令和5年度 第5回定例会ニュース


5月28日 みどりの道パトロール:十枚山・大光山 

                堀部、高本、(苫米地、田島は十枚山まで)

■中の段8:10…8:30直登分岐…9:50十枚山山頂…大光山…十枚山…14:45中の段

★これまでで最速で実施できた。倒木処理も行った。ツツジやシロヤシオがきれいだった。また秋のシーズンにご協力をお願いします。(談 堀部)

★今回は春のみどりの道パトロールである。堀部、高本さんのペースが速く、早々においていかれる。それでもヒル多発地帯とて必死に足を運ぶ。涸れ沢を横断する手前でお二人に追いつきひと休み。山頂直下はまさに直登コースの名に恥じない急登になるが、赤いツツジが新緑に映えて元気づけられる。2時間弱で十枚山山頂到着。下十枚がガスのなかに浮かんでいる。残念ながら富士山や駿河湾の展望はない。健脚のお二人に大光山ピストンはお任せして後続の田島さんと合流し、大光側の1620m付近までツツジやシロヤシオを見物にいく。丈の低い熊笹帯で晴れていれば山伏の向こうに南アルプスの展望が素晴らしい場所だ。赤いツツジと白いシロヤシオのおめでたい写真が撮れて大満足。ふたたび十枚山にもどるが相変わらず展望はきかないのですぐ下山にかかる。快調に下り、ノンストップで中の段まで戻る。田島さんはそのまま自車までもどり一足先に下山。わたしは読書しながら大光ピストンに向かったお二人を待つ。健脚ぶりを発揮したお二人は予想より1時間ほども早く降りてきた。さすがである。ありがとうございました。本当にお疲れ様でした。(記 苫米地)

★ コース状況:十枚山の直登ルートは最後まで急登、ザレ場のジグザグ道なので落石に注意。これからの季節は下部では山ヒルに注意。

 感想:みどりの道のパトロールで十枚山~大光山の往復で4人で出発しましたが、足の速さのあまりの違いで、2人に往復をお願いし、十枚山の往復になりました。直登ルートは展望なく、急登の連続で苦しい登りが続くのですが頂上からの展望は素晴らしく疲れが吹っ飛ぶ感じです。(今回は富士山と南アルプスは残念でした)。頂上から周辺のツツジが色濃く綺麗でした。100m程下った所に咲いていた白ヤシオも綺麗でした。(田島 山レコから苫米地が抜粋)

5月28日 みどりの道パトロール:山伏・新窪乗越   鈴木、赤石、安陪

★27日 夏山前夜祭 恒例の行事を梅ヶ島キャンプ場で行った。12時に集合して装備点検を行った。テントを張って損傷しているところがないかを調べた。その他メンバー各自が保管している道具類もすべて点検した。夕食は村松さん、安陪さんが担当してくれた。例年のように村松さんの料理はいろいろな種類を作ってくれて旨い。苫米地さんも餃子を作ってきてくれた。みんなで持ち寄った自慢の酒も旨いものばかり。県外からも髙本、根田さんが参加し、久しぶりに桑畑さんも顔を出してくれた。新会員の田島さんも全員と顔を合わせた。話が弾んだ。

28日 鈴木、安陪さん、私と3人で「みどりの道パトロール」。山伏から大谷崩れの周遊コースを歩いた。登り道はザレ場が進んでいるようだった。蓬峠下のザレ場はハイカーが脚を滑らせたら危険な状態で、慎重に歩かなければいけないと感じる。山伏から大谷崩れの間の尾根歩きはいつの時期に来ても気持ちよく歩ける自然林だ。大谷崩れに出る手前にある小さなピークの登りで突然シロヤシオを見た。道の両脇に満開だった。白い花のうしろに紫のヤマツツジが咲いている。コントラストがとてもきれいだった。私はこのところ家でも山でも歩きが不調だった。脚の裏側が重くだるい。がくがくするような歩きになっていた。昨日のテントの点検の折にも、ずっと疲れのような違和感があった。今朝からの歩きもおなじように脚が思うように上がらない。不思議なことにシロヤシオに合ったとたんに脚がしっかりし始めた。その時からの歩きが急に楽になった。大谷崩れの下りでは不思議なくらいに脚が軽くシャキッと歩けた。シロヤシオの魔法にかかったような一日になった。これで歩きが楽になると良いのだが。

(ヤマップの記録 タイム 7:15 距離 8.6キロ 登り 1251m 下り 958m ペース 110~130%)   (記 赤石)

★このルートの点検ポイントは、蓬峠手前のザレ道とザレ道への小さな尾根(蓬峠の先に行く尾根、ここにも道がある)を乗っ越し、ロープが張ってある急な下り であると思っていたが、多くの人が歩いているためか、以前より登山道は安定してきたとの印象を受けた。それに比較し、大谷崩下降点直下はいつも嫌な下りである。山伏から大谷崩の稜線にあるシロヤシオ群生がすばらしかった。(記 安陪)

6月5日 長者ヶ岳・天子ヶ岳  赤石、他2人

★思い立って梅雨の晴れ間に登ってきた。久しぶりに長者ケ岳にハイキング行こうと思ったが、天子ケ岳まで脚を伸ばして、一回りしようと計画した。月曜日だったので登山者は少なく、年配者が数人登っていた。歩きやすい道はよく整備されていた。長者ケ岳の山頂からは田貫湖と富士山がきれいに望めた。富士山の雪はほんのわずか残っている。この日、田貫湖からの登りはじめが9時半頃と少し遅くになってしまった。長者ケ岳で天子ケ岳へのコースをどうしようか考えたが、計画通りに向かうことにした。天子ケ岳で一組の登山者にあった。ここから大回り周回の道をとる。250m程の急な下りのあと尾根は緩くなる。右が植林、左側が自然林の道を1時間半ほど下ると舗装された広い林道に出る。明るい林道の上り下りを1時間半ほど歩いて田貫湖の登山口に戻った。田貫湖の遊歩道からは富士山が水にきれいに写っている姿が見られる。たっぷり歩いたという感じの一日だった。

(ヤマップ タイム7:00  距離12.7キロ 登り 933m  ペース 110~130%)

6月5日 黒岳(御坂)  苫米地、小野田

■静岡7:00=車=9:00すずらんの里:群生地P9:30…9:50登山道入口…10:00釈迦ヶ岳分岐…10:55御坂峠…11:00黒岳…11:05展望台11:25…11:30黒岳山頂…11:40すずらん峠…12:15すずらん群生地入口…12:45群生地P=車=上九の湯=車=16:00静岡

今回は梅雨の晴れ間を利用して近場の三百名山へ。すずらんの花を期待してあえて静岡側からは裏側のすずらんの里からのコースを選んだ。コースタイムが短いので朝7時に静岡を出発。往路は新東名から西富士道路経由で朝霧高原を抜けて精進湖道路へ。途中芦川を右折して遡るとすずらんの里だ。もう花期が終わりなのか駐車場は空いていた。きれいな水洗トイレが完備してあったが女性用は使用禁止で100mほど離れたすずらん荘まで行かねばならない。昨夜は学生時代のワンゲル仲間ご夫妻の接待で遅くまで飲んだせいで体調はイマイチだ。むかつく胃をなだめながらアスファルトの林道をしばらくたどる。登山道の入口には標識がなく、山レコで現在地を確認してから山道に入る。ミズナラ、そしてブナの明るい林のなかをなだらかに登っていく。ほとんど段差がなくとても歩きやすい。小野田さんがギョリンソウを発見。そのほかにも鹿の食害を防ぐネットのなかには名前のわからないかわいらしい蘭が咲いていた。多少急な登りを越え左から御坂峠への道を合わせると間もなく黒岳山頂だ。山頂は樹林で囲まれて展望がないので南東の尾根を200mほど進んだところにある展望所に向かう。そこだけぽっかり南面の樹林が開け、河口湖をへだてて富士山が見える。西側には節刀ヶ岳、王岳へと御坂の山並みが連なり、遠く残雪をまとった南アルプスの山並みまで一望できる。ただ小虫がやたらと顔や眼にまとわりつくので落ち着かない。しばらく写真を撮って山頂に戻り、西側のすずらん峠をめざして下る。こちらはけっこう急な下り混じりだったが10分そこそこで峠の分岐に着く。ここから黒岳の西面を巻く感じで下っていく。傾斜がゆるく段差のない気持ちのよい道だ。見上げればブナの新緑から青空がのぞいている。危険個所ありとの看板に緊張したが沢の手前の崩壊箇所は補修されていてなんの問題もなかった。ヒノキの植林帯に入るとまもなく林道に出て、しばらく歩くと電気柵で囲まれたすずらん群生地だ。残念ながらスズランの花期は終わっていて息も絶え絶えの花が少しだけ残っていた。すずらん荘の売店が出ていてコンニャクなどを売っている。ワサビ¥450、太目の切干大根¥300を購入する。駐車場に戻ると空は真っ青な夏空に変わっていた。食べる間もなかったオニギリを食べて帰路につく。すずらんの形をしたかわいらしい街灯がいくつもあってスズランで村おこしをしているようだが、スズランの花期はたった2週間ほどらしいのでムリがあるのではと思った。往路は富士宮で渋滞にハマったので復路は甲府盆地経由で中部横断道を選択。途中上九の湯で汗を流し、甲府盆地の南端を走って六郷から中部横断道へ入った。南部道の駅で甘々娘とサクランボをお土産に買って帰宅した。こんな気楽に登れる三百名山もあるのかと驚くとともに、山梨県の山はトイレも含めてよく整備されていると改めて感心した。急な誘いに乗っていただいた小野田さんにも感謝です。全山ハルゼミの蝉時雨が耳鳴りのようだった。(記 苫米地)

★この黒岳に登ったのは初めてだ。スズラン群生地があり観光客が多い為か道が整備されていてとても歩き易かった。ブナとミズナラの林も少し緑が濃くなったようだがまだ明るい新緑でとても美しく中を歩くのは楽しい。頂上は樹林に囲まれた平地で展望は無い。何枚も標識が付けられていた。小さなクリーム色の花をつけている木があった。少しだが所々にミツバツツジが残り頂上先の展望地ではレンゲツツジが咲いていた。そこから富士山、河口湖、南アルプスが良く見えた。残念ながら群生地のスズランは名残りの数本しか見られなかった。心地良い日を自然の中で過ごせて幸せ。ギンリョウソウ、カモメ蘭、キンポウゲ、マイヅル草、ギン蘭、グンナイフウロ、アマドコロその他名前不明の花が色々あった。(記 小野田)