令和5年度 第23回定例会ニュース


3月2日 八ヶ岳:南沢大滝(ICT) 高本、根田

■3月2日 5:00起床、八ヶ岳山荘5:50…6:20赤岳山荘駐車場6:50…8:20南沢大滝13:00…14:30赤岳山荘駐車場

★行動記録

3/1(金)20:50中央高速:阿智PAにて根田さんと合流⇒駒ヶ岳PAにて食事をした後、八ヶ岳に向かう⇒23:00ごろ 八ヶ岳山荘に到着。予約していた仮眠室にて就寝。

3/2(土)5:00起床、共同フロアにて朝食をとった後、赤岳山荘に向かって車で出発。

6:20ごろ 赤岳山荘:駐車場に停車、準備。

6:50ごろ 駐車場を出発 美濃戸登山口から南沢に入る。

8:20ごろ 南沢大滝に到着。

すでに5パーティーほどがロープを張っていて混雑していた。しばらくどこにルートをとるか検討。合間を縫うように大滝のほぼ中央のルートを登ることにした。まずは高本がリードで大滝の中央ルートを登りトップロープを張った。その後、高本がビレイをして根田さんが登った。続いて根田さんがビレイをして高本がトップロープで同じルートを登った。

小休止の後、根田さんが再度トップロープで登ろうとしたところ落氷を頭部に受けて出血した。その場で他パーティーの支援を受けつつ応急処置のうえ安全な場所に移動した。高本が119番に通報し、他パーティーの支援を受けつつ根田さんと下山した。赤岳山荘で救助隊から応急処置を受け、根田さんは八ヶ岳山荘から救急車で諏訪中央病院に搬送された。額の傷口を縫いレントゲンを撮ったが特に異常はなかった。落氷したパーティーからは丁重なお詫びをいただいた。その後、それぞれ帰路についた。支援をいただいた他パーティーの皆様、救助隊、病院関係者には改めて厚く御礼申し上げます。(高本)

3月4日 朝鮮岩  苫米地

■登山口11:10…11:35小野薬師寺…12:15朝鮮岩13:10…13;30小野薬師寺…13:50登山口

★先週の赤城山で左膝を痛めてしまったので、近場でリハビリハイキングに出かけました。富士山がたっぷり雪を頂いたので富士山の写真を撮ろうと朝鮮岩へ。快晴で、風はありましたが暖かな日でした。駐車場所がなくて困りましたが、平日なので道幅の広い農道に路駐させてもらいました。短いながら急登の登山道を登ると、ピークというより尾根上に突き出した絶景ポイントで、静岡市街地を前景に富士山を眺めるには絶好の展望台でした。

3月7日 愛鷹連峰:越前岳・呼子岳  加藤、小野田

■富士駅改札口7:00=8:00十里木高原駐車場8:20…9:10馬ノ背(1,98.9m)…11:00越前岳(1,504.2m)11:20…12:55馬ノ背…13:25十里木高原駐車場13:40=14:15富士駅

★富士駅で小野田さんと合流し十里木高原駐車場を雪が舞う中8:20に出発し、トレースがない上を歩き馬ノ背9:10、高度を上げて越前岳頂上に11:00着。雪はやんだが景色なく呼子岳はあきらめ11:20に下山を開始し13:25に十里木高原駐車場に無事下山しました。頂上では温度が上がったらしく木々についてる霧氷がバラバラ落ちてました。途中4名とすれ違いました。(加藤)

★下の方は全然雪が無かった。途中からの積雪は数cmから上部は20cm位。昨夜雪が降ったのかふわふわの新雪で動物の足跡しかない。私達が踏み跡を付ける。凍ってないのでチェーンスパイクを着けず歩いた。登るにつれ樹氷が厚くなっていた。途中で小雪は止み頂上でも曇っていたが無風。手袋を外してもそれ程寒くなかった。雲が薄くなってきたので晴れるのを期待して待ったがダメだった。下山中、青空を背に雪を被って一段と美しさを増した富士山が雲の上に現れた。が、30秒位でまた霧に隠れてしまった。馬酔木はまだ固い蕾。加藤さんが長靴でずっとラッセル。お陰で私は楽をさせて頂いた。いつも感謝です。(小野田)

3月7日 八ヶ岳:杣添尾根(2,350ⅿまで)  苫米地、小田

■道の駅なんぶ5:00=6:50杣添尾根登山口駐車場7:35…8:30南八ヶ岳林道登山口…8:35沢の木橋…11:30 2,450m地点…12:55沢の木橋…13:00南八ヶ岳林道登山口…13:30杣添尾根登山口駐車場14:00=16:00道の駅なんぶ

★新入会員の小田さんと初山行へ行ってきました。最初は竜爪で小手調べの予定でしたが静岡だけ雨の予報。急きょ八ヶ岳杣添尾根に転進したところ、好天ではありましたが期待したトレースはなくラッセル訓練に。小田さんのアイゼンがチェーンスパイクだったのでとりあえず森林限界の展望台をめざしましたが、標高2,300mを越えたあたりからラッセルがますます深く雪質は重くなり、登高速度が10分間あたり標高差20ⅿを切り始めました。森林限界手前でしたが11時半に標高2,450ⅿまでで引き返しました。せっかくの青空だったのに樹林帯の中で終始したので展望はなく残念でした。トレースばっちりの日に出直そうと思います。小田さんお疲れ様でした。これに懲りずにこれからもよろしくお願いします。(苫米地)

★山岳会に入会後、初めての山行だった。あこがれだった冬山登山、苫米地代表に、冬山装備の事・歩き方など、ノウハウを教えて頂き、あっという間の一日だった。当初は竜爪山の予定だったが、当日予報は静岡だけ雨模様、急遽代表の計らいで八ヶ岳の提案を頂き、冬山装備を試したかった私は予期せぬ選択に胸が躍った。

朝5時に道の駅南部で集合出発、八ヶ岳登山口には7時頃に到着、装備確認等の準備をして7時30頃に登山開始となった。天気良好で、無風、トレースがない事から誰も先着がいない状態でスタートした。スノーシューの装着を試みるが、装着方法の事前確認不足で何かがおかしい。やむなくツボ足を選択し、まづ最初の失態から始まる。最初のうちは脛まで沈むほどの深さだったが、登るにつれ膝まで埋まる程の状態になっていった。最初は代表に先導して頂いたが、これも訓練だからと10分毎での交代を提案頂き、交互にラッセルをして登って行った。足場を気にするあまり、頭上の雪を被った枝に気付かず、何度も自分で被ってしまい初心者丸出しであった。更には、ラッセルの後続を歩く自分の方が楽なはずなのに、気付けば引き離されていて何とも気恥ずかしい気持ちで付いて行った。見晴台が目標であったが、思うように標高を伸ばせない事から、11時30分時点で予定どおり引き返す事になった。下りの道中で、2人組とすれ違い、「トレース有難うございます」との言葉を頂き笑顔で挨拶した。下りに危険場所はないものの、足の置き場に気を付けても何度となく滑って態勢を崩しヒヤッとする場面があった。下山後に、代表から「お疲れ様」と温かい言葉を頂き、嬉しかった半面、次はピークまで登ってみたいという思いが強くなった。足と手の指先は冷え切っていて、装備の甘さも痛感した。手袋はウールの下地と防水カバーの2重構造が基本である事、軽アイゼンだと思っていた物はチェーンスパイクであり、完全防水の冬用登山靴と12本詰めのアイゼンは最低限の装備だったと思い知った。帰りの道中でも、登山に関する色々な話を聴かせて頂き、次の機会に備え装備の強化を急ぐことを心の中で強く誓った。夕方には帰宅していた事もあり、日帰りでも山々が綺麗な八ヶ岳近郊まで登ってこられたんだなあと少し不思議な気持ちで一日を終えた。これから始まる静岡山岳会での登山歴最初の1ページ、雪を纏った八ヶ岳の綺麗な山々が目に焼き付いている。度重なる失態にも呆れることなく、優しく温かな眼差しで面倒を見て頂いた苫米地代表、本当にありがとうございました。(小田)

3月10日 満観峰  赤石、他1人

★道の駅宇津ノ谷峠に車を置いて逆川集落まで道路を歩く。集落の中から登山道がはじまる。東海自然歩道だがあまり歩かれていないようだ。沢筋を登り尾根に出る。船川集落からの登山道と合流して山頂に着いた。植林と荒れた茶畑の中を通って来た。この山は途中までと山頂付近一帯がかつて茶畑で、モノレールや索道の跡がある。道の駅から山頂まで約1時間40分。反対側の花沢の登山口から大勢の登山者が登ってきていた。いつもながら広い山頂からの眺めは素晴らしい。駿河湾と雪の富士山。ゆっくり景色を楽しんでから下山。宇津ノ谷峠に向かって下りる。登ったり下ったりの道は長く感じた。蔦の細道の峠を過ぎ東名道路の真上にある大きなコンクリートの施設を過ぎたあたりから道は荒れていて不明なところが多くなる。先日のトレランコースには使われなかったようだ。舗装された林道を横断すると道は急になりクレモナのフィックスロープにつかまりながら下った。宇津ノ谷峠に下りる最後の下りも急だった。秀吉の大群が通ったとの説明板があったがその割には随分幅の狭い峠だと思った。集落からは旧東海道の石畳の坂路を歩き道の駅に2時過ぎに戻る。一回り約5時間半。天気はよかったが気温が上がらなく汗をかかなかった。近くにこんなにいい山があると思った。