令和5年度 第12回定例会ニュース


9月17日 雁ヶ腹摺山 田島

■大峠10:24…11:35雁ヶ腹摺山12:14…12:51大峠

★天候:晴れ

・アクセス:大峠の駐車場 10台程度 満車なのですぐ下の路肩に駐車

・コース状況:危険個所はありません。水場は豊富な水が流れていました。

・感想:カーナビで大峠を目指すが全く違う林道に入り通行止めに出会う。けっこうウロウロしてやっと大峠に着く。この時点で1時間半のタイムロス。姥子山までの予定でしたが雁ヶ腹摺山だけにする。登山口から頂上まで標高差300m。道も良く整備されておりゆっくり歩く。草原に出たらあっけなく頂上。富士山の眺望が無く残念。富士山が冠雪したら写真を撮りに再訪したいと思います。

9月17日 矢岳山  赤石、鈴木、他1名

■駐車場8:23…二本杉登山口…沢(二股)…矢岳山…沢…登山口…14:45駐車場

★この山は永野さんのガイド本で見つけました。浜松市の佐久間町にある山で、天竜川と水窪川の支流に挟まれた山並みにあり地学でいう中央構造線が走っている付近にある山です。地理院の地形図に山道は記されていません。新東名から三遠南信道路に入り飯田線の中部天竜駅で湖西市から来た鈴木さんと待ち合わせ、ほぼ同時に着きました。矢岳山は山頂から南東に尾根が延びていて河内川に下りています。尾根の途中から支尾根が東に分かれこの尾根も同じ河内川に下りています。支尾根の方が急なのでこちらから登って主尾根を下りる計画です。一台を駅の近くの駐車場に置いて県道290号線をのぼり、矢岳山の下山口案内板の近くの道路脇スペースに駐車。ここから登山口の二本杉峠まで上り坂の県道を30分ほど歩きます。二本杉峠には登山口の案内板等はありません。609メートルの小山を左回りにトラバースしながら下の河内川まで200mほど下ります。植林地内ですが今は使われていない道のようで幅は狭くざらざらしてガレ場もあり慎重に踏み跡をさがして下りました。川は狭く水流も少ないので石を飛び越えました。ぬれていて滑りやすい石でした。ここから尾根にとりつくのですが踏み跡は殆んどなく木の根などを頼りに登ります。かすかな道や踏み跡を探しながらの上りでした。なかなか休めるような小広い場所がありません。道の上で一休みしたら皆の靴にヒルが這っていました。靴を脱いで調べると何匹かが動いています。大騒ぎして払いのけ塩水やヒルよけスプレーをつけます。足首や手袋のなかに血を吸ったヒルもいてはぎ取ると血が流れ大騒ぎでした。先ほどの川にいたようです。おまけにズボンにはダニが這っていました。変わらず急な登りです。少し斜度が減ったところで主尾根に合流します。地図では等高線がやや広くなっていますが歩かれていない道なので急な感じです。神社があるという方から登ろうと道を探しましたが途中で失いました。戻って直登しようやく山頂。木々の中の山頂で山名板が杉の木にかかっているだけです。三等三角点でした。下りは主尾根を下り河内川におります。登りで渡った処から600m程下流です。ここも飛び石伝いに渡って対岸の植林地の急登を100m程上り道路へ、少し歩いて終車場です。ここで靴下を脱いだらまたヒルが何匹かそれぞれの靴下から出てきました。家に帰ったら体にダニが2匹ついていました。どこの里山も今は人が入らないので登山口、山道が不明になっているところが多く、道を探しながら辿るのが面白い面があります。冬に木々の葉が落ちた頃には虫もいなくなり見通しもよくなると思います。(記 赤石)

★佐久間にある山、駐車場から車道を歩きで二本杉峠。すぐ左の林道を左に610mの山を細い斜面道を半周回って沢の二股に降りる。渡渉して尾根沿いに登山道らしきところを登る。分岐に出ると赤布がある。頂上では景色が見えない。分岐で(新道)ルートを下った。沢には丸太橋があるが古くて渡れない。渡渉して登りで登山口。駐車場では靴やズボンにヒルが着いていて大変。家に帰ってからも翌日ヒルに噛まれた。近くに静かでいい山はあると思った。ヒルの時期をずらせば。(記 鈴木)

9月17日 高木山(岩登り)  高本

★高木山のいつもの岩場で岩トレを行いました。久しぶりの岩登りだった前回の高木山(8月)では腰を痛めていたので、今回は慎重に力むことなく登ることを心掛けて登った。先日の白毛門沢の沢登のおかげで少し岩登りの感覚が戻ってきていたので、今回は前回よりもスムーズに登ることができた。しかし、体力はまだまだ以前と同じレベルまでは復調していなかったので、一本登った後は大休止をしながら朝から昼過ぎまでトレーニングを行った。9月半ばとは思えないほどまだまだ暑い日で、大汗をかきながらのクライミングでした。

9月18日 愛鷹連峰:越前岳  加藤

■自宅5:30=十里木高原駐車場6:00…6:30馬ノ背…7:35越前岳…7:45勢子辻分岐…9:15林道出合…9:55国道出合…十里木高原駐車場10:00=10:25自宅

★天候は曇りでガスが中腹より上では出ていたので展望はなかった。勢子辻分岐の先で台風によりルートに崩れている所があり、左側の山斜面を通過した所があったが、ほかは悪い所は見えなかった。

9月19日 中央アルプス:安平路山  苫米地

■9月18日:自宅発13:00=18:00東沢林道車止め(車中泊)

9月19日:車止め4:10…5:40林道終点(休憩舎)6:00…6:55直登分岐…7:35摺古木山…8:40白ビソ山…9:25安平路避難小屋…10:15安平路山10:20…11:05安平路小屋…11:45白ビソ山…12:50摺古木山13:00…13:20摺古木展望台…13:50直登分岐…14:45林道終点(休憩舎)…14:45車止め

★天候:前日は午後5時から10時ころまで雨。翌朝は朝から山に霧がかかり、午前中は霧雨、昼前から日が差す。

・アクセス:前夜、飯田から大平宿をへて東沢林道へ入り、車止め手前に駐車して車中泊。7、8台駐車できるスペースあり。ただ、車高が低い車がかなり手前で1台駐車していた。

・コース状況:林道はマウンテンバイクが使えそう。山道は全体的に深い笹薮に覆われていて、踏み跡はあるが足元が見えないので大変歩きづらい。歩行速度があがらないので標高差や距離が短いわりには時間がかかる。車中泊中、19:30ころ1名ヘッドランプで下山していった。熊笹が朝露で濡れているので上下のカッパ着用が必須。白ビソ山~安平路避難小屋間、摺古木展望台から直登分岐へのトラバースは比較的藪が薄い。林道終点の休憩舎手前にトイレがある。紙はない。休憩舎は避難小屋としても使える。安平路避難小屋は2つ寝袋が干してあった。近くに水場あり。

・感想:とにかく笹薮の山。赤テープは豊富で足元に踏み跡はあるので外さないように辿れば問題ない。ただ足元が見えないのですり足やストックで足元の地面に集中していないと、倒木ですねを打ったりスリップしたりする。足元の踏み跡がトンネル状になっていて、そこをチョロチョロ動く小さな影がときおり見える。どうやら野ネズミのようだ。カッパを上下着用したので暑さ対策に、下は登山用タイツ、上は山用下着だけだったが、ガスで陽射しがほとんどなく適温だった。雨こそ降らなかったが山中はずっとガスの中で展望はゼロ。修行のような山行だった。ふつう麓から山容をみて山稜をたどり頂に立ちたいと思うものだが、この山は山容もわからずただ登っただけでピークハントの虚しさを少なからず感じた。林道まで下ってきたら下は青空がのぞいていた。カッパとショートスパッツを脱ぐとショートスパッツが片方破れてしまっていた。体力的にまだかなり余裕を感じたので林道を走っておりた。

9月23日 立岩・定光寺(岩登り)  高本

※高本さんの報告によれば、新所原の立岩は立ち入り禁止になってしまったそうです。事故があったのが理由らしいです。岩トレの月例の実施場所が心配です。(事務局より)

9月22日~24日 北アルプス:表銀座コース(燕岳・大天井岳・槍ヶ岳) 堀、他1人

★槍ヶ岳は北鎌尾根、西鎌尾根、南鎌尾根?(北穂に続く尾根)は登ったのですが東鎌尾根は未踏破。以前から「表銀座」と言う名前に憧れていました。一昨年、脊柱管狭窄で歩行もままならず、昨年は胃の手術で山やマラソンから遠ざかりリハビリ目的にはちょうど良いかと。中高年登山者が手を繋いでルンルンと歩くイメージで愉しい登山を想像していたのですが…。
・22日04:30 大糸線穂高駅 無料駐車場 05:10穂高駅発の乗合バスにて中房温泉登山口
 小雨の降る嫌なコンデションだが、炎天下に合戦尾根を登ることを考えればラッキーかもしれない。霧雨になり第二ベンチで雨具を脱ぐ。ひたすら登って燕山荘。その頃には雨も止み視界が開ける。燕岳往復し大天井岳に向かう。
本日の宿泊は大天井ヒュッテ。大天荘と迷ったが翌日は槍ヶ岳山荘なのでグループ割引(2000円引)の効く大天井ヒュッテ。余談だが1泊2食14000円!! ここ数年で1.5倍近い値上げだ。大天井ヒュッテは大天井岳の北側をトラバースするように登山道があるが、これがなかなか悪い。岩稜を何度も何度も巻く。ようやく見えてきた大天井ヒュッテはこじんまりして快適な山小屋だった。
・23日06:00 槍ヶ岳東鎌尾根、憧れの表銀座に入る。喜作新道を、槍ヶ岳に続く北鎌尾根を眺めながら「表銀座というだけの事はある。素晴らしい景色だ」と思っているのも束の間、梯子あり鎖あり岩場の連続、急登で体力を消耗、下りは緊張感で気力を消耗させられる。…これ、表銀座!? あまりの想像とは違いに戸惑う。ネットに「近年、表銀座の登山者が減少している」とあった。確かにこれじゃ中高年がルンルンとはいかない。帰宅してからネットで見ると、難所が続くと書いてあった。山を舐めてはいけない…。ヘロヘロになって槍ヶ岳山荘に到着後、穂先まで往復。
・24日06:00 予定では南岳経由天狗原から槍沢、横尾、上高地であったが、日曜日の渋滞を考慮して槍沢からダイレクトに横尾、上高地を目指す。長い槍沢から上高地。うんざりするころ上高地到着。バスで新島々、松電で松本,大糸線で穂高駅まで。

9月24日 道志山塊:今倉山・赤岩・二十六夜山  田島

■道坂隧道バス停8:39…8:54道坂峠…9:44今倉山…10:02御座入山…10:11西ヶ原…10:25赤岩…10:52中ノ沢ノ頭…11:07林道出合…11:25二十六夜山…12:09林道出合…12:51ゴール地点

★天候:晴れ  

・アクセス:道坂トンネル入り口駐車場は7~8台駐車可。当日は満車のため少し下がって路肩に駐車。

・コース状況:危険個所、迷う個所はありません。基本は自然林の登山道。展望があるのは赤岩、二十六夜山と下山の林道。

・感想・記録:秋晴れ予報のこの日、道志山塊の今倉山~二十六夜山を周回して来ました。8:30の到着時で駐車場は満車、少し下った路肩に駐車し出発します。少し登ると道坂峠。ここで御正体山へのルートと別れ今倉山へ。駐車場の車はほとんど御正体山へ向かったようです。今倉山へは少し急登・少しなだらかの繰り返しで着いたかなと思うとだまされる登り。今倉山からは下り基調の縦走路。小さなピークをいくつか越えると赤岩に到着。360°の展望が広がります。御正体山越しの富士山は素晴らしい。再び樹林帯の縦走路を進み一度林道を越え、再び登山道に入りすぐに二十六夜山。樹林の中だが富士山方面だけ切り開かれており、富士山がはっきり見える。ここでラーメンを作り昼食。後は林道を下り車に戻りました。秋晴れの一日、稜線上は風が強く寒いくらいでした。富士山の展望が楽しめ良かったです。

9月25日 小秀山  苫米地

■自宅発3:00=6:30乙女渓谷キャンプ場P7:00…8:05夫婦滝…9:05かもしか渡り…9:35三の谷ルート分岐…9:55兜岩…10:40小秀山11:05…11:50兜岩…12:00三の谷ルート分岐…13:25三の谷ルート登山口…13:55乙女渓谷キャンプ場P14:20=18:30自宅着

★天候:朝は暗い谷筋で天候不明。尾根筋に出ると青空。主稜線に出るころには西から秋の雲が出てきて山頂では西は雲、東は青空に。お昼過ぎからは曇り基調になった。

・アクセス:静岡市内から高速道路、中津川から国道257号線で3時間半。国道からわずかの舗装道路で登山口。乙女渓谷キャンプ場はシーズンオフで閉鎖中。駐車場は無人だが¥500をポストに投入する自己申告のシステム。

・コース状況:登路の二の谷ルートは下部がキャンパー向けの滝巡りコースで木の階段が続く。やや古いので踏み抜きやスリップに注意。夫婦滝からは本格的な登山道になる。登るにつれて急登になり、ストックをザックに収納して手足4本で登るようになると「かもしか渡り」の難所だが、木の根をつかんで登れるので問題なし。ただその前後が足場の悪い急登で下りたくない道だ。すくなくとも降雨時や降雨後の下りは避けたい。「かもしか渡り」を越すと傾斜がゆるむが、三の谷ルート分岐から兜岩までは再び急登が続く。兜岩からは小秀山越しに御嶽山が顔を出す。ここからは緩いアップダウンを数回くりかえすと避難小屋がある小秀山山頂だ。山頂の少し先の岩が絶好のビューポイントで、御嶽山、中央アルプスが一望できる。下山ルートの三の谷ルートは二の谷とはうってかわって緩いジグザグが続く歩きやすい道だ。下部で伐採作業のため仮設ルートを迂回するが、ここも特に歩きにくいことはない。林道に出ると歩いても30分程度で登山口のキャンプ場に戻る。

・感想:ようやく秋の気配がしてきて、イワシ雲と御嶽山の写真を撮ろうと小秀山に登った。残念ながらイワシ雲は出なかったが、秋山のそこはかとない気配を感じることができた。沢、岩、笹薮、御嶽山、中央アルプスの眺望、コンパクトながらいろんな要素が詰まった飽きさせない山だと思った。アクセスが良いのも◎。あと先日登った安平路山を遠望できたのが収穫だった。ただ、それでもなおなぜ二百名山に数えられるのかは疑問が残ったが。お土産には中津川名物の栗きんとんを買って帰った。これもまた小さな秋か。

9月27日 愛鷹連峰:黒岳・越前岳・呼子岳  加藤

■自宅5:00=5:40須山山神社駐車場5:45…6:30富士見峠…6:55黒岳…7:10富士見峠…8:15富士見台…8:35越前岳8:45…9:30呼子岳9:40…9:50大沢下り入口…須山山神社駐車場11:30=12:00自宅

★須山山神社駐車場を5:45発。黒岳に6:55。富士見峠に下り登って越前岳8:45。下り登りをくりかえして呼子岳を9:40。大沢を下り須山山神社駐車場に11:30に無事下山できました。今回、大沢も上流から水が流れていてビックリ。呼子岳手前にはトリカブトの花が咲いていました。