ森登山口第1駐車場13:50…14:05瓶ヶ森避難小屋14:25…15:00瓶ヶ森15:20…15:50瓶ヶ森避難小屋(素泊り)

11/12(伊予富士・笹ヶ峰)瓶ヶ森避難小屋6:15…6:40瓶ヶ森第1駐車場=伊予富士登山口7:40…8:30伊予富士8:35…9:15伊予富士登山口=笹ヶ峰南尾根登山口10:05…11:55笹ヶ峰12:20…13:40笹ヶ峰南尾根登山口=15:30道の駅マインドピア別子(入浴)17:00=20:45淡路SA(車中泊)

11/13(移動日)淡路SA5:00=10:20道の駅もっくる=11:30静岡着

◎石鎚山  所要時間:4時間36分  歩行距離:8.9km  獲得標高:560m 天気:曇り

★前夜、松山道で大事故があり、そのあおりで約2時間以上の渋滞に巻き込まれてヘトヘトに。そのぶん車中泊でもよく眠れて元気回復。土小屋から二ノ鎖下まではとても歩きやすいハイキングコース。二ノ鎖から弥山までは気の抜けない鎖登りで久しぶりに上半身の力を使いました。弥山から天狗岳までも岩稜が続くので気が抜けません。天狗岳ピストンを終えてやっと一息です。空は曇り基調で冷たい風が吹いていました。これから目指す瓶ヶ森を確認してから下山開始。下りは鎖ではなく巻き道を使って楽々土小屋へ到着。平日なのに多くの登山者とすれ違い、さすが百名山だと思いました。(苫米地)

★天気もよく、土小屋から歩く。モミ、ツガ、ミズナラの林の中を歩き、途中ベンチ1、2では笹林からみる高知方面の眺めを楽しみながら、天狗岳の山様がだんだんと近ずいてくるのが分かる、ベンチ3からは稜線上にある公衆トイレ休憩所の小屋かみはじめもう一息、ここで休憩後、二の鎖、三の鎖と選択してのぼる、しみ出だ水が凍っているところあり、いやなのでトライアングルの鎖の足かけて登りました。途中ひとりの女性がこの鎖を使って降りており聞くところによると、巻きルートはあきたので今回は鎖場を使っているとのこと。石鎚山(弥山)に着いたところで休憩後。神社に御参りして空荷で岩稜になっている天狗岳まで往復、頂上では西条の町から瀬戸内海、高知側の山並みと太平洋を見て、次に行く瓶が森の稜線そして同道を下山しました。(根田)

◎瓶ヶ森  所要時間:2時間2分  歩行距離:2.5km  獲得標高:236m 天気:晴れ

★石鎚山から土小屋へ下山後、一休みして瓶ヶ森へ移動。重いテントを背負って瓶ヶ森避難小屋へ。わずかの歩きで楽々でしたが、なんと!あると思っていた幕営地がなし。「山と高原地図」私の2024年版には幕営地のマークが付いていましたが、根田さんの2025版では消えていました。やむなく避難小屋に泊まらせていただきました。軽装で瓶ヶ森山頂までピストン。午前中はイマイチだった天気が好転して素晴らしい景色を堪能することができました。夕食後には石鎚山山頂に沈む夕日も見ることができて言うことなしの1日でした。根田さんは小屋の中に蚊帳のようにツェルトを張って寝ていました。それでもけっこう寒かったそうです。(苫米地)

★瓶ヶ森駐車場からテント泊の予定でしたがテント場がなく避難小屋に荷物を置いて瓶ヶ森を往復しました。膝下くらいの熊笹の中を30分程度の登りで頂上へ。ここでも西条の町から瀬戸内海、高知側の山並みと太平洋を見て写真をとりながら小屋にもどりました。時間があったので夕闇にせまる石鎚山の写真をとりました。小屋はとってもきれいに整理整頓ができており、2人で山話をしながら夕食をとり、ゆっくりした時間を楽しみながら床につきました。翌朝、登山口へ30分程度の下山(根田)

◎伊予富士 所要時間:1時間41分  歩行距離:3.0km  獲得標高:229m 天気:曇り

★四国遠征3座目は伊予富士です。今回の遠征では一番容易に登れるので朝イチにはもってこいの山でした。しかし富士の国静岡からやってきた身として解せないのは、なぜこの山が富士なんだろ?という疑問です。富士と名乗るからにはその土地でどこからでもそれと指呼できるくらい独立不羈の目立つ山であって欲しいし、🗻型のお山であって欲しい。でも伊予富士はなんで?という感じでした。讃岐富士の方が標高は低くてもよっぽどどれらしく見えると思うのだが。

★東黒森登山口には駐車場がなく路肩の空きスペースに止めました。(先行で1台止まっていましたが登山中に会いませんでした)登山口からL字型の1時間程度ショート山行、小川を渡り、トラバース気味に一気に稜線へ。ここも熊笹の中を伊予富士頂上へ、高知側の眼下に見える山肌は紅葉が綺麗でした。頂上で地図を広げようとすると、苫米地さんから次にいく笹ヶ峰について説明してもらう。やたら遠くみえる。あっという間の下山。(根田)

◎笹ヶ峰 所要時間:3時間38分  歩行距離:4.0km  獲得標高:743m 天気:曇り時々晴れ

★短いながらも急登の山でした。下部は樹林帯から落葉樹林帯までつづら折れ無しの直登で、ロープが設置してある急登部分と丸太ベンチが置かれた緩斜面が交互に現れます。上部は一面の笹原を直登していきます。急登で息が切れますが、下部ほどの傾斜ではありません。笹ヶ峰の名に恥じない素晴らしい眺望の山でした。

★笹ヶ峰南登山口から急登、いたるところにロープがベタ張りされていました。針葉樹から広葉樹に変わり、背丈のある熊笹の中で上をみると、苫米地さんの姿がみえず置いていかれる始末。頂上直下で老夫婦に会い。そこが頂上だといわれ頂上へ。ここも360度の視界、石鎚山方向には怪しい雲がかかっていて気になる。景色を堪能したあと下山しました。安倍奥の八紘嶺のような山でした。(根田)

◎全体感想

★昨年の四国遠征(三嶺~剣山)に続く第2弾です。今年は根田さんを誘ってのユル旅になりました。昨年は長い縦走を楽しみましたが、今年は林道を駆使しての短距離ピストンの連続です。晴天には恵まれませんでしたが瓶ヶ森からの石鎚山、しまなみ海道、笹ヶ峰からの太平洋などの眺めは見事でした。残念ながら最後の東赤石山は天候不順の予報のためにとりやめましたが、3泊4日の楽しい山旅でした。狭い車中泊や避難小屋泊りにも文句ひとつなくお付き合いいただいた根田さんに大感謝です。(苫米地)

★ 苫米地さんから声をかえられて一つ返事で行ってきました。久しぶりに「山と高原地図」を買って行きました。私が高校生のころ(約50年前)文化祭をさぼり故郷の相生-岡山からフェリーに乗り高松経由で面平から石鎚山に登った記憶があり、鎖場からみる山姿は同じでした。今は瀬戸内海には3本の海橋が出来ています。石鎚山麓の南側には舗装された林道ができて交通の便はまったくよくなっていました。又、笹ヶ峰は会社員のとき健康保険のトレーナーさんが松山出身の人で、家族で笹薮の中を登った写真を見せられ、気になる山でした。最後に予定していた東赤石山は登れませんでしたが、苫米地さんには山に居る時間よりも車の運転の方が長くなりとても感謝しています。緻密な山行計画についても。その分私は初めての明石大橋の通過。道中松山道の事故でインター閉鎖。土居で下り11号が渋滞、やっとの思いで道の駅木の香りでの車中泊、行きの吉野川支流沿いの紅葉、UFOラインの紅葉、山小屋での山談ができた事。あと、帰り道の駅マイントピア別子での温泉、うどんの軽食(讃岐うどんでなく普通のうどん)、道の駅もっくるでのおいなり弁当。あっという間の山旅でした。又の機会を楽しみにしています。(根田)

11月15日 月例山行:岩登り(立岩RCT)  根田、苫米地、鈴木、小野田、安陪、小田、永井

■内容は装備点検、ハーネスの装着、ロープの結び方、支点の構築、懸垂下降とトップの確保、セカンドの確保、トップロープでの練習

9;00に立岩裏の駐車場に参加者集合、豊川用水路横で準備体操後、ハーネスの装着を実施レッグループ等にねじれがないかなどを確認して着装、ウエストベルト閉め状態(増し締め実施)、ビレイコードに環付カラビナと8環またはATCガイドの装着(ガイドをはずさすロープセットができるこの確認)ロープの結び方ではセルフピレイーコートの着装、タイインポイント2箇所を通し環付カラビナの着装。メインロープでの8の字結びでの着装後、中間結び(バタフライノット)、シュリンゲ(6mm)によるブーリン結び、マシャー結び(フークッショノット)利き具合の確認。懸垂下降時のメインとのバックアップでの取り付け(今回はピレイループに下降器を着装した練習をするため、バックアップロープは下降器の上に結ぶことを再確認しました)その後、全員で頂上に移動して9mmのロープと8mmロープを2箇所に固定した。5mほど懸垂下降を実施、初心者、習熟者をまじえて、セルフビレーコードをし下降器のセット、バックアップのセットし、セットする手順の確認、私は下降終了点でから下降者終了点でセルビレイの確認とブルージックによる登り返し手順の確認をした。ダブルロープでの懸垂はデモのみ. 昼食後、30mの懸垂下降を実施。下降接地点からの終了の声が聞こえないので、ロープのテンションが緩んだ後、次の下降者をおろしました。その後西壁下部面で2本のトップロープでのATCによるトップの確保と岩登り体験を各自おこないました。セカンドの確保についてはデモのみ。15:20

★久しぶりに会員同士での岩登り練習でした。頭で考えるより岩の前でみなさんと声をかけながらの練習ができてよかったです。岩場ではお互いの確認が必要です。今回は初めての人、1年ぶり、数年ぶりの会員に参加してもらい楽しかったです。今後多用している8mmロープでのフリークッションノットの試行をしてみます。グローブはワークマンで売っている皮手袋で十分です。私はクライミングシューズを新調したのですが使いませんでした、今度の機会に。(根田)

★懸垂下降、プルージック・マッシャー・エイト結びなどの基本的な訓練をした。頭の中では判っているつもりでも、実際に岩場でやってみると不安な所もあり再確認できた。講師の根田さんの丁寧な説明、ありがとうございました。(鈴木)

★昨年に続き2回目のクライミング、最初に装備点検、自己確保、ロープワーク等の基本的な事項を皆で確認し合った。立岩の感想はアクセスもし易く、眺望も素晴らしいし、場所によって傾斜に違いもあるから色んな場所からクライミング出来る凄く良い場所だと感じた。皆で指摘し合って一体感のある講習、山岳会ならではの貴重な時間で有意義な1日でした。是非また行ってみたいと思います。根田講師を始め、下見から当日の準備まで皆様有難うございました。(小田)

★久しぶりの岩登り。初めは基本のロープワーク。暫くやっていなかったので色々忘れている事もあり復習ができて良かった。懸垂下降をして、一本だけ岩を登った。また岩登りをしたくなった。快晴で風も無く暖かい気持ちの良い日にゆっくり練習ができ楽しかった。(小野田)

★初めての岩山であったが、みなさまの丁寧なご指導のもとで安全に活動する事ができました。習得した技術や自身の感覚を更に磨き、山行のバリエーションを増やしていきたいと感じました。また、30年後の65歳になった時においても、クライミングが可能となるように、身体能力の維持に努めていきたいと思います。同行いただいた皆様と有意義な時間を過ごせたことに感謝致します。(永井)

★両股人口関節のため、無理な稼働は脱臼するため、10年以上岩はしなかったが、やはり基本的なことは復習した方が良いだろうと思い参加させて頂いた。実は、家でちょっとロープワークを練習して参加した。やはり外岩は気分が良い。根田さん、苫米地さんありがとうございました。(安陪)

★気持ちの良い秋晴れのもと、陽光を浴びて「あーだ、こーだ」とロープワークや懸垂下降、トップロープクライミングに興じた楽しい一日でした。昨年の豊田(南山)に比べて近く、初心者でもロートルでもとっつきやすい立岩は講習会にうってつけです。上半身が発達している小田さんは普通の靴でバリバリ登り、身のこなしがしなやかな永井さんはスルスルと、安陪さんや小野田さんも久しぶりのクライミングを楽しんでいたようです。ロープワークの確認や懸垂下降に多くの時間を割いたためにクライミング自体の時間は少なかったので、物足りない方も多かったと思います。立岩は事故やマナーの問題で一時使用禁止になっていましたが、地元山岳会の努力により届け出制で使用が再開されました。この間、根田さんには情報収集や使用申請の届け出など、いろいろなお骨折りをしていただきました。立岩でのクライミングをしてみたい方はいつでも(土日に限らず)根田さんにご連絡ください。よろこんで同行していただけると思います。(苫米地)

11月19日 愛鷹連峰:位牌岳  加藤

■自宅発3:10…大棚の滝手前4km地点…6:45自宅着

★新しい靴だったので靴擦れになってしまい断念し下山しました。