8月12日 越美山地:荒島岳(福井県大野市) 高本
■7:30カドハラスキー場 駐車場…10:45 荒島岳 山頂11:30…13:35 カドハラスキー場 駐車場
★お盆に予定していた沢登が台風接近のため延期となり、急遽荒島岳に登ることにした。最近、白山や大日ヶ岳に登ったいたため、美濃地域やそれに隣接するエリアの山にも興味を持つようになっていた。また、荒島岳は冬山登山の記録を何度か見たこともあり、前々から関心は持っていた。選択肢としては、北アルプスも検討したが先週のクライミングで痛めた腰の状態も良くなかったので一日で登れる荒島岳に決めた。
天気は晴、朝から猛暑だった。登り始めてすぐのスキー場跡地のコンクリート坂道は日差しを遮るものがなく、直射日光をもろに受け、早くもバテそうになった。その後、登山道は樹林帯の中を進む。ようやく強い日差しは避けられたが、それでも滝のように汗は流れた。登山路はしっかりしていた。傾斜もそんなにきつくなく、ブナの林が続き、濃い緑に心が和んだ。シャクナゲ平を過ぎると低い樹林帯に入り、急こう配の道が続いた。時折、開けた場所では大野盆地が一望でき、大野、勝山の町も見えた。山頂は少し開けた場所になっており、展望もよかった。大野盆地から白山、美濃方面の山々が360度見渡すことができた。山頂で大休止した後は一気に下山した。駐車場に戻った時はそのまま川に飛び込みたいほど体全体が熱かった。荒島岳は大野盆地の独立嶺で眺めのいい山だったが、ベストシーズンは秋か春かもしれない。
8月12日~15日 会津駒ケ岳・燧ケ岳 鈴木、他1人
■8/12(土)ミニ尾瀬公園5:45…滝沢登山口6:15…会津駒ヶ岳10:10…中門岳11:30…駒の小屋12:30…大津岐峠14:00…キリンテ登山口16:00…ミニ尾瀬公園
★ミニ尾瀬公園(前泊)に駐車して車道歩きで登山口へ、途中水場は、細いが冷たかった。3時間くらいでやがて小屋が見えて来た。傾斜は穏やかになり池塘と草原になり景色が変わった。
山頂は、ガスで何も見えない。中門岳に向かう。ガスがきれ景色が見え始める。池塘や草原のなかの木道を気持ち良く歩くことができた。この中門岳一体は良い所でした。小屋から大津岐峠に向かう。登山者は一人会っただけ。峠から下降してキリンテ登山口へ、途中キリンテ沢での水が冷たく気持ち良かった。キャンプ場受付でどうにか泊させて頂けた。
■8/13(日) キャンプ場…御池ロッジ登山7:20…広沢田代8:15…熊沢田代9:30…燧ヶ岳11:30… 登山口15:0
★登山口からしばらく歩き、尾瀬ヶ原と燧岳の分岐を左にとり急なの登りを経て広沢田代、また登りで熊沢田代、さらに登りで俎嵓(まないたぐら)、となりの山頂の柴安嵓(しばやすぐら)へ。尾瀬沼、尾瀬ヶ原が見えた。来た道を戻り、民宿に向かった。夕飯にサンショウウオの天ぷらが出た。
8月18日 愛鷹連峰:越前岳 加藤、安陪
■セブンイレブン今泉西店5:30=6:00須山やま神社駐車場6:15…7:00富士見峠…8:45富士見台…9:20越前岳10:00…10:30富士見台…12:05富士見台…12:45須山やま神社駐車場12:50=13:20セブンイレブン今泉西店
★待ち合わせ場所を5:30に出発し、安陪さんの車で須山やま神社駐車場に6:00着。用意をして6:15に出発。スギ林の中をあるき7:00に富士見峠を左折して越前岳9:20着。お昼を食べ天気もよかったので富士山もバッチリ見え、10:00に下山をはじめ、富士見峠12:05、須山やま神社駐車場へ12:45に無事下山いたしました。花はあまり咲いていなくてむらさき色の野菊が咲いていました。(記 加藤)。
★今回も加藤さんの計画に同行させて頂いた。先回の経ヶ岳で、体調不良を起こしたので、また起こすかもしれないという不安があったが、加藤さんについて歩くことができた。多分、加藤さんは私を気遣い、ゆっくりと歩いてくれたのだろう。天気もまあまあで、良いトレーニングができた。(記 安陪)
8月20日 パノラマ台 赤石、他1人
★今年の夏は格別に暑い。低山の木々中を歩こうと精進湖と本栖湖の間にあるパノラマ台に行ってきた。精進湖のパノラマ台下バス停から登山道が始まる。歩きやすいゆっくりしたつづらおりの道を1時間ほど上ると根子峠、ここから稜線を少し歩きパノラマ台に着く。山頂は広く切り開かれていて草原になっている。夏の山の特徴で周囲は靄か霞かで山々の遠望はできない。富士山も見えない。山頂に石の方位盤が設置されているが周りの山々の方角がわかるだけだった。眼下の精進湖だけは見えた。腰を下ろすとジリジリと暑い。登ってくるときに一人出会った。山頂に二人ずれが休んでいて、一人が登ってきた。下りは本栖湖方面に烏帽子山、城山をへて国道に下りた。このコースはあまり歩かれていないようだった。かつて山城があったという城山では一部岩混じりがあり固定ロープにつかまって下りた。登山口までは国道を歩き精進湖の県道に入る。駐車場のまで15分くらいのところで雷鳴とともに激しい夕立にあった。(一回り約3時間15分 8キロ 登り530m)
8月20日~21日 南アルプス:笊ヶ岳 苫米地
■8/20 自宅発12:30=車=15:30椹島ロッジ(幕営)
8/21 椹島ロッジ4:05…4:20登山口…6:40標柱のコル(トラバース道起点)…8:55上倉沢…9:50椹島下降点…10:15笊ヶ岳10:35…10:55椹島下降点…11:50上倉沢…13:45標柱のコル…15:50登山口…15:55椹島ロッジ16:30=19:30自宅帰着
★天候:前日の午後2時ころにかなり強烈な夕立があった。また、幕営中夜半まで遠雷の雷光が明滅していたので、雷雨がなにより心配だった。晴れ基調だったが稜線は午前中からガスが湧き、山頂でも展望はなし。ただ、心配していた夕立、雷雨はなかったので助かった。
コース状況:いきなり樹林帯の中の急登、中間部は延々と危険なトラバースが続く。標柱のコルから上倉沢間には6本の沢を横断するが、倉沢側が深く切れ落ち、狭くて崩れやすい巻道、湿った木の根、苔むした岩などのトラップだらけで、まったく気を抜けない。一般道ではなく沢登りでの滝の高巻きルートのようだ。一応コース整備はされていて、危険個所にはロープも張られているが、降雨中には絶対に歩きたくない道だ。上倉沢からはしばらく沢床を歩いてから山道に戻り白根南嶺の主稜線に飛び出す。山頂まで樹林帯が続き展望はなし。
感想:お盆の沢登りが延期になってしまい2週間ぶりの山行だった。夏は暑いから南北アルプスと決めているので南アルプスで未登の笊ヶ岳をめざした。今回は初めて東俣林道の通行証を利用して椹島まで自家用車で乗り入れた。畑薙ダム下のバス中継所で入山届・下山届をチェックしている市岳連の方にご挨拶してゲートへ。係員の指示で必要事項を記入してイザ東俣林道へ。日曜日の夕方ということで大型車両の通行もなく、アッという間に椹島ロッジへ。ロッジ宿泊は予約が必要だが、テント泊は予約不要なのでテント泊(1人2,000円、入浴可)。芝生のテント場で幕営したが、標高が1,000程度で谷間なので湿気が半端なく、10:30ころ目が覚めて真夜中過ぎまで眠れなかった。満天の星空なのに遠雷の雷光が明滅し続け、明日の雷雨が心配になる。
翌朝3時に起床。テントを撤収して車に積み込み、ヘッドランプを点け4時に出発。暗闇の中いきなりの急登で登りにくい。200mほど登って鉄塔に出たあたりで白んでくる。朝焼けを眺めながらコルでひと休みしヘッドランプを外す。ここから500mほどの急登はひたすらガマン。傾斜が強いので標高を稼げるのが唯一の楽しみだ。傾斜が緩むと1857mの標高点だが何の指標もなく標柱のコルまで進む。この先は倉沢のトラバース道だ。集中を切らさないために上倉沢まで休憩抜きで一気に歩く。途中水流のある沢を6本通過したが、その前後に悪場や急な高巻きがあり緊張する。なにせ足元に深く切れ落ちているのは険谷で知られる倉沢なのだ。ここで落ちたらココヘリも役に立たない。樹林帯の切れ間にトリカブトの群落が現れるとようやく上倉沢だ。水流もない殺風景な河原だがようやく安全地帯でホッとひといき。ここから一旦林間のおだやかな道をたどるが、間もなく沢床がルートとなりしばらく上流へとたどる。傾斜が強くなったころ左手のジグザグ道に入りひと登りで白根南嶺の主稜線に飛び出す。山頂部まで続く樹林帯をさらにひと登りでポッカリ開けた笊ヶ岳山頂だ。あいにくのガスで名代の富士山や赤石岳の眺望は得られず、ガスに浮かぶ小笊とガスの切れ間から見下ろす赤石ダムがせめてもの慰めだ。夕立が心配で小笊にも登らずすぐ下山にかかる。上倉沢手前の清水で水を補給し、一気にトラバース道を通過する。やや下り基調なので体力的には楽だが、より滑りやすいので緊張感を途切れさせぬよう写真も休憩もとらずに一気に抜ける。標柱のコルからは安全地帯。単調な下りをひたすらガマン。小さな赤いヘビを一匹見たのが唯一のサプライズで、よっぽどヘビの方が驚いたのか、足元から下方へ1mほどジャンプして逃げていった。幸い夕立に会うこともなく無事下山し、椹島ロッジで駐車のお礼をし、なんとかゲートが閉まる17時前に畑薙ダムへ抜けた。2週間ぶりの登山だったので、翌日はやや足腰に違和感があった。月に3回くらいの登山がちょうどいいようだ。
8月21日~22日 入笠山 小野田、他4人
★入笠山で宿泊し天体観測ができると知り、親類の若者達を誘い高台のコテージを借りて1泊した。丁度良い事にその日は周りのテントサイトや住宅に誰も居らず、何も気兼ねせず過ごせた。少し上にある露天風呂にゆっくり浸かり、野生の鹿と雉を見た。広い庭で大声でお喋りしながらバーベキューをし、花火をし、天体望遠鏡を覗いたり、草の上に敷いたマットレスに寝転んで時々雲が晴れる間に星を眺め星座を見つけた。早く眠った5歳児以外は全員それぞれ流れ星を見た。ペルセウス座流星群だったかもしれない。翌朝は腰痛のM君を除き4人で入笠山に登った。曇りがちだったが頂上では霧が晴れ景色が見えた。下のお花畑は秋の花真っ盛りで特にワレモコウのこれ程多くの群生を見たのは初めてで驚いた。マツムシソウの群生とレンゲショウマも初めて見た。全員非常に喜んでくれて私も嬉しく楽しかった。いつか彼らに山で雲のない素晴らしい満天の星空を見て欲しい。
8月26日 三方崩山 高本
■7:45道の駅白山駐車場…11:35山頂12:00…14:30道の駅白山駐車場
★三方崩山は岐阜県飛騨地方にあり、白山の東側、合掌造りで有名な白川郷の南西部の山である。その名の通り山の三方が大きく崩れていて山頂へ続く尾根は細い痩せ尾根になっている。記録では1585年に白山大噴火があり、そのさいに崩落したと考えられている。標高は2059mで独立峰の体をなしている。登山道は麓の道の駅白山からになるが、途中までは悪路ではあるが林道になっており、車で登ることができる。今回は道の駅から歩いて登ることにした。
林道終点には水路があり、小さな隧道の奥は水場があった。山道に入るとすぐ緑に覆われ、しばらくするとブナの森があらわれた。登山道の前半はブナの林を中にあり、それほど急登でもなく、快適な夏山登山を楽しめた。尾根まで上がると徐々に勾配がきつくなり、アップダウンのない急登が続いた。1950m地点を越えた付近から稜線に出て見晴らしもよくなるが、三方崩山の由来が納得できるような山塊が一望できるようになる。一見小ぶりではあるが氷河が削ったカール状の地形をしており、尾根はだんだん細くなり、尾根をアップダウンしながら山頂に向かった。山が崩れ落ちて出来た半円の外輪をお鉢周りのように半周した先に山頂はあった。山頂には樹林があり、東側の眺望は開けているが、西側後方は眺望はなかった。その先には奥三方崩山があるが藪で覆われ登山道はなく、積雪期でなければ行くことは難しいようだった。東海地区の山岳会の記録を読むと冬季の山行記録としてよく出てくる。初冬の冬山訓練の場にもなっているようだった。高速道路からのアクセスもよく、道の駅の駐車場が利用でき、尚且つ日帰り温泉が隣接しており、最適な条件が備わっている。しかし、場所は豪雪地帯、急登にやせ尾根、訓練の場というより本チャンに近い冬山になるのではないかと思った。今冬の課題が一つ見つかった。
8月26日~29日 栗駒山・鳥海山 安陪、小野田、鈴木
■26(金)晴 静岡6:25=141=上信越=北関東=東北=一関、厳美渓=17:00須川高原温泉
27 (土)曇 時々雨 風:須川温泉登山口5:20…6:20昭和湖6:30…6:55苔花台…7:50産沼8:05…8:57栗駒山9:20…11:28秣岳11:37…12:45登山口…13:25須川温泉==栗駒山荘入浴15:00==ルーライン==18:00 大平山荘
28(日) 曇晴 大平山荘4:50…鉾立登山口5:10…7:17御浜小屋7:30…7:47御田ケ原…8:23七五三掛8:33…(外輪山コース)…9:20文殊岳9:33…10:04伏拝岳10:15…行者岳…11:00分岐…11:06七高山11:19…11:20分岐、昼食11:45…12:20新山下部…12:30胎内くぐり…12:45頂上不明…12:58休憩13:14…13:25新山頂上13:35…4:05頂上小屋14:20…(千蛇谷)…15:25雪渓…15:49千蛇谷分岐…16:30御田ケ原…16:45御浜小屋17:00…18:20鉾立登山口P==19:15鳥海温泉遊楽里
29(月)晴 遊楽里8:40==8:55丸池様、牛渡川9:13==9:25十六羅漢岩10:00==19:00静岡
★27日 名残ケ原には白い花が多く、他に紫や黄の秋の花が咲いていた。期間限定で入れる昭和湖に。地獄谷を過ぎた先に静かな青緑の湖があった。苔花台に戻り産沼を通り栗駒山に出た。曇って何も見えず雨が降り出した。今後秣岳に行く機会はないかもしれないので一緒に進む事にした。途中草原があり灌木も低いので見晴らしが良い。たまにガスが晴れ景色が見えた。秣岳登山口からは舗装路歩きが長く大変。無料券で栗駒山荘の露天風呂に入ったが次への移動がある為残念ながら高原温泉の乳青色の露天風呂に再度入る時間はなかった。大平山荘の夕食は豊かで美味。暑いので扇風機をつけたまま就寝。
28日 朝食はお弁当に変更し、車で鉾立登山口に。登り始めは青空が見え喜んだが間もなくガスが出てきて灰色の世界になった。御浜小屋まで石が敷かれた路傍にアザミ、秋の麒麟草などが群生していた。小屋の先で霧の晴間に鳥海湖が見えた。七五三掛から外輪山コースの初めは短い岩場。文殊岳に着くとすぐガスが晴れ、初めて広くたおやかな緑の山々の連なりが見えて感動。谷コースの道も良く見えた。以後ガスで全部が隠れる事は無く青空の範囲が広がり暑くなった。七高山を往復した。そこまで予定より早かったのでのんびりお弁当を食べた。滑り易い急な火口壁を下り、新山へは大きな岩のガレ場を東の道から登った。胎内くぐりを抜けた先で、幾つもある岩峰のどれが頂上か分からず鈴木さんが「危ないし無理して怪我するといけない」と。安陪さんも同意して戻る事に。少し戻って休憩し始めると目の前の岩峰の上に男性が現れた。そこが頂上か聞くとそうだ、そこから10分位で登れますよと。私達は小屋側のルートを登る事にして動き出し、10分で頂上に着いた。さっき諦めた所は頂上からほんの2m位下だった。頂上の内側の石に新山と書いてあったが下からは見えないので何か高い棒でも立ててあればなと思う。頂上小屋に寄って下山は谷コースから。日差しが非常に強く暑いのに安陪さんも鈴木さんも帽子無しで歩いているのには驚いた。喉が渇いてしょうがない。雪渓はもう小さくなりルート上には無かった。谷の方が多くの花が咲いていた。夕方は曇ってしまい日本海に沈む夕日を見られなかったのが残念だ。
今回のお2人と天城山の山行中、宿に泊まりながら日帰り山行する易しい登山も良いねという話が出ていた。それを実行しませんかと声をかけたら乗って下さった。結果的には2日共予想外に長時間掛かってしまったが。お花見にはもう遅いと思っていたが秋の花を存分に楽しめて良かった。遠い山にお付き合い頂き、長時間の運転もして頂き本当に有難うございました。(記 小野田)
★8月20日(日) 栗駒山 安陪、小野田、鈴木
須川高原温泉→昭和湖→栗駒山→秣岳(まぐさだけ)→車道→須川高原温泉
須川高原温泉(宿泊地)の裏から登る。緩い登りで分岐を右に昭和湖ピストン。
途中、「この下の沢(地獄谷)では有毒ガス(硫化水素)が噴出しており立入禁止」の看板があった。栗駒山頂は小雨。来た道を戻るか相談、秣岳へ向かい縦走することになった。緩やかな稜線を歩く。秣岳・車道経由で須川高原温泉の駐車場へ。栗駒山荘で温泉に入り鳥海山の大平山荘に向かった。
8月21日(月) 鳥海山 安陪、小野田、鈴木
鉾立登山口→御浜小屋→七五三掛→文殊岳→七高山→鳥海山(新山)→山頂小屋→千蛇谷コース→御浜小屋→鉾立登山口
鳥海山:登山口から御浜小屋までは、石の敷かれた登山道、小屋からは登山道らしくなった。霧の中で白い花が一斉に揺れていた景色が印象に残った。文殊岳から急に視界が開け廻りの景色が見えた。気分も明るくなった。鳥海山山頂は、どこが山頂かわからず諦めたのですが、頂上にいる人を見つけ頂上に立つことができた。山頂小屋、千蛇谷コースで下山、鉾立登山口18:20 ゆっくり山を楽しんだ。
感想(栗駒・鳥海):安陪さん、小野田さんのおかげで深く想い出に残る山行となりました。(記 鈴木)
★今回の山行は、以前、田村さん、小野田さん、私で4泊5日の森吉山、和賀岳、焼石岳に行った東北花巡礼の続編である。小野田さんが音頭を取ってくれ、よっちゃんも参加してくれ、よっちゃんの休暇に合わせて日程が決まった。小野田さんの希望は鳥海山、八幡平、早池峰山であったが、これらの山は互いに距離が遠いため、鳥海山を第一候補にし、鳥海山から比較的近い栗駒山(それでも130Kmの移動)を選択した。
8/26 清水IC==中部横断道==上信越道==北関東道==東北道==一関IC==須川高原温泉
須川高原温泉は、湯治客用の自炊ができる素泊まりである。我々も道中で食料を調達し素泊まりした。露天風呂が素晴らしい。
8/27 須川高原温泉…昭和湖…栗駒山…秣岳…須川高原温泉==大平山荘
朝日に照らされている鳥海山を見ながら、昭和湖に向った。この頃までは、天気は良かったが、しだいに栗駒山に傘雲がかかり、うろこ雲が出てきた。天気は下り坂である。予想より早く、栗駒山山頂で雨が降り出し、残念だが、雨とガスで景色が見えなくなった。栗駒山から秣岳への尾根を天馬尾根という。天馬尾根には、大きな草原が突如現れたたりする。秋に行けば、草紅葉がすばらしいところだろう。一瞬だが、時々ガスが切れ、栗駒山を背に雄大景色を楽しんだ。ロードを45分位歩き、出発点の須川高原温泉に戻った。栗駒山荘の風呂で汗を流し、鳥海山に向った。約3時間の下道ドライブであった。大平山荘は水不足で、風呂はなかったが、食事は豪華であった。
8/28 大平山荘==鉾立…御浜小屋…七五三掛…外輪山コース…七高山…新山…御室小屋…千蛇谷コース…七五三掛…御浜小屋…鉾立==鳥海温泉遊楽里
御浜小屋を超える頃から、昨日のうっぷんを晴らすように晴天になってきた。鳥海湖も眼下に見えてきた。七五三掛から外輪山コースに入る。登山道の左側は火口壁で絶壁であるが、右側は穏やか斜面がズーと遠くまで続いている、鳥海山の大きさが実感できた。七高山をピストンし、急な火口壁を下った。御室小屋には行かず途中から新山に向った。大きな火山岩の上を歩いたり、胎内くぐりをしたりしたが、新山の頂上に到達できず、よっちゃんが危ないから戻ろうと言い、私も賛成し、頂上を諦めて少し戻って休憩をした。そしたら、別ルート(御室小屋からのルート)で登ってくる人がいる。ここまで来てピークハントを諦めることができなくなり、この別ルートに向った。このルートに乗ったら、あっさりと頂上に行けた。新山一周のコースタイムは30分であったが、2時間近く費やしてしまった。全ての予定したピークを踏んだので、ちょっと満足感があった。帰路は千蛇谷コースを使い、鉾立に戻った。行動時間13時間。ちょっとかかりすぎたが、このコースはガイドブックには1泊2日のコースとして紹介されている。
鉾立から1時間位にある今日の宿 遊楽里は、温泉も良く、1人づつに大きな舟盛りのさしみも提供され、全ての料理が食べきれなかった。昨日の大平山荘以上の超豪華な食事であった。
8/29 丸池様、十六羅漢岩を観光==日本海東北自動道==北陸自動車道==長野自動車道==中央自動車道==中部横断道==清水IC
静岡に着いたのは、19時頃であった。今までは、道の駅等でのテント泊するのが当たり前であったが、今回のように、それなりの宿に泊まり、温泉と地元のおいしいものを食し、そして山に登ることをしてみたかった。この場合、事前に登山にあった宿を確保するなど、ちょっと綿密な計画や制約が増える。この結果、計画書の提出が出発する直前になってしまったことお詫びします。(記 安陪)
8月27日 愛鷹連峰:越前岳・呼子岳 加藤
■自宅5:30=6:00十里木高原駐車場6:10…6:55馬ノ背…7:45越前岳7:55…8:30高場所分岐…8:40呼子岳8:50…9:00高場所分岐…9:50越前岳…10:40馬ノ背…11:05十里木高原駐車場=11:30自宅
★朝、駐車場にはよく晴れていて日曜日だったので5~6台車は止まっていて富士山もよく見えました。花はアザミと白い野菊が咲きだしていて、下山中も何組かすれちがいました。
8月30日 京柱峠・水の口山 赤石、他1人
★島田市伊久美の山に行ってきました。島田市と旧中川根町の間にある山並みを越える京柱峠は旧い峠越えの道です。この山は永野敏夫さんのガイドブックで知りました。高さの低い里山歩きです。木々の中を風に吹かれて歩けるかと思って出かけました。伊久見の集落で登山口を探します。集落には人影が見えません。御堂沢バス停のところで工事に来た人に聞いたところ土地の人ではないにもかかわらず親切に地図やスマホで探してくれました。ようやく登山口の標識を見つけ、御道沢林道からのコースをとることにしました。林道が900m程続くと工事の人が教えてくれました。途中から荒れていて今は使われていないようです。道が急になり左にカーブするあたりで林道から右側に離れて京柱峠への道に入らなければならないところを、私たちはカーブなりに林道を左に登り、その終点から続く山道を登りました。道が狭くなったり不明になったりします。この道は送電線の鉄塔の巡視路でした。尾根上の不明になったりはっきりしたりする踏み跡を辿ると二つ目の鉄塔にでます。少し登ると平らな尾根に出て登っていくとブルドーザーで林道を造っている現場に出ました。作業員の人に聞くとそこが京柱峠のすぐ下でした。尾根を登っていくと水の口山の標柱があり少し行くとまた林道を造っている現場に出ました。ここから更に歩くと京柱峠でした。二体の旧いお地蔵さんが鎮座しています。香花が添えられていました。ここでようやく違った道を上ってきたことを確認しました。下りははっきりしたハイキングの道を中平集落に下り、道路を歩いて駐車場に戻りました。7キロ弱の歩きでしたが途中の休み時間が多く4時間40分ほどの歩きでした。道中風がなく特に道路歩きはじりじり照りつける中を黙々と歩きました。これまでに経験のないほどの汗をかきました。登りは植林地の歩き、尾根の上は自然林の中の歩きでした。眺望は全くありません。この山には冬枯れの季節、木の葉が落ちた頃もう一度歩きに来たいと思いました。