令和3年度 第20回定例会ニュース


2月5日、6日 焼岳、上高地スノーハイク 堀、他2名

★初日の焼岳はホワイトアウトで途中で引き返した。翌日上高地まで往復した。新しい釜トンネルはきれいだった。

2月5日 北八ヶ岳 山スキーで池巡り 苫米地、小野田

■静岡発5:00=7:30竜源橋8:00…10:45将軍平…11:55亀甲池…12:50天祥寺原…14:30竜源橋=小斉の湯=19:00静岡着

★大学時代に山スキーで歩いたエリアを新調したスキーで再訪した。竜源橋の駐車場は除雪されてなかったので、竜源橋手前300m付近のチェーン着脱所?に駐車する。予報はそれほど悪くはないものの空は暗雲に覆われ寒気も厳しい。一人だったら引き返していただろう。蓼科山からの下山ルートに使う人がいるらしく幸いトレースはしっかりついている。スキーを担いでゆっくりと将軍平分岐まで登る。ここで蓼科山からのトレースが消え、スキーに履き替える。ここから天祥寺原まで周囲が開けて蓼科山が姿を現す。気持ちがよい雪原にシールを効かせてスキーで縦横自在に走破するのは、山スキーのだいご味だ。天祥寺原で右に折れて亀甲池へつづく谷筋をたどる。たどり着いた亀甲池は雪景色の森と山に囲まれた井戸の底のような場所だ。気温は-15度ほどだが時折青空がのぞき陽射しも射して神々しい。残念ながら計画より1時間半の遅れでここから往路を引き返す。微妙にアップダウンがあるのでシールをつけたまま下山する。将軍平分岐をすぎて谷が狭くなったところでスキーを外した。ここからはつづら折れの雪道で多分無雪期より歩きやすい。天候も回復しつつあり、ダイヤモンドダストがキラキラ輝いている。学生時代は天祥寺原に2泊して周囲の山を登り、滑って遊んだ。今回はその気分を少しだけ味わうことができた。もう少し山が春めいて来たらまたゆっくりと訪れたい。今回あいにくの天候の中、付き合ってくれた同行者に感謝!(苫米地記)

★残念ながら、ほぼ一日中小雪が降り曇っていて寒かった。初めの2時間林の中をスキーを担いで登った。時々急な所がありトレイルも狭く、スキーを着けていたら厳しい所だ。だがやはり重くて大変だった。なだらかな所でスキーを着けた。なだらかでも私は歩くのが遅く予定時間を大幅に過ぎていたので亀甲池までとなった。予定行程の半分位だが、疲れていて私にはそこまでで充分だった。亀甲池に着くと少し青空が覗き始めた。風は弱かったが寒くて長くはいられなかった。下り途中の疎林で青空が時々見え日光が射し込み、とてもきれいだった。up, downが多いのでずっとシールを付けたまま下った。私にはこんな林の中で山スキーをするのは無理だと思った。雪の北八ヶ岳を歩けるだけで嬉しかったが、もっと楽に登れて青空の下、暖かい日を浴びながらのんびりできたらなあと夢みた。(小野田記)

2月6日 参謀本部山 赤石、鈴木、小野田、他1名

■上平登山口(9:15)→長妻田(16:00)

★登山口がわからず、しばらく探す。、民家の前をとおり 畑にリボンがありそこから、尾根に向かいジグザグに登る。尾根に出ると鹿よけの柵らしきものがあった。尾根から700mまでかなり急な登り、しかもザレている。下りには、ロープがないと大変かも、参謀本部山までは尾根沿いに歩いていたが。途中林道工事で登山道が寸断され林道を歩く。林道から切土した法面を這い上がり権七峠、参謀本部山をピストン、頂上は、山名の看板もあり、伐採されていて見晴らしも良い。駿河湾、竜爪山から真富士山の稜線が一望してみえる。権七峠まで戻る。破線の登山道がなくトラバースしたり、藪漕ぎしたり苦戦。多分林道を歩けば普通の登山道だったかもしれない。

感想: 赤石さんが変わった山名の山に登られるとのことで同行させて頂きました。権七峠から道がわからなくなり、ビバークかもと思うと焦りました。もっと冷静に判断できたら。ハラハラしましたが、みんなで協力して無事下山することができました。スマートフォンの地図情報にも助けられました。とても、私一人では行ける山ではないと思いました。(鈴木記)

★この山は玉川キャンプ場近くにある。長熊集落の上平から登り長妻田集落の栗駒に下山した。車2台で行き登山口、下山口に置いた。上平からの登山口がなかなか見つからなかった。地形図の道は廃道になっていた。いつもながら集落からの道を探すのに苦労する。道は植林地の急登から始まった。途中伐採地までは山道があったがそこから上からはざらざらした踏み跡のような道だった。標高差約500mの登りで尾根の上に出ると道はやや平坦になる。高圧線の鉄塔を過ぎると再び急登になる。やがて平坦な伐採現場を登ると林道に出た。道路の法面が切り立っていてまっすぐには山頂に登れない。林道を歩き権七峠が近づいたところで法面を這い上がった。峠から山頂までも伐採地の作業道を歩き二等三角点の山頂に着いた。山頂付近まで伐採されていた。この日、風はなく気温は零度前後、好天だった。安倍奥の山が遠望でき、竜爪山の双耳峰、市街地、駿河湾までが望めた。山頂からの下りも、道を探すのに苦労した。林道ができたので旧い山道が付け替えられたようだ。急な植林の中、踏み跡を探すようにトラバースしてようやく道に出た。この下りも急峻でまっすぐ下っている。両脇の笹をつかみながら下った。下るにつれて道は歩き易くなり、車を置いてあった伐採現場に降りた。巨大迷路を通ってきた感じだった。8.7キロ、標高差1100m、タイム6時間50分だった。(赤石記)

★昨日苫米地さんに言われた通り、道が分かり難く大変だった。作りかけの舗装路で山道が無くなっている所も。急な登りのザレもある。近道をしてかなり急な法面を登って権七峠に。赤石夫人はどんどん登って行く。鈴木さんが「ロープを出そうか」と、だが赤石さんは「いらないよ」と。前のザレも法面もこんな所を登るなんて80代の人達がする事ではないなと驚き感心しながら着いて行った。頂上にはちゃんと山名の板が付けてあった。片側が切り開かれて展望が良い。快晴で日向にいると暖かかった。峠に下ったが林道が伸びていて地図にある道は無い。地図の道を探して、急な所を下ったりした。ちゃんと看板がある一般の人が登る山でこんな危ない所を歩く筈はない、舗装路をもっと下れば山道に繋がる所があるのではと思っていた。焦らずに自分でちゃんと確かめに行くべきだったと反省。初めての山は面白くもあったが道が見つからないまま暗くなったらと不安だった。赤石夫妻が度々こんな山行をしてらっしゃるのは凄いと思う。(小野田記)

2月12日 蓼科山 苫米地、堀部、堀

■静岡発4:30=7:00駐車場…女乃神茶屋8:00…10:40蓼科山山頂11:00…12:20女乃神茶屋…駐車場=小斉の湯=船山十字路(偵察)=17:00静岡着

★前週に歩いた亀甲池から見えた蓼科山は簡単に登れそうだったので、月末の阿弥陀岳南稜のトレーニング山行として企画した。メンバーはみなさん腰に問題を抱えた腰痛トリオである。三連休の中日とて駐車場が心配で前週より30分早く出発したが、中部横断自動車道の無料区間は土曜日早朝にもかかわらず車がいっぱいで思ったほど飛ばせない。案の定3台ほどの差で駐車場に入れずUターンして竜源橋ひとつ上のチェーン着脱エリアに駐車した。天候は高曇りで青空はないが風もなく、前週にくらべると随分寒さはやわらいでいる。冬でも登りやすい百名山なので車のナンバーを見るとずいぶんと遠方からの登山者も少なくない。当然トレースもバッチリでひざ丈の塹壕が延々と続く。なんのプレッシャーもなく登れるのが嬉しい。コニーデ型火山の蓼科山は基本的には登りは登り一方、下りは下り一方という単調な山である。斜面の緩急がかろうじて山に表情を与えてくれている。バス停からなだらかな雪道をたどると間もなく左手から女乃神茶屋駐車場からのトレースを合わせる。一段急登を越えるとまた緩やかな雪原となる。愛犬を連れた夫婦や明らかに初心者風の女性単独行者にも軽々と追い抜かれてしまう。腰痛トリオ大丈夫か?2156mを過ぎると珍しく少しの下りがあり、樹間から山頂部が覗く。ここから山頂までは約400mの登りだが、ジグザグがないほぼ一直線の直登で、しかもだんだん傾斜が強くなるのでけっこうシンドイ。早くも下山者がボツボツと降りてくるのとすれ違う。登りの登山者たちも斜度が強くなるにつれてあちこちで足を止めている。腰痛トリオも一気に登り切れずに露岩帯に出る手前で一服する。連峰の北端から見える八ヶ岳の眺望が素晴らしい。山頂部は編笠山のように大きな岩の堆積で無雪期は歩きにくいらしいが雪で適度にパックされて大変歩きやすい。凍結箇所もなくストックだけで危なげなく登下降ができる。山頂部は独立峰なのでさすがに多少風があり、薄日は射していたが寒かった。高本くんが奮闘中の穂高連峰に無事を祈って下山した。下る途中も続々と登山者が登ってくる。いったいどこに駐車したのかといぶかしむ。2156m付近まで降りてモグモグタイム。歩きやすい雪道をもうひとがんばりして登山口のバス停へ。アイゼンを脱いでのんびりと車道を歩く。あとは温泉に浸かるだけか。天気は良くなってきて陽光も射してきた。腰はみななんとか持ってくれたようだ。阿弥陀岳南稜の起点となる船山十字路の下見をして、狩人の「あずさ2号」を口ずさみながら春まだ浅い信濃路を帰路についた。(苫米地記)

★小野田さんが参加キャンセルしたのでみんな精神的にダメージが大きかったようだ。トレースがバッチリで歩きやすく、堀さんはチェーンスパイクとストックだけで登下降したが問題なかった。山頂部は寒かった。予定よりかなり早く下山したので阿弥陀岳南稜の取付きを偵察することができた。(堀部記)

2月11日~13日 涸沢岳西尾根から奥穂高岳  高本、他

★無事登頂出来ました。時より吹かれましたが、天気は良かったです。なんとか雪が降る前に下りることが出来ました。