5月18日 花沢山・満観峰 安陪
■ 用宗駅…花沢山…満観峰…小坂…用宗駅
★ 1/25000の地図には花沢山、満観峰の稜線には登山道が記載されているが、用宗駅から花沢山と稜線から小坂への車道までは登山道の記載がない。どのようなルートを辿っていくのか興味があり行ってみた。用宗駅に自転車をデポし、出発した。登山道は歩き易かったが、車道歩きが多く、暑い日であった。道の駅 宇津ノ谷峠から用宗駅まではIR東海の「さわやかウォーキング」のコースであった。
5月20日 阿知ケ谷アルプス(島田) 小野田、他2人
■駐車場9:20—9:45白岩寺山公園9:55–10:00地蔵山–10:20金谷沢山–10:40八幡山—10:45パノラマ台11:30—11:45三石山11:58—12:10パノラマ台12:30—12:38立石稲荷12:50–13:20 駐車場
★テレビで見て初めて知った島田の低山。南の白岩寺から北の立石稲荷まで低い山の連なりでアップダウンが多い。急な坂もある。登山口から20分程の白岩寺山公園はベンチがある広場で展望が良く年配の人々が憩っていた。最も高い八幡山は211m。樹林の中だがそこから数分北東に下ると展望が良いパノラマ台に出た。残念ながら富士山は雲に隠れて見えなかった。ベンチとテーブルが備えてあり7人位先客が居た。微風が吹き非常に爽快だったので皆長居をしていた。八幡山に戻り今度は西に向かう樹林の中の細い道を下って三石山へ。標識から更に下ると浸食されて大小の穴が開いている大岩が数個あった。ここには誰も居なかった。登り返しまたパノラマ台で休んでから立石稲荷に行った。やはり大小の穴が開いた大きな岩が祭られている。その岩の上には木が生えていた。神社を下ると登山口。道路に出て川沿いを歩いて車に戻った。低山でも一歩入ると自然があり爽やかな5月を満喫できた。
5月20日~22日 小浅間山・浅間山・湯の丸山 赤石、安陪、他1人
★ 20日 小浅間山 静岡を5時半に出て小浅間山の登山口、峰の茶屋に9時半ころ着いた。曇りで霧の立ちこめた天気だった。きれいに整備された登山道がついている。樹林帯からやがて火山のスコリアのざらざらした歩きにくい道になり上りつめると小浅間山東峰に出た。広い丸い山頂だった。霧で周囲の何も見えない。踏み跡を辿って西に向かうと西峰山頂の看板があり二つの山頂があることがわかった。ここからは目の前に浅間山の本体が大きく見えるはずだが霧で見えない。30分以上も待ったが霧は晴れない。同じ道を下山した。山で7~8人と会ったが下山では30人ほどの団体とすれ違った。「峰の茶屋」で蕎麦を食べてから「鬼押出し園」に寄った。大きな火山弾の押し出しの中を歩いて、江戸天明期の噴火のすごさを感じた。小諸市に宿をとり、宿の近くにある藤村ゆかりの小諸城址「懐古園」を巡った。二の丸跡の石垣の前に牧水の「かたはらに秋草の花かたるらく ほろびしものはなつかしきかな」歌があった。小諸は落ち着いた良い街並みだった。
21日 浅間山 宿から40分ほど走り車坂峠の登山口に着いた。高峰温泉のすぐ近くだ。日曜日で、シーズン始めの登山者の車で一杯だった。浅間山は今、火山活動中で警戒レベル2が出ている。このために火口から周囲2キロの範囲は登山が禁止されている。かつては黒斑山から先は規制されていて登れなかった。登山路は旧い火山の外輪山を回って歩くようについている。最初のピーク「トーミの頭」から浅間山に向かって黒斑山、蛇骨山、仙人岳、鋸岳まで続く。ここの岩峰の右側を巻きながら広い火口原の台地へ下りる。岩峰の火口壁を下る急なへつりは「Jバンド」と呼ばれていて慎重に下った。下りると広い火口原で草原や大きな唐松の林の中を歩く。平坦な下り道の1時間ほどの歩きはとても気持ちよい。途中から左に別れる浅間山の前衛峰、前掛山への道はレベル2の規制中のため止められていた。湯の平口で浅間山荘から登ってくるもう一方の登山路と交わる。この分岐点から右に火口壁の「草滑り」と呼ばれる小笹の中の急登、約300メートルを一気に登り返して「トーミの頭」に戻った。車坂峠からここまでの登りは谷筋の道を来たが、下りは尾根筋の道をとって駐車場に戻った。天気のよい日曜日で多くの登山者と会った。
山行中いつも目の前に浅間山の本体がどっしりと大きくそびえ、縦に筋状の谷がえぐれている。見る角度と日の光で変化する山の姿を登山中ずっと楽しんだ。
22日 湯の丸山 この山は尾根をたどると浅間山に連なっている。登山口の地蔵峠にはスキー場があった。スキー場の草原の上から登山道が始まる。リフトの最上部からはよく歩かれた幅の広い道が案内してくれる。平坦な道を歩くと山頂まで800メートルとの標識があり、ここから先は石のごつごつした急な登りになる。歩きにくくようやくの思いで丸い山頂に着いた。三角点のある山頂は東に10分ほど歩いたところにあり三等三角点の新しい標石があった。湯の丸山山頂より三角点の山頂は2m程低かった。ゆっくり腰を下ろして周囲の景色を堪能した。遠くは薄く雲がかかっていて山座の同定はできなかった。山頂からの下りは別のコースをとり烏帽子岳分岐の峠から下りた。こちらも山頂から800メートルの距離までは石のごつごつ下な急な下りだった。途中草原の中の池塘のような湿地帯に寄ったが水は涸れていた。1時前に終車場に戻り、今回の山旅が終わった。 (記 赤石)
★5/20 峰の茶屋⇔小浅間山
小浅間山は峰の茶屋から1時間ほどのところにある。今回の山行は色々な角度で浅間山を見る山行である。小浅間山山頂でガスが晴れるのを待ったが、なかなか取れないので、残念ながら下山した。その後、鬼押し出しへ行った。
5/21 車坂峠⇒黒斑山⇒Jバンド⇒湯の平高原⇒トーミノ頭⇒車坂峠
かつて積雪期に黒斑山に行き、黒斑山から縞模様の浅間山が素晴らしかった。今回は黒斑山から外輪山を巡り、Jバンドからすり鉢状の湯の平高原に飛び込み、再び300m程を登り返し、トーミノ頭へ。そして車坂峠に戻った。雄大な浅間山の懐に抱かれた山行であった。
5/22 地蔵峠⇔湯の丸山
湯の丸山は山スキーで来たが、無雪期は初めてであった。湯の丸山から三角点のある北峰へ行き、再び湯の丸山へ戻り、烏帽子への鞍部に下り、そこから湯の丸山の山腹をトラバース気味に地蔵峠へ下りて行った。このトラバース道の雰囲気は素晴らしかった。(記 安陪)
5月21日 竜爪山 田島
■ 自宅7:15…9:07王峠…10:27高山…11:38穂積神社…12:39薬師岳…12:58文殊岳…13:37薬師岳…14:09穂積神社…15:27高山…16:13王峠…17:42自宅
★ 天候:曇り時々小雨。アクセス:今回は自宅から歩きましたが、農道の終点に3~4台分の駐車場あり。コース状況:危険な箇所はありません。王峠から高山までは薄暗い植林帯で、指導票が無く注意が必要。蜘蛛の巣はありませんでした。感想:暑くなる予報でしたが高山から先は完全に雲の中、涼しかったですが、展望は無しでトレーニングのような山行になりました。(山レコ記載記事より苫米地が抜粋)
5月21日 大菩薩嶺 苫米地、他1人
■静岡6:00=車=8:15大菩薩湖北岸P8:30…上日川峠8:55…9:20福ちゃん荘…10:25雷岩…10:30大菩薩嶺山頂…10:40雷岩10:50…11:15賽ノ河原…11:30大菩薩峠11:40…12:20福ちゃん荘…13:05展望台…13:20大菩薩湖北岸P=車=14:05大菩薩の湯14:50…17:00自宅
★ 今回はかみさんのリハビリ山行として、アプローチが短く、日本百名山のうち10番目に容易とされる大菩薩嶺へのハイキングへむかった。早起きはまだ無理とのことで6時自宅発としたが、首都圏近郊の百名山、しかもGW後初めて好天が期待される週末なので、駐車場に入れるかが最大の懸念材料だった。自宅から約2時間のドライブで登山口の上日川峠に到着。案の定、峠の駐車場は満車で、交通整理の方が1台1台の車に第4駐車場の地図を渡して説明している。どれだけ離れているのか心配だったが、「ここまで10分」という話でひと安心。第4駐車場は大菩薩湖北岸駐車場のことでかなり広く、まだ半分ほど空いていた。簡易トイレも2基用意されている。実際歩いてみるとほんのひと登りで自然観察路の木道に達し、美しい自然林の中を水平移動すれば間もなく上日川峠だった。ここでトイレを済ませて再スタート。舗装された細い車道の脇の山道をたどる。多少のアップダウンはあるがよく整備された黒土のとても歩きやすい道だ。約20分で福ちゃん荘だ。ここから道は二つに分かれ、唐松尾根を登路にとる。しばらくはゆるやかな登りが続きガスの中にときおりミツバツツジの紅色がボンヤリと浮かびあがる。道が岩がちになり斜度がキツくなると間もなく主稜線の雷岩へ飛び出す。多くの登山者が休憩しているがそのまま左に折れて山頂へ向かう。ところどころ水たまりが残る傾斜のゆるい道を少し登ると山頂だ。樹林帯で眺望ゼロ。日本百名山と山梨百山の標柱が立っている。写真だけとって雷岩へ戻りひと休み。まだガスが濃くて眺望ゼロ。このあたりは風が強いのか根こそぎ倒された風倒木が目立つ。なかなかガスが晴れないがほんの少し青空がのぞいてきたので腰をあげ大菩薩峠へ向かう。途中、ようやく甲州側のガスが晴れ、カヤトに覆われたなだらかな山肌がはるか下方まで見渡せた。スタート地点の大菩薩湖、さらに下方の塩山の街まで雲の下にのぞいている。残念ながら富士山や南アルプスの眺望は得られないが、新緑とミツバツツジの紅色が美しいコントラストだ。賽ノ河原は旧題菩薩峠で古人がたどった旧道が今も残っている。この峠を有名にした中里介山の記念碑を過ぎるとまもなく介山荘が建つ大菩薩峠だ。登山客が大ぜい休んでいる。中には20名以上のガイド登山のグループも。山小屋の裏にはジムニーと軽ワゴン車が停まっていて驚く。下ってみると下山路はこれらの車が通行しているようだ。傾斜のゆるい登山道にしては幅の広い、轍もなくフラットな道を楽々と下ってゆく。ミツバツツジの紅色はさらに鮮やかに新緑に映え飽きさせない。難なく上日川峠に下り、さらに駐車場への途中、自然観察路の木道を展望台まで寄り道する。残念ながらまだ富士山の眺望は得られなかったが、新緑が萌える落葉松林はため息が出るように美しかった。帰路は大菩薩の湯に入って汗を流した。ぬるめの透明ですこし肌がヌルヌルする美肌湯だった。
大菩薩嶺は目立つ山容ではなく標高もさして高くはない。なぜ深田久弥は百名山に選定したのか。甲州街道の裏街道としての大菩薩峠の歴史性か。たぶんに中里介山の『大菩薩峠』によりこの峠が人口に膾炙されたからだろう。現代の登山者がこの長大な小説をどれだけ知っているかこころもとないが、逆に『日本百名山』に選定されたから今日の盛況があるのだろう。いずれにせよよく整備された登山路と駐車場(無料)と丁寧な案内は、登山初心者を案内するには言うことなしで百名山の名に恥じない。今回は1年以上ぶりのかみさんとの登山だったがおかげで無事楽しい山歩きを楽しむことができた。(山レコに写真あります。「べちら」で検索してね!)
5月22日 岩岳(安倍奥) 小野田、他3人
■7:55 正木峠—8:55地蔵峠9:15—10:32展望台10:40—10:45岩岳南峰1652m—岩岳北峰1682m11:10—11:20岩岳(南)—11:25展望台11:57—12:45地蔵峠13:15—13:55正木峠
★白ヤシオを見に岩岳まで行った。先ず樹林帯の新緑が美しかった。地蔵峠から白ヤシオとミツバツツジが少しずつ現れ、登るに連れ段々増えてきた。白ヤシオだけでなくミツバツツジも満開で木も多い。以前来た時は白ヤシオだけだった。こんな光景を見られると思っていなかったので感動。去年は白ヤシオも少なかったそうだ。他の登山者に教えて頂き、初めて岩岳南峰近くにある展望台に寄った。笹の入口から西へ細い道を下ると先端に岩が突き出ている。霧が濃かったので一端元の道に戻り数分で岩岳山に着いた。足腰が悪い友人達はここで充分と言い、南峰付近に留まった。私は1人で北峰まで行ったがそこまでの間もずっと花が咲いていて素晴らしかった。すれ違った人々に聞くと下十枚まで花が続いていると。もっと進みたかったが諦めて戻り、一緒にまた展望台に下り昼食をとった。丁度霧が晴れ周りが良く見えた。両横の斜面には白ヤシオとミツバツツジが群生していて素晴らしい。岩の下には新緑の森が広がり谷間の集落も見えた。その時は雲で見えなかったが晴れていれば南アルプスも見える。30分程するとまた霧が出てきたので下山開始。地蔵峠でも新緑の中で30分おしゃべり。 何度も来ているという登山者によると今年は特に花が多く綺麗だとの事。これ程豊かな花の見頃に来られて本当にラッキーだった。夜、マダニがしっかり私の皮膚に噛みついているのを発見! 余分なおまけ付きだ~~。
5月25日 下十枚山(安倍奥) 小野田、他1人
■正木峠10:47—11:35~45地蔵峠—12:45南岩岳—12:58北岩岳13:20—13:45下十枚山—14:10友と合流—14:25北岩岳—14:45南岩岳—展望台15:00—15:50地蔵峠16:00—16:40正木峠
★月曜に見た素晴らしい花の情景を友達にも見て欲しいし私もまた見たいので同行した。⑧の標識を少し過ぎると先日見た岩の展望台と斜面に咲くツツジが見えた。たった2日過ぎただけなのに低い方ではもう大分花が落ち枯れてきていた。上部はまだ綺麗で良かった。友人も一旦は岩岳から先に進んだが急な岩の下り部分で膝が悪いため諦めた。私は先日見落とした下十枚まで登った。岩岳までは白ヤシオが多かったがその先は減っていた。ミツバツツジは下十枚手前が特に多かった。様々な苔や面白い形の木があり友人は写真を撮るのに夢中で待ち時間を楽しんでくれていて良かった。他の友人にも勧めこの2日後に彼らも岩岳山まで登りお花見を楽しんだそうだ。