6月7日 太刀岡山・鬼頬山・黒富士・曲岳周回 田島
■太刀岡山登山口駐車場8:25…9:47太刀岡山…11:39鬼頬山…13:06黒富士…13:28八丁平…14:26曲岳…16:19太刀岡山登山口駐車場
★太刀岡山登山道はのっけから急登。クライミングのゲレンデ、ハサミ岩をへて頂上へ急登に喘ぐ。ここまででかなりの根性を削がれる。太刀岡山からなだらかな登山道をへて少し急坂を下って越道峠へ。峠からもなだらかに登るが眼前に尖った山が見えてくる。鬼頬山へは太刀岡山を凌ぐ急登となり来たことを後悔する。八丁峰へはなだらかな登り。黒富士を目指す。黒富士手前の展望台からこの日一番の展望。茅ヶ岳・金ヶ岳・曲岳の展望が素晴らしい。黒富士からは今日は富士山の展望はなし。写真を撮り早々に出発、曲岳を目指す。曲岳へはなだらかな登山道から最後は木の根をつかむ急登。展望台から登ってきた太刀岡・鬼頬山が見える。八丁峠へ戻り、平見城へ下る。茅ヶ岳の東のこの山稜は以前から登ってみたかった山々でした。急登が続き疲れましたが、所々につつじが咲いていて癒されました。それほど暑くなく楽しい山行になりました。
6月7日~8日 金山平キャンプ場 加藤、他4人
★6月8日、みやま山荘を7:00に出発し、車で金山平からみずがき林道に入り、小川山林道と合流し林道終点に車を駐車させ7:50発。不動沢を横断したりしながら上流へ進み瑞牆山の北面にある不動滝へ8:40。林道終点に9:30着。土曜日だったので各駐車場はどこも満車状態でした。
6月8日 北アルプス前衛:有明山(2,268.4m) 苫米地
■静岡発1:30=🚙=4:30中房温泉第三駐車場5:00…6:50清水岳分岐…7:10奥宮(北岳)…7:15山頂…7:40奥社(南岳)…8:05奥宮(北岳)…8:25清水岳分岐…9:55中房温泉第三駐車場=10:00有明荘♨14:30=お宿たんたん
★一番心配だったのは駐車場でしたが、土曜日朝4時半で半分くらいはまだ空いていました。10時ころ下山したら3台ほど空いていました。朝のうちに燕岳から下山した方の分だと思います。第2駐車場からの道と合流するまでは登り易い道ですが、その先はいきなりの急登開始です。尾根へ出たところからしばらく尾根づたいに登ったあと、南斜面のトラバースに入ります。ところどころ鎖場がありトラバースと急登を繰り返して尾根をいくつもまたいでいきます。清水岳との分岐に出ると緩やかな道になります。山頂の一角である北岳(奥宮)に出るとステンレスの鳥居が輝いています。ここから山頂をへて南岳(奥社)まで小さなアップダウンを繰り返しながら往復します。全体的に急斜面で木の根やトラロープを掴んでの登り降りになります。雨で木の根が濡れている場合にはスリップに細心の注意をはらって下りましょう。昨年は道路が通行止めで登れなかった有明山です。今年は大学ワンゲル部のOB会が山麓のペンションで開かれるので、それにかこつけて登ることにしました。急登で険しい山という認識でしたがおおむね5時間ほどで往復できました。予想以上の険しさでしたが、距離が短いので助かりました。
6月8日~9日 小川山(クラック講習会) 高本
★講師:Tommy Climbing Club 富永浩司 岩場:ラストワン ルート:ソザード 5.9/はじっこが好き 10a/バラクーダ 10b/逃げるバラクーダ10a 岩場:ハコヤ岩 ルート:森林浴 5.8/冬のいざない1p 5.9+
ラストワンは比較的新しく開拓された岩場のため「100岩場」にも掲載されていない場所だった。ショートルートが主体だったが、初心者の練習には良い岩場だった。ジャミングする際の足や手の痛みにも少し慣れてきたようだった。ショートルートだったこともあり、どのルートもトップロープで最後まで登ることが出来た。また、トップロープで登りながら、カムやナッツのセットの方法も学んだ。実際に登りながらカムをセットする疑似リードも行った。2日目のハコヤ岩は、より直線的なルートでジャミングの練習には良いルートだった。ここでもカム、ナッツをセットしながら疑似リードの練習を行い、またナッツを支点にして墜落実験も行った。小さなナッツでもしっかりクラックにセットされていれば、大きな荷重にも耐えられることが実感できた。カムをセットするしないでは大きな違いがあった。カムをセットする位置の見極め、クラックの状態の確認、実際にセットする作業、しっかり効いているかの確認など判断し確かめる作業が必要になる。同時にその間はジャミングを利かせて、自分の体をクラックを利用して保持しなければならない。身体と頭脳を同時に働かせることは非常に体力を奪っていく。カムのセットをどれだけ省力化し、短時間で行うかがこれからの課題になってくるだろう。
6月9日~10日 北アルプス:燕岳(2,763m) 苫米地
■6/9:お宿たんたん10:00=10:30中房温泉第一駐車場10:50…11:25第一ベンチ…11:45第二ベンチ…12:10第三ベンチ…12:40富士見ベンチ…13:05合戦小屋13:15…14:10燕山荘(設営)14:45…15:10燕岳山頂…15:40燕山荘(幕営)
6/10:燕山荘7:30…8:25合戦小屋…9:30第一ベンチ…10:05中房温泉第一駐車場=碌山美術館=15:30静岡着
★駐車場は日曜日午前10時半で4割ほど空きありです。昨日登った方が早朝に下山したり、日帰りだったりしたと思われます。コースはとてもよく整備されています合戦尾根の頭からところどころ残雪ありますが、急な箇所には補助ロープが設置してあり、雪が腐っているのでチェーンスパイク無しでも大丈夫です。燕山荘のテント場は完全予約制です。幕営料は2,000円で、水はペットボトルを買います。トイレはこの時季はテント場のトイレが使えないので小屋内のトイレが使用できます。テント場は残雪の上なので整地のためにスコップが必要です。前日に有明山を登りペンションで同窓会。翌日はゆっくり出て駐車場が空いてくる時間から登山開始。燕山荘で幕営して下山という日程でした。二十歳の6月に燕岳から餓鬼岳への途中で遭難死した友人の追悼登山でもありました。前夜にOB会のみなさんと歓談したので、1人で登っている気がしませんでした。昔は6月にこんなに登山者が訪れることはない山でした。燕岳の登山道は来るたびに歩きやすくなっているような気がします。コース上のベンチもだんだん増えてきている気がします。海外からの登山者も多く感じました。
6月11日 本栖湖周辺:パノラマ台 赤石、他2人
★本栖湖湖畔の洪庵荘前に駐車して国道を40分ほど歩き本栖湖隧道手前のパノラマ台登山口から登り始めます。烏帽子山に登ると開けて明るく三角点と電波塔があります。前回はパノラマ台から下りてきてここから城山の方に下山しました。烏帽子山からひと登りしてパノラマ台に登りました。その名のように山頂は開けていて展望がよい広場です。真下に本栖湖が青くきれいに俯瞰できます。3組ほどに会いました。展望を楽しんでから北に少し登ると分岐があり左手に道をとると中の倉峠への道です。緩やかな下りで深い木々の中のしっかりした登山道です。ブナやナラの中を歩きます。小さな上り下りを歩くと中の倉峠へ下ります。ここに正面の富士山と眼下の本栖湖を見下ろす立派な木造の展望台があり階段状の腰掛けに座りゆっくり楽しめます。説明の看板によるとここか望める逆さ富士を写した岡田紅陽の写真は1984年に発行の5000円札と2004年の1000円札の裏側に図柄として印刷されているとのことです。この日は下界では相当の暑さだったようですが木々の中は涼しい風が吹いて快適な歩きが出来ました。展望台からの下りは急ですがジグザグの道を一気に降りる感じで道はしっかりしています。洪庵荘前の駐車場に下山しました。道中、鳥の声や蝉の鳴き声を聞くことが出来ました。(歩き始めは9時15分、下山は3時10分でした。)
6月12日 愛鷹山(1,187.5m) 加藤
■自宅5:05=5:30大棚ノ滝駐車場5:45…6:15沢山橋…7:30第一展望台…8:40袴腰岳…9:10馬場平…9:45愛鷹山10:00…10:35馬場平…11:00袴腰岳…11:50第一展望台…12:30神谷尾根三角点…12:45大棚ノ滝分岐…13:15大棚ノ滝駐車場13:20=13:50自宅
★大棚ノ滝駐車場を5:45に出発し須津川沿いに進み、須津山荘を過ぎ沢山橋を渡り、杉林を登り第一展望台7:30。急な登りをつめ袴腰岳8:40。南に向かって尾根どおしに歩いて愛鷹山9:45。お昼を食べ10:00に下山はじめ雨あがりの土に足をとられながら進み第一展望台11:50。帰りは神谷尾根を歩き大棚ノ滝駐車場に13:15に無事下山しました。馬場平ではサンショウバラが咲いていました。
6月12日 南アルプス前衛:小無間山(2,149m)北東尾根 杉山
■明神橋(836m)6:24…7:43北東尾根下降点(1,302m)…11:14小無間山頂(2,149m)…13:32北東尾根下降点…14:32明神橋
★晴れ。2015年5月に会OBの徳田さんと行きましたが、北東尾根を少し進んだところで降雨により中退。今回、単独で再トライ。白樺荘手前、明神橋に駐車。左側の擁壁にある鉄塔巡視路のはしごから入山。
上部が崩壊している沢を渡ると損壊した鉄階段があります。前回来たときは8番鉄塔の工事から2年ほど後だったので登山道もそれなりに整備されていましたが、沢側の崩壊が進み、ザレもひどくなっていてロープが各所に設置されていました。前回には8番鉄塔より上にはテープはなかったように記憶していますが、ピンクテープがしっかりありました。明神橋から北東尾根下降点までの登下降がこのルートの核心です。尾根上にもテープ多数。コガネニカワタケx1、スギタケx3 発見。広めの尾根上を進むと、小無間山山頂の10mほど西側に出ます。山頂は眺望なし。帰りの尾根でやまどりの雌が凄い勢いで出てきて威嚇されました。雄も鳴きながら飛来。近くで営巣していたようです。往路を戻りました。梅雨前の日照時間の長い時期ならば、大無間山日帰りも可能です。この際、夕方からの明神橋への下降は要注意です。ヒルはいませんでした。
6月15日~16日 伊豆:城山(RCT) 高本、他1人
★岩場 南壁。いつも冬山を一緒に登っている友人と久しぶりに城山:南壁を登った。友人は山の経験は豊富で体力、技量とも優れてるが、岩登りにはこれまで本格的には取り組んでいなかった。その友人からマルチピッチをやりたいと連絡があった。クライミングジムでリードクライミングの練習をしたり、講習会に参加して基本のロープワークは身に着けているが、岩場の実践でマルチピッチの基本を練習したいとのことだった。そこで自分も慣れ親しんだ岩場が良いと思い、城山に決めた。当日は友人の仕事の関係で集合時間は10時になり、岩場に到着して岩に取り付いたのはお昼前になっていた。最初は東南壁方面の易しいルートにトップロープを張り、登りの練習を行った。その後、南壁のスラブに場所を変えた。友人はトップロープでも5.8程度のスラブを登るのにだいぶん苦労していた。今回の目的の一つが西南カンテを登ることだったが、まずは基本を繰り返すことにした。その後、マルチピッチの練習も行い、初日のクライミングは終了した。夜はクライミングスクールの先輩が運営しているキャンプ場にテントを張り、先輩も交えて酒を飲み交わした。夜から雨が強くなり、テントもずぶ濡れになり、結局先輩の自宅に泊めてもらうことになった。夜の雨で岩場は濡れているだろうという思いもあり、翌日は遅い時間に起床した。翌日、昨晩の雨はもう上がっていたが、岩場はやはり濡れていた。なんとか一本トップロープを張ることは出来たが、友人は濡れた岩場に苦しみ、トップロープでも登ることが出来なかった。そのため、岩場での練習はあきらめ、立木を利用して登下降の練習をおこなったり、マルチピッチのロープワークの練習を行った。雨や時間の影響で2日間で本数はたくさん登れなかったが、基本を見直すいい練習になった。
6月17日 本栖湖周辺:中の倉山(1,247m) 赤石、他3人
★先週に続いて本栖湖の西側に連なる山を歩いてきました。本栖キャンプ場から歩き始めて仏峠へ登ります。仏峠は本栖湖から身延の常磐へ抜ける道です。歩きやすいハイキングコースです。ここかコースは南と北に別れます。南へは御飯峠を経て雨ケ岳へと続いています。この日は北に向かいます。中の倉山を経て前回登った中の倉峠までの往復です。尾根道は自然林の中のきれいな道で、ブナの大きな木や楢の背の高い木々の中を緩やかに登ったり下ったりして中の倉峠に着きます。先週はこの峠まで北のパノラマ台から歩いて展望台から本栖湖と富士山を見て下りました。その時は曇っていて富士山が一部しか見えませんでした。今回も高曇りでしたが富士山と本栖湖がきれいに望めました。下の駐車場から登ってきた若者が二組景色を楽しんで写真を撮っていました。ひと組はシンガポールからといっていました。ゆっくり休んでからまた木々の中の道を帰ります。先週よりも木々の緑が濃くなっていて蝉の声、シジュウカラの鳴き声、ドバトの低い鳴き声などが聞かれました。今回もいい山登りが出来ました。(9時20分スタート、2時40分下山、休み1時間40分 7,7キロ、累積680m)
6月19日 竜頭山(1,352m) 杉山
■平和登山口(144m)5:49…6:54青ナギ(505m)…7:04登山道分岐(577m)…9:15竜頭山山頂(1,352m)…10:55登山道分岐(577m)…11:48平和登山口(144m)
★曇り/晴れ。竜頭山の平和登山口の横を週末に通ると、駐車スペースに車がぎっしりと止まっているのが気になっていたので登りに行ってみました。平日だったので他に車もなく登山者は私一人だけだったようです。前日の雨の影響で湿度が高く、出だしから汗が出ました。おまけにヒルのお祭り騒ぎ。10分ごとにチェックしないとすぐにたかられる始末でした。ほぼ標高100mごとに道標がありました。分岐で左のコースに進みました。右の杣小屋コースは急登です。山頂は東は雲が沸いていましたが、西は景色が良く見えました。帰りは展望台から杣小屋コースを下りました。途中、二度沢を渡りますが問題なし。登山道は良く整備されていました。
6月19日~20日 谷川連峰:大源太山(1,764m)・平標山(1,982m)・仙ノ倉山(2,025m)・万太郎山(1,952m)・谷川岳(1,961m) 苫米地
■6/19:静岡発3:00=🚗=7:30土合駅8:37=🚃=9:00越後湯沢駅9:40=🚌=10:14平標登山口10:20…11:15平元新道入口…12:10平標山の家(設営)12:50…13:40大源太山13:50…14:35平標山の家(幕営)
6/20:平標山の家4:10…4:50平標山…5:30仙ノ倉山…6:20エビス大黒の頭…7:10毛渡乗越…8:15万太郎山…8:55大障子ノ頭…9:35小障子ノ頭…10:15オジカ沢の頭…11:35谷川岳肩の小屋…11:50トマの耳…12:00谷川岳肩の小屋…13:40天神平ロープウェイ++🚡++山麓駅…14:40土合駅15:00=🚙=20:00静岡着
★前から歩きたかった稜線でした。谷川連峰では馬蹄形の縦走は車でのアプロ―チが楽なのでこちらは先に歩いたことがありました。今回は仙ノ倉山がターゲットでしたが、どうせならこの機会に谷川岳まで歩いてみようと計画を練りました。最初のプランでは土合から土樽までJRに乗り、平標新道から入るつもりでしたが、雨で1日順延した結果、渡渉の心配のない平元新道経由に変更しました。こちらのほうが無駄なく歩けて、大源太山にも足をのばせるので結果的には正解でした。梅雨入り直前のタイミングで2日間絶好の登山日和でしたが、平標山から谷川岳までの間、まったく日影がないので軽い日射病になり最後はヨレヨレでした。6月の紫外線は思ったよりもとても強かったようです。
●登山情報:駐車場:JR土合駅(無人) JR:土合駅8:37→9:00越後湯沢駅(420円) 南越観光バス:越後湯沢駅東口1番乗り場9:40→10:14平標登山口(660円) 天神平ロープウェイ(1,800円)
平標山の家:宿泊は4月初めの予約開始当日に満室になったようです。テント場:早いもの勝ち(1,000円) 避難小屋:早いもの勝ち(2,000円) テント場は日没まで暑く、外は虫がたいへん多いので、避難小屋泊が一番よいかと思います。ただし土日はテント場、避難小屋ともとても混雑して足の踏み場もないそうです。平標山、仙ノ倉山だけなら日帰り登山で十分でしょう。平標登山口の駐車場はとても広くて満車の心配はなさそうです。