5月10日 尾白渓谷 加藤、他2人
■自宅4:15=4:45興津=6:50竹宇駒ヶ岳神社…8:15旭滝…9:00神蛇滝…10:25不動滝…11:20林道出合…11:45錦滝…12:50矢立石12:55…13:55竹宇駒ヶ岳神社=尾白の湯=19:20自宅
★不動滝と錦滝間はあまり歩かれていなくて大変だった。また錦滝から日向山ルートは通行止になっていたので日向山林道を利用して矢立石をへて竹宇駒ヶ岳神社の市営駐車場に全員無事下山いたしました。錦滝付近の林道わきにクリンソウがたくさん咲いていました。天気もよく渓流の水も澄んでいて甲斐駒ヶ岳北面の谷には雪が見えました。
5月10日~12日 新潟の山:二王子岳、御神楽岳、粟ヶ岳 苫米地
■5月10日:二王子神社8:05…9:00一王子避難小屋9:10…10:30油こぼし…11:15二王子岳山頂11:25…11:55油こぼし…12:50一王子避難小屋13:00…13:40二王子神社
★快晴で暑いけれど乾燥しているのでサッと汗が乾く爽やかな五月晴れ。昨秋の朝日連峰の避難小屋でご一緒した新潟の方がイチオシの二王子岳にようやく登りました。五合目あたりから残雪出てきましたが、ノーアイゼン、ノースパッツで大丈夫でした。ふもとから全容が見える山で、山頂では来合わせた登山者同士でタイムや1日に何回登ったとかでマウントを取り合ったり、地元で親しまれている山なんだなぁと思いました。幸い好天に恵まれ、てっぺんからは飯豊連峰の全容がバッチリでした。今年中に縦走したいなぁ。
■5月11日:室谷登山口5:45…7:40最後の水場…8:10大森…8:45雨乞峰西端…9:20御神楽岳9:30…10:00雨乞岳西端…10:25大森…10:45最後の水場…12:00室谷登山口
★快晴の五月晴れ。気温高く暑い。コースはあまり整備されていないらしく、上部へ進むにつれてブッシュや熊笹に悩まされます。残雪は多少ありましたがアイゼンやチェーンスパイクは不要。踏み抜きやぬかるみがあるのでスパッツはあった方が良さそう。虫も多いので対策を。会越国境に近い山なので山深く、登山者も少ないようでした。今回はピークハントが目的のため名物のスラヴを堪能できなかったので、再訪する時には栄太郎新道から登ってみたい。
■5月12日:粟ヶ岳県民休養地5:00…5:15中央登山口…5:55三合目…7:00六合目…7:30七合目粟ヶ岳ヒュッテ…8:05九合目粟ヶ岳北峰…8:25粟ヶ岳8:35…8:50九合目粟ヶ岳北峰…9:20七合目粟ヶ岳ヒュッテ…9:40六合目…10:30三合目…11:05中央登山口…11:15粟ヶ岳県民休養地
★曇り基調でしたが山頂では青空ものぞきました。気温はやや高めで風は弱く、よく水を飲みました。コースは全体にとてもよく整備されています。短いながら全体的に傾斜が強くアスレチックなコースでした。新潟遠征3日目で疲労が蓄積してきたせいか、コースタイムが厳しめに設定されているような気がしました。上部では小虫がたくさんまとわりつき、昨日に続いて口から吸いこんで気管入口に貼りついてしまい、苦しみました。下山後に立ち寄った温泉から仰ぎ見た粟ヶ岳はなかなか立派でした。
5月11日 五老峰 赤石、鈴木、安陪、他1人
★身延町下部温泉、湯之奥集落の奥にある山で、毛無山から続いている尾根上にある。変わった名前だがこの山にゴーロがあることから呼ばれたとのこと。野口五郎岳、黒部五郎岳などもゴーロがあるところから呼称されたそうだ。この山には20年以上前から興味があり登りたいと思っていた。急な上に道が不明だと聞いていた。記録ではこの山を越えて毛無山に登り猪之頭林道へ下りるハードコースもある。僕たちは往復するコースを選んだ。登りは湯之奥集落を通らず迂回する林道から登山口の地蔵堂へ歩いた。ここから植林に入る。植林内は道がしっかりしていた。3カ所ほどに炭窯の跡が残っていた。植林地が終わり自然林になると道は不明になり急坂になる。上へ上へと道を探しながら上った。土はふわふわしたりざらざらしたりで歩きにくく踏み出した足がズルッと滑ったりする。急な処では木の根につかまったりして這い上がった。少し広い尾根に出るとかつて作業した索道のワイヤープが残っていたのでこのあたりまで作業道があったのだろうが今は不明になっている。狭い尾根になり少し岩場を歩いて山頂に出る。山頂に木の看板がある。木々の中で周りの眺望はない。尾根は続き毛無山の山頂に続くのが見えるだけだった。一休みして下山。急な斜面、下る方角を何回も確認して下る。緊張感は抜けない。コースには赤布が付けられている。私たちも尾根が分岐するところに4枚ほど巻いて登ったが下りにすべて回収した。ようやく植林地まで下りて道がはっきりして一安心。急な下りは続いた。やがて少し緩くなった道を歩き登山口の地蔵堂に下りた。ここまでの登りは林道を上ってきたが、帰りは集落内の道を下りた。かつて毛無山の金鉱で栄えたという集落はしっかりした家が密集している。今は殆どの家が無住になっている。石畳の坂道を下る。道の横の水路には水が落ちるように流れていた。駐車場に戻りこの日の健闘に思わず笑顔になった。
斜度が気になり帰ってから調べたら平均30度くらい、急な所は45度に近いようだった。途中上り下りの登り返しがなく、直線的な登りで標高差と獲得標高差が殆ど同じだった。(歩き6時間20分、休み2時間10分、7キロ、1119m 90~110%、ヤマップ) (赤石)
★山名「五(ご)老(ろう)峰(ほう)」から、優雅で、老人に優しい山だろうと思い参加させて頂いた。赤石さんは20年以上前から、眼をつけていたという。当会もかなり前に行ったが、道迷いしたとのこと。記録も少なく、ヤマレコの猛者(モサ)(?)が上級者向けコースと書いている。地図を見ると、確かに降りの時、迷い易い地点が2ヶ所ある。記録を調べると、ほとんどは、登りに使っており、降りに使っていたのは2件であった。1件は2008年 山梨の嶺朋クラブ 上野巌(写真家、私は、名前は知っていました)さん等の記録で、間違えなく湯之奥に降りている。もう1件は、我々と同じ往復ルートをとっているが、降りは尾根を間違えたのか湯之奥の手前の一本北西の尾根を降りている。赤石さんと相談して赤布を持って行くことにした。酷い藪はないが、明確な道はなく(多分獣道?)、登り易そうな所を探しながら、不安定なザレと滑り易い落ち葉の上を急登していく。このような登りが標高900m以上では続く。頂上の看板は漫画チックであり、ちょっと違和感を持った。今山行のポイントは、降りで、尾根のない山腹を、方向を間違えずどのように降りるかである。間違った方向へ降りてしまうと、登り返さなければならない。心が折れてしまう。そのような状況を避けるため、登りの時2ヶ所(それぞれ出口、入口)に、赤布を巻いて置いた。そのおかげで、ロスなく降りることができた。腰が痛いことを忘れるほど充実した山行であった。私単独では決して行かない山であろう。4人のメンバーがいたからこそ、行けた山だと思った。ありがとうございました。(安陪)
★山梨県・下部温泉郷にある山。下部温泉駅を通り過ぎ湯之奥に車を駐車。お地蔵さんに挨拶して登り始める。木の苗木を過ぎたところから登山道はなくなった。約45°の急な斜面を2回通過、下部温泉からの尾根に合流。頂上で昼飯。下山は、登ったはずの道がわかりにくく注意していたのですが登りと違うルートを下っていた。登りに付けた布があるとほっとした。下部温泉と湯之奥の分岐(看板なし)を左に。わかりにくい小さな尾根を選択して下山。安陪さんの読図とGPSで確認しながら無事下山。約8時間30分、私一人では登ることのできない山と思った。(鈴木)
門西家住宅
5月11日~12日 小川山クラック講習会(Tommy Climbing Club 講師:富永浩司 岩場:兄岩/弟岩/妹岩) 高本
★これまでクラッククライミングは敬遠してきた。自分の中では特殊なクライミングという位置づけで、フェイスやスラブが登れればいいと考えていた。しかし、ある人からアルパインクライミングをやるためには必修の技術と言われた。支点に頼らず自然の岩の形状を利用して登ること、適切なカムの使用方法を習得することは自分の山登りの幅を広げることができると考えた。実際の岩場では手足が痛くて、初日はほとんど登れなかった。特に自分はフットジャムがしっかり決まっていないことが多いと教えてもらった。逆に足が決まった時は安定感のある登りが出来ていたそうだ。このような指摘、アドバイスをもらえることはうれしかった。二日目は少し慣れてきた感じだった。それでも10aレベルのクラックになるとトップロープでも終了点まで登るのに何度もテンションをもらった。同じクライミングでもフェイスとクラックとでは、全く違う競技のように思えた。今回の講習ではカムの使用はせず、ジャミング技術の練習が主だった。今後、このような機会を積極的に利用し、カムの使用方法なども学んでいきたい。
5月18日 乗鞍岳(山スキー) 田島、他1人
■位ヶ原山荘9:30…12:35蚕玉岳…剣ヶ峰…13:37蚕玉岳…14:25位ヶ原山荘
★天気は快晴。雪質は上部はよく滑るザラメ、下部に行くと雨溝が深く滑り難い。「乗鞍に行きませんか」とI氏からのお誘い。しかし4/29に行ったばかりなので御嶽か白馬乗鞍にしようと思ったが雪が少なそうなので、やっぱり乗鞍に決定。5:00に静岡を出発三本滝を目指す。8:45のバスに乗り位ヶ原山荘へ。シールを付けて出発。I氏はとても速いので所々で待ってもらう。今日は快晴で白い雪を纏った山は空が黒いくらいだ。急坂を登って蚕玉(こだま)岳へ。ここにスキーをデポし頂上へ。頂上からは御嶽・白山・北アルプスの展望が素晴らしい。蚕玉岳からドロップ。I氏はスキーも上手いので下まであっという間。よく滑るザラメでした。下部の平坦部は雨溝が深く滑りにくい。それでもノンストップで道路で。最後はスキーを担いで位ヶ原山荘へ戻りました。最近は思った様な滑りが出来なかったが、シーズン最後で、素晴らしい天気の中、最高の春スキーを楽しみました。
5月18日 霧ヶ峰全山(トレラン) 根本、他1名
■7:40車山肩駐車場…8:10ガボッチョ…8:40ゲート…9:00カシガリ山…9:45肩駐車場…10:10車山…10:40殿城山…11:30大笹峰…12:10八島ヶ原湿原12:25…12:50鷲ヶ峰13:00…14:05蝶々深山…14:30肩駐車場
★4月末、自宅から霧ヶ峰(車山)まで16㎞、走って行けることがわかった。そんな身近な山である霧ヶ峰について、漠然と車山とイコールだと思っていたが、山と高原地図の解説を読むと「霧ヶ峰は車山を中心に大笹峰、鷲ヶ峰、
ガボッチョに囲まれた台地」とある。車山にしか行ったことがなかったので、これは全部を回らねば、ということで30㎞弱の距離を走ってきた。ガボッチョは伊那丸富士見台駐車場からがメインのようだが、その一つ西側の駐車場から南下した方が近い。カヤトをかき分けながらの気持ち良い道で、踏み跡のような、獣道のようなものがたくさんある。ガボッチョからカシガリ山までは昔の車道のような道を辿り、伊那丸富士見台駐車場近くまで行く。ゲートがあり「入山禁止」と書かれている割に、道がしっかりしていて走りやすかった。車山肩駐車場に戻り、そこからはひたすら走る/歩くのみ。天気は快晴で、富士山、北・中央・南アルプス、御岳、八ヶ岳、浅間山・・・と、360度の眺望の中を、カッコウやウグイスの声を聞きながら、気持ちよく走ることができた。予定にはなかったが、沢渡に向かう途中に蝶々深山への道があったため、そこにも立ち寄り全山縦走とした。今回のトレランで、霧ヶ峰の全体像を知ることができた。次回は美ヶ原から霧ヶ峰まで走ろうと思う。
5月18日 滋賀:千石岩マルチピッチ講習会(講師:KO-WALL 奥村晃史 千石岩) 高本
★滋賀県大津市にある千石岩での講習会に参加した。KO-WALLクライミングジムが主催する講習会で講師は奥村晃史氏だった。講習参加者も地元京都の方が2名いらっしゃった。関西の岩場は初めてだったが、講師の奥村さんも滋賀の方で終始関西弁で会話ができ、やはり生まれ故郷を近くに感じることが出来た。講習は実際に岩登りを行うよりも、ロープワーク、クライミングギアの使用方法など基礎的な内容で、岩場での机上講習という感じだった。一通り学んできた内容を改めて復習する内容だったが、クライミング技術も日々進歩、または変化もあり、これまで自分が行ってきたことを振り返り、見直す良い機会になった。例えば、終了点は主に流動分散で作ってきたが、墜落距離が長くなるリスクがあった。そのため、今では固定分散が多く使用されているようだった。また、懸垂下降では原則バックアップを取ること、ロープを投げる時は二本を結ぶことなど、これまで軽視しがちだったことにも気づかされた。山の技術を有料で学ぶことについては、これまで抵抗感もあったが、最新技術を学び、これまで知らなかった情報を得るために積極的に参加すべきと思った。
5月21日 愛鷹連峰:位牌岳 加藤
■自宅4:30=4:55大棚ノ滝駐車場5:10…5:55神谷尾根出合…6:30三角点…7:15第一展望台7:25…8:30袴腰岳(1,248m)…8:55一服峠…9:55位牌岳10:10…10:40一服峠…11:00袴腰岳…11:40第一展望台…12:15三角点…12:45S神谷尾根出合…13:25大棚ノ滝駐車場=13:55自宅
★大棚ノ滝駐車場を出発し神谷からの登山道を歩いて第一展望台へ。急坂を登りつめて袴腰岳へ。自然林の中を位牌岳へ9:55着。10:10に下山をはじめ来た道を歩き大棚ノ滝駐車場に13:25無事下山いたしました。頂上ではミツバツツジとアシタカツツジが咲いていました。愛鷹須津山荘側から第一展望台にきて登山道が荒れていたので神谷尾根を歩いてきた人と一緒に大棚ノ滝駐車場まで下山しました。
5月22日 下十枚山 小野田、他
■正木峠8:00…9:00地蔵峠9:17…10:00岩岳…10:40下十枚山10:45…11:20岩展望台11:55…12:50地蔵峠13:15…14:00正木峠
★昨年と同じ日に白ヤシオとミツバツツジを見に行ったのだが殆ど終わっていた。元々裏年で花が少なかったようだ。地蔵峠からは私1人で下十枚まで行ってみた。ミツバツツジが少し残っていた。昨年は白とピンクの花のトンネル内を歩いたのだが。すぐ下り、岩岳近くの岩場の展望台で10:30からピクニックしていた友達と合流。その岩場下には新緑の森が広がっていた。下山中ツツドリ、鶯、不如帰その他の鳥が耳を楽しませてくれた。
5月22日 両神山(白井差コース) 苫米地
■自宅発4:00=7:30白井差登山口7:45…8:05昇竜ノ滝…8:25オオドリ河原…8:50ブナ平…9:40両神山山頂9:45…10:15ブナ平…10:35オオドリ河原…10:50昇竜ノ滝…11:00白井差登山口=道の駅大滝温泉遊湯館=15:30自宅着
★梅雨入り前にもう一座ということで百名山の両神山へ。日帰りなのでもっとも近い登山口で、もっとも速く登れそうな白井差登山口を選びました。白井差登山口からのコースは私有地を通っているとのことで、事前に電話予約する必要があります。自宅から車で片道3時間半。朝4時に自宅を出て登山口に7時30分到着。すぐに山中さんが出てらっしゃって駐車スペースを指示。その後、ルート図を示して詳しく説明してくださいます。山中さんに見送られてイザ出発!完全無雪期スタイルなので足が軽く、荷も軽いのでウキウキしてきます。林道はすぐに終点となり山道に入るとすぐ昇竜ノ滝の滝音が聞こえてきます。滝を越えて桟道や橋をいくつか渡って沢沿いに進みます。沢音がとだえると水晶坂の急登になりますが長くは続かず、よく整地された土の九十九折の道が主稜線まで続きます。主稜線に出ればすぐメインルートの日向大谷口からのコースと合流し、合流すれば容易な鎖場を越えた先がもう山頂です。先着3名。平日とはいえ百名山の山頂としては静かです。あいにくガスで眺望は得られませんでしたが、赤いツツジが咲いていて慰められます。よく整備された登山道は下りも容易で、なんのストレスもなく下山できました。お借りしたコースマップを山中さん宅に返却し、入山料1,000円を差し出すと、記念のバッヂをいただきました。両神山名物の鎖場やオオカミが狛犬の両神神社を味わうことはできずまったく平凡なハイキングでしたが、手っ取り早く百名山を稼ぎたい人には重宝なコースと思います。有料の登山道は初めてでしたが、予約さえできれば駐車場の心配をする必要なく、よく手入れされた登山道で静かな百名山を楽しむことができるので高いとは感じませんでした。
5月22日 大井川支流:(沢、釣り) 杉山
★新しい沢靴の慣らしをかねて大井川の支流へ行ってきました。この沢は漁協のマップに掲載されておらず、漁業権も設定されていない模様です。急傾斜ではありますが滝はなく、そのかわりに両岸がきわめて脆く浮石が多いため、落石が多発します。沢のグレードとしては3級程度ですが危険度を加味すれば4級相当だと思います。魚は固有種なので釣りきってしまうと絶滅してしまいます。今回の釣果はアマゴ9尾でしたが、入渓は年に一度がマイルールです。今回の遡行目的の一つに新しい沢靴の慣らしがあったのですが、使用した靴はキャラバンの渓流というモデルの靴底がラバーのものです。ボディーのつくりは丈夫そうで歩きやすいのですが、コケや垢の付いた石と枯れて濡れた倒木はかなり滑ります。動物は鹿2頭、カモシカ1頭目撃しました。前回は鹿の群れに沢筋で遭遇、警戒の鳴き声も頻繁に聞かれました。今回、熊よけのベルを付けていたためかもです。(標高差950m、遡行距離5.1km、遡行(釣行)時間5:40)なお、釣り人の遭難に配慮するため、沢名は非公開とさせていただきます。