令和6年度 第5回定例会ニュース


5月25日 八ヶ岳横断歩道(天女山~観音平) 小野田、安陪

■天候:快晴 池田4:20=6:20天女山駐車場6:40…9:25ツバクラ岩…9:35分岐⑭…並木上林道分岐⑪10:55…11:08林道終点…11:48 ゲート…11:58鐘掛松、小泉口…12:15三ツ頭登山口 小荒間12:20=タクシー=12:40天女山駐車場

★八ヶ岳は何度も行っているがこの道の事は知らなかった。私の古い地図には描いてない。よく整備された道が自然林の中を通っている。ここはトレランのコースに使われた道。ジグザグが多くなかなか前に進まない。ミツバツツジが少し残り、クリンソウが数か所に咲いていた。所々で甲斐駒、北岳などがとても美しくはっきり見えた。快晴で樹林の中でも明るく暑くもなく気持ちが良い。ツバクラ岩に下ると大きな岩の洞窟があった。ここ以外あまり変化の無い美林が広がっている。蝉と鳥が賑やかに鳴いていた。安陪さんが帰りは道路を歩いて戻ろうと。地図を見るとアスファルト道もかなり蛇行している。観音平からバスかタクシーに乗れれば良いがそれが分からない。長い車道歩きは暑くて大変そうなので、つばめ岩の手前の標識からカラマツ林の中を林道に下った。が、道路に通じておらず天女山とは反対方向の小荒間に。結局観音平まで行くのと同じ位時間が掛かった。着く前にタクシーに電話。20分で来るというのでホッとした。やはり森を出るとアスファルト道は照り返しでとても暑かった。帰宅後案内板地図を見るともう1本手前の道が八ヶ岳高原ライン行きとして実線で描かれていた。地図でここが最短だと確認していたが標識が無い。安全の為パスした。次は観音平から入りこの道も確かめてみたい。観音平はバス、タクシーの常駐無し。

突然の誘いにも拘わらず安陪さんが同行して下さって本当に有難かった。初めての道なので一人ではかなり不安だっただろう。お陰様で楽しむ事ができて良かった。(小野田)

★「八ヶ岳横断歩道」初めて聞く道である。小野田さんに地図を送ってもらった。観音平、天女山、美しの森を結ぶ道で、車道「八ヶ岳高原ライン」のほぼ上部に平行につけられている。トレラン用に作ったのか、高低差が無いように、尾根、沢を巻くように道が作られている。その代わりに距離は長くなる。実際に会った人はトレランの人だけでKさんを含んで4人だけであった。Kさんは、観音平→天女山→権現岳→観音平の一周コースを走った。すごい!我々は、Kさんと途中クロスするために、天女山から観音平への道を選んだ。新緑溢れる雰囲気の良い樹林帯の中の道であった。当初、観音平、天女山往復を考えていたが、そうすると距離が23Kmにもなる。そこで、帰路はタクシーを使うこととした。途中から観音平には向かわず、並木上林道を使って、タクシーがピックアップし易い八ヶ岳高原ラインの三ッ頭登山口、小荒間に下りた。また行ってみたい道である。(安陪)

5月28日 赤淵沢(富士) 熊谷、他1人

■天候:雨 入渓 9時05分 脱渓 11時50分 車着 12時05分

★素晴らしいゴルジュとエメラルドブルーが美しい沢ということで富士市に流れる赤渕沢へ行ってきました。遡行は3時間、戻り15分。初心者向けの沢です。本来はクライミングの予定でしたが、雨模様のため沢登りとなりました。ただ、前日からの雨で美しい水様は見られませんでしたが、ゴルジュと豊富な水量を楽しむことが出来ました。前日からの雨で増水しており通常の5倍以上の水量があったと思われます。ゴルジュの中を流れる水量があるのでとても大変でしたが、冒険的でとても楽しめる沢登りとなりました。水量が安定していれば初心者でも楽しめる沢です。

朝、土砂降りの中を車を走らせ集合場所に着く。前日からの雨で沢は増水気味であることは分かっていた。林道脇に駐車し、装備を整え、駐車場から5分ほど降りると沢に突入。降り立つとすぐにゴルジュが出迎えてくれた。雨に濡れ黒々とした溶岩が少し不気味な感じ。ただ、今シーズン初の沢なので楽しめるようできるだけ水際を歩きます。淵は雨で濁っていて底が見えないので、恐る恐る足を入れ水中を探る。泳ぐには季節が早く、水が冷たく、泳ぎ疲れる。いくつかの淵と小滝を連続して超えると、あまりにも寒くスクワットをして体温を保つ。下だけでもウエットスーツを着てくれば良かったと後悔した。小滝はいずれもフリーで突破。途中掛かる3つの大滝は水量が多く、水際を越えるには少々骨が折れそうなので高巻き。プロテクションをいくつか持っていきましたが結局使用せず。

帰りは脱渓地点より15分で車へ到着。この沢の良いところです。林道脇に不法投棄されたゴミが多いのが残念。次に行く機会があれば、天気の良い水量の安定した日に伺いたいと思います。

今回、地下足袋+ワラジという足元でいきましたが調子がよかった。コケで滑りにくく、段差にも乗り込め、クラックにはフットジャムが使えました。とても安定しています。1週間前に裏山で地下足袋+ワラジで走ったのも効果的でした。ワラジはPPロープで自作です。

 装備:30mシングルロープ、プロテクション少量、ワラジ+地下足袋

5月30日 八ヶ岳:赤岳・横岳(杣添尾根往復)  苫米地、小田

■静岡発3:30=5:40登山口P6:05…6:25南八ヶ岳林道登山口…8:05見晴台テラス8:10…8:45三叉峰…9:35地蔵の頭…9:40赤岳展望荘…10:20赤岳山頂10:40…11:05赤岳展望荘…12:10横岳山頂…12:30三叉峰…13:00見晴台テラス…14:15南八ヶ岳林道登山口…14:35登山口=17:15静岡着

★天候は午前中は晴れ、昼から高曇りで、暑くもなく寒くもなく山には珍しいくらいちょうどいい気温でした。駐車場は冬にも停めた別荘地の登山口に駐車しました。スペースは10台前後で平日の6時前でしたが残り2台でした。実は10月7日まで旧八ヶ岳林道のゲートが開放されていて貯水池まで乗り入れることができます。こちらのほうが駐車スペースが広くてトイレもあり、片道約30分程度のショートカットができるのでおススメです。ルート上の残雪は樹林帯上部に少々残っている程度でツボ足で大丈夫でした。今回は長時間歩行訓練とツクモグサ見物が目的でした。3月には深雪のラッセルで2,500mで引き返しましたが、今回は快調に見晴台テラスへ。無雪期の八ヶ岳は本当に久しぶりで、赤岳へ北側から登るのは初めてかもしれません。おかげさまでツクモグサを初めて見ることができました。割と地味な色合いですが産毛がチャームポイントでした。横岳の鎖場の西側斜面にひっそりと咲いていて往路には気づかなかった場所で、帰路にいくつも見つけました。チョウノスケソウも久しぶりに見ることができました。杣添尾根の下りは長く単調な樹林帯が続いて目標物がないので修行にピッタリだったかもしれません。小田さん、お疲れ様でした。(苫米地)

5月30日~31日 尾瀬:アヤメ平・尾瀬ヶ原  加藤、小野田、他4人

★天候は初日は曇り、翌日は雨でした。ミズバショウ、リュウキンカ、タテヤマリンドウ、シラネアオイ、ヒメシャクナゲなどが咲いていました。(加藤)

★水芭蕉で有名な尾瀬だが、私はこんなに盛りの時に来たのは初めてで水芭蕉を満喫した。横田代、あやめ平の平原ではショウジョウバカマ、タテヤマリンドウ、モウセンゴケ、ムラサキヤシオ、アヤメはまだ全然。竜宮に下ると水芭蕉、リュウキンカ、ミツガシワ、姫石楠花など花をたっぷり楽しんだ。木道に滑り止めの穴開きのゴム版を張ってある所があり安心して歩けた。竜宮への長い岩交じりの下りで1人がふらつきながら歩いていたのでとても心配だったが翌朝は元気になったので安心した。竜宮小屋はスマホ充電も自由、ウオッシュレットトイレまであり綺麗だった。食事も豊か。初日は曇り、翌日は小雨が降り続いたが至仏山も燧岳も見え、涼しかったので却って良かった。人も少なく静かな尾瀬ヶ原で良かったと思っていたら山の鼻あたりからツアー客が増え絶え間なく道が一杯になった。ニリンソウが群生。緑のニリンソウを2輪見つけた。ツアーではゆっくり花を見られないから気の毒。咲く花が変わるので色々な時期に行ってみたい。良い時期に誘って頂いてゆっくり尾瀬を楽しませて頂いた。皆様仲間に入れて頂き有難うございました。(小野田)

6月2日 みどりの道パトロール

①十枚山・大光山  堀部、高本、小田、杉山  

■10:00十枚山…11:00苅安峠…大光山…15:30下山

★苅安峠付近で突然の雷雨に襲われた。大急ぎで大光山まで往復して下山した。十枚山~十枚峠間は天候不良のため割愛させてもらった。ヒルが多発して家まで持ち帰ってしまい家人を驚かせてしまった。みなさん雨の中ご協力ご参加いただき誠にありがとうございました。(堀部)

★皆様お疲れ様でした。雨で大変でしたが、久しぶりに静岡の山を楽しめました。またよろしくお願いします。(高本)

★雨でしたが貴重な経験で自信になりました(笑)。緑のパトロールも夏山前夜祭も楽しかったです。また宜しくお願いいたします。(小田)

②山伏  鈴木、加藤、根田、村松

★参加されていただいた皆様のご協力に感謝します。正午ごろまで登りましたが、山伏まで30分手前あたりで雨が強まり雷も鳴ってきたので引き返し、14時半ころ下山した。新窪乗越~山伏間のパトロールが残ってしまいました。追加で実施するか担当で検討させていただきます。再度実施の場合にはまたご協力をお願いします。(鈴木)

★よもぎ峠までで一足先に引き返させていただき、12:45ころ下山しました。ピンテを赤布に付け替えていきましたが、弱視の方には見えなくなるのではないかと思われる。 西日影沢ルートでもヒルが出ていたので気をつけたい。(村松)

★山伏の手前であいにくの雨になってしまいました。計画通りに行かなかったものの赤布がほしい箇所が幾つかありました。赤布よりピンクテープのほうが渡渉時の対岸が見やすいと思いました。みなさんと新緑の中を歩けたことでいい気分でした。(根田)

③西日影沢:倒木処理  田島、苫米地

■7:40に西日影沢の駐車スペースを出発。8時半に大石到着。8時50分に急登取り付き付近の倒木をチェーンソーで伐採。9:30に作業を終了して下山。最後の渡渉点で山伏班と交差。10:25に駐車スペースに帰着。黄金の湯で汗を流して帰宅した。

★毎年恒例の「みどりの道」のパトロールですが今年は会の依頼で山伏の倒木処理に行きました。山伏の西日影沢ルートは幾度かの渡渉があり、以前は立派な橋が架かっていたのですがすべて流されてしまいました。流量の多い時は注意が必要です。蓬峠下で道をふさいでいた倒木をチェーンソーで切断し通れるようにしました。雨の予報でしたが降る前に片づけ、下山出来てよかったです。(田島)

★2月に高校生たちと登った際に倒木を発見しました。田島さんがチェーンソーを持ってきてくれたので、ようやく処理することができました。前夜飲みすぎで朝昼メシ抜きでフラフラでしたが、おかげさまで無事下山できました。(苫米地)

夏山前夜祭

・日時:6月1日 12:00集合 

・場所:梅ヶ島キャンプ場

・午後:装備点検 村松、小田、桑畑、加藤、赤石、堀部、堀、杉山、田島、高本、根田、安陪、苫米地

ちょうどいい気候で、スムーズに点検をすることができました。ご協力ありがとうございました。日帰りで参加していただいた桑畑さん、堀さんありがとうございました。桑畑さんからは往時の東京山旅倶楽部「ヒマラヤ TBV報告30号」が参加者に配られました。根田さんは当時新人で、報告書中のヒマラヤ襞の写真を毎日見て思いをはせていたそうです。堀さんはすっかり健康を取り戻されお元気な様子でした。

・夜:宴会 村松、安陪、加藤、赤石、堀部、杉山、小田、田島、高本、根田、苫米地

村松さんと安陪さんが腕を振るってアジフライなど絶品料理をふるまってくれました。杉山さんからは手作りのソーセージやベーコンが差し入れられてビールが進みました。かなり度数の高い村松さんお薦めのウィスキーをストレートで飲んだ方々は胃をやられていたようです。歌も出て楽しい宴会になりました。みなさんありがとうございました。