令和3年度 第14回定例会ニュース


1030日 高木山(岐阜県美濃加茂市) 高本

★高木山は地元のクライマーによって以前から登られていたが、ネットに情報が載るようになり、最近登る人も増えてきたらしい。高木山は300m程の低山だが、各所に岩場が連なっている。その1区画がゲレンデとして開発されていた。スペースは狭いが4ヶ所のゲレンデがあり、トポ図によると合計22本のルートがある。岩質はチャートで所々脆い。5.6から5.10台と比較的グレードは低めだが、新しい岩場らしくクラシックなルートに比べ、グレードは辛めだった。5.10bのルートをトップロープを張り、ユマールを使って何度も挑戦したが、一度もノーテンションで登ることが出来なかった。さらに尾根は岩稜帯になっていてトップロープを張るのも苦労した。捨て縄やカラビナも準備していた方が良い。ロープ持参の岩稜歩きや雪が積もればアイゼンワークのいい練習が出来そうだった。この日は3本のルートを登ったが、まともに登ることが出来たのは一本だけだった。地形上は平野部から山間部に移り変わるエリアになり、のどかな場所で、名古屋からのアクセスも良い。自分には手強い岩場でしたが、近場でいいゲレンデを見つけることが出来ました。

11月6日 高木山 高本

★前回とはゲレンデを変え、楽しみました。天気はよかったです。

11月6日 竜ヶ岳 赤石、他2名

★天子山塊の一番北にある竜ヶ岳に登った。本栖湖畔の青少年スポーツセンターの広いキャンプ場の駐車場から歩き始める。尾根道はよく歩かれていて登りやすかった。途中、東屋のある広場から展望が広がる。ここでドローンを飛ばしている人や犬を連れて登ってきた人などに会う。東に富士山が見えるがやや雲がかかっている。この日きれいな富士山の全景を見ることはできなかった。丸い山頂を目指して登る。新道分岐を過ぎて山頂に達した。大勢の登山者がそれぞれに休んでいた。久しぶりに賑やかな山頂に立った。ゆっくり休んでから下る。新道分岐からやや北方向に道が降りている。登ってきた道とは林相が変わってやや急な斜面には巨木が並んでいた。こちらのコースへの下山者は少なかった。GPSのデータで休憩1時間を含めて4時間40分、登り、下りの標高差は約600m、6.5キロ、ペースは90~110%標準だった。登り残していた山をまた一つ登った。

11月7日 日光白根山 苫米地、他1名

■日光だいや川公園キャンプ場6:30=7:30日光白根山ロープウェイ山麓駅8:00+++山頂駅8:30…10:50日光白根山山頂11:30…11:45山頂に引き返す…往路を戻る…13:15山頂駅+++13:40山麓駅14:15=19:00自宅

★ 息子が栃木市に転居したので様子を見に行くついでに日光で観光と登山をしてきた。前日は中禅寺湖までドライブして男体山の登山口と駐車場を偵察し、華厳の滝と東照宮を見物した。紅葉は盛りを過ぎていたが修学旅行の小学生などで溢れていた。東武日光駅で息子と別れて、今市まで戻って日光だいや川公園キャンプ場(2ヵ月前に予約した)でテント泊。キャンプサイトが日光街道の裏道沿いだったため、車の騒音に夜更け過ぎまで悩まされた。翌日は男体山に登る予定(プランA)だったが、帰路の渋滞が懸念されたため日光白根山(プランB)に目標を変更した。いろは坂は朝から車で一杯だった。中禅寺湖から戦場ヶ原を抜け、金精峠を越えて群馬県側の日光白根山ロープウェイ駅へ。無雪期の営業最終日だったが駐車場はまだ空いていた。8時改札開始で並んだのは30名ほどだった。スキー場はオートキャンプ場にもなっているようで、空中から見下ろすと歩きで登っているパーティーもいた。雲一つない快晴で山頂駅からは白根山の西斜面が良く見える。しばらく散策路のような整備された道を歩くと30分ほどで山道へ入る。道は白根山の西側斜面を南へ南へとトラバースしながら登っていく。1時間半ほどで山頂から南側に延びる尾根上に出て樹林帯を抜ける。素晴らしい展望が開けて頂上も指呼の間だ。火山礫の道をしばらくたどると山頂部に到着する。残雪はところどころあるが南斜面なので凍結している場所はなく、傾斜も緩いので滑り止めは必要なかった。山頂部は火山性の岩が累々としていて狭いので北側の草地で昼食をとる。瑠璃色の五色沼、中禅寺湖と男体山、夏に行った尾瀬、周囲は見渡す限り山々山だ。以北最高峰だそうでどうりで眺望がよいはずだ。関東平野方面からは雲が湧いてきて富士山は残念ながら見えなかった。下山路は北側の弥陀ヶ池方面にとったが北斜面で凍結していた。登ってきたパーティーの話では岩稜の急斜面で滑り止めがないと危ないとのこと。パートナーは滑り止めがなかったのでアッサリあきらめて山頂に戻り往路を下る。難なくロープウェイ駅まで下山するとここも修学旅行の小学生で溢れていた。早々にロープウェイで下山したがパートナーが山頂駅のWCにトレッキングポールを置き忘れたとのこと。駅で相談するとすぐに見つけて20分ほどで持ってきてくれた。感謝!帰路は沼田ICから関越道へ、高崎JCTから上信越道へ、小諸から中部横断道へ、長坂ICで中央道へ、双葉JCTから再び中部横断道をへて渋滞なし約5時間で帰宅することができた。高崎JCTから松井田方面はものすごく長く渋滞していた。2日間で走行距離は約800kmだった。遠方の山だったが楽なルートで渋滞にもハマらなかったので運転も苦にならなかった。プランBに変更して正解!

11月14日 月例岩登り 立岩 高本、苫米地、根田、村松、堀、小野田、根本、赤石

★山岳会の月例山行で岩登りの練習に行った。髙本さんのリーダーで恒例の基礎訓練を行った。9時前から岩場で練習を始め3時頃終わった。岩登りの練習は久しぶりなので、ロープの結び方、懸垂下降のロープワークなど基礎の部分を確認の後、トップロープをセットして20~25メートル程のルートを2本登った。久しぶりの外岩で自然の岩の感触を味わった。20メートル以上の懸垂下降も行って一日を終わった。好天気で昼食には苫米地さんが豚汁を作ってくれた。岩場の上からは街が広がっているのが見渡せる。東海道線が東西に通っていて長い貨物列車が西から東に走っていった。練習が終わってから会の装備点検でロープの確認を行った。久しぶりに大勢が参加した山行だった。(赤石記)

★2年ぶりの岩登り。西壁でゆる~くクライミングと思っていたが、予想外に人が多く正面壁を登ることになった。長いルートだなと思ってはいたが、やはり途中でバテた。下ろしてもらおうと思ったが、ロープが引っかかって下りられず、結局上まで登る羽目に。指が曲げられないほどパンプしたのは初めてだった。週1でトレーニングしている80歳の赤石さんは、難なく上まで登っていた。継続は力なりである。昼食は苫米地さんの豚汁を皆で囲んで、楽しいひとときだった。(根本記)

★久しぶりの岩登りで、全く登れなくなった事、挑戦する勇気も出なくなってしまった事を痛感した。岩登りも懸垂下降も、人のを見ながら、ずっとトライすべきか否かと心が千々に乱れ揺れていた。結局2回だけ易しいガバだらけの壁を登った。一本目は壁の下半分で少し怖がりながらも何とか終了。午後同じ壁の2ピッチ目は終了点間近の出っ張った岩に、ガバを掴みながらも自分の重い体を上げられず、集合時間も迫っていたので諦めてしまった。昔はかなり粘って色々考え何とか登ろうと努力したのだが…。また練習をしてもう少しは登れるようになりたいと思う。(小野田記)

★左肩と左薬指の怪我で登れないので立岩のてっぺんで豚汁を作ってみた。他のクライマーさんに呆れられた。(苫米地記)

★肩が万全ではないので無理せずに装備点検だけにしました(村松記)