令和6年度 第8回定例会ニュース


7月5日 奥多摩:大岳山(1,260m)  苫米地

■自宅発5:30=🚗=9:00都民の森(森林館)=🚙=10:00白倉(林道入口)10:15…11:35白倉分岐…12:10大岳山山頂12:20…12:45白倉分岐…13:25白倉13:45=🚙=17:00自宅着

★アクセス:登山口周辺には駐車場なく、空きスペースにはすべて駐車禁止の掲示

 コース状況:大変よく整備されています。尾根自体は急ですが幅がある尾根なので、ずっとつづら折れで登山道自体の傾斜は緩い。山頂直下だけ急で足場が悪い。

 感想等:一昨日、三頭山へ行った帰りに、都民の森駐車場にリュックサックを置き忘れるという痛恨の失態を演じてしまいました。幸い森林館で保管してくれているとのことで、早速引き取りに行ってきました。近くの二百名山の大岳山が未登だったのでついでに登ってきました。梅雨明けしたかのような真夏並みの暑い日でしたが、歩きやすい登山道と樹林帯の木陰に助けられてサクッと登ってきました。いい耐暑訓練になりました。

7月5日~7日 北アルプス:常念岳(2,857m)・蝶ヶ岳(2,677m)  小田、他1人

予定では、上高地~槍ヶ岳~大キレット経由の北穂高縦走だったが、大雨の影響で通行止めとなり急遽予定変更。テント泊縦走に興味があったので、友人おすすめの2泊3日の周回コースを選択した。三股駐車場は無料、アスファルト舗装でスペースも広くトイレも完備されていて利用しやすい場所だ。木曜夜に車中泊したが既に10台程の先客があった。

朝6時に登山開始、天気は快晴、続々と登山者が入山していく。登山口は蝶ケ岳と常念岳に分岐し、周回すると帰って来られる便利なコースだ。

初日は常念岳を選択、見かけた入山者は1名のみでほぼ誰もいない。登山道は自然のままの野性味あふれるルートで段差もきつく全身で登る感じ、前常念岳の手前はさらに急勾配で20キロ近い装備が重く圧し掛かる。頂上に着くと、眺望は最高、達成感と充実感が半端ない。宿泊地の常念小屋へは夏秋のみ通行可能な斜面づたいの難路を選択し、高低差なく渡り歩く。1か所だけ幅20m程度の雪渓があり、安全面を優先し20m程下まで下がって雪のない場所を迂回した。常念小屋へは15時頃に到着しテント設営。夕食を済ませ早めに就寝すると、すぐに雨が降ってきたが、想定内で何の問題もなく一日を終える。

2日目は曇り、予報では午後遅めから雨予報。早々に蝶ケ岳に稜線歩きで移動するが、午前中から雨に降られる。すぐに雨具とザックカバーで対応し歩き続ける。雨はやむ気配もなく雷まで鳴る始末、止む見込みもないので雷に注意しながら進み、尾根沿いは様子を見ながら速足で回避した。蝶ケ岳ヒュッテには14時過ぎに到着し、早々にテントを設営。山小屋で少し休憩していると雨脚が強くなり、誰かのテントが浸水しているとの情報が入る。調べると、低い場所に設定した2名のテントが水浸しで山小屋宿泊を余儀なくされていた。自分達は最初から高い場所で風の影響を受けにくい場所を選定していたのでベストポジションだった。

夜は台風並みの暴風雨で、頑丈に固定してはいたが飛ばされないか少し不安になる程だった。翌朝にはフライが飛ばされた人もいて固定の重要さを改めて痛感。

3日目の朝は曇りで風は強め、下るだけなので問題なく出発。樹林帯に入ると嘘のように風が無くなり天気も晴れに移行した。蝶ケ岳コースは木道や階段など綺麗に整備されていて、ハイキング感覚だった。トラブルもなく予定どおり11時頃には下山した。

テント泊なので費用も少なく、テン場代(トイレチップ込み)が各2000円、水1L200円、お湯1L300円、後はお土産代くらいで済み経済的だった。

当初は天気が微妙だったが、振り返れば場所的にもスケジュール的にもベストな選択ができた楽しい山行だった。

7月7日 本栖湖周辺:仏峠~御飯峠  赤石、他1人

何回かに分けて本栖湖の西側の山並みを歩いています。パノラマ台から南に延びている稜線を歩き、前回までに佛峠まで歩きました。今回は佛峠から御飯峠までを歩きました。距離は短いのですが、雨ガ岳までを一気に歩き通すには少し長すぎるのでこの間をひと区切りとしました。本栖キャンプ場から登ります。しばらくは扇状地のような地形を歩きます。やがて山道がはじまり、広葉樹の自然林の中です。ざらざらした道はやがて土の道になります。昔の峠越えの生活道のようでつずら折れのゆっくりした道が続きます。途中一休みして森の緑を浴びます。御飯峠に出ると道は四方に延びています。峠越えの道は身延の栃代集落に続きます。尾根道は南に雨ガ岳へ、北に佛峠へと連なっています。大きなブナやナラの木漏れ日の広い峠です。ここまで登ると緩やかな尾根道の散策のようになります。北の佛峠に向かって下ったり登ったりして自然林のみどりの中を歩きます。木の階段をひと下りすると佛峠に下ります。ここから北へは前回歩きました。懐かしい場所のような気がしました。この峠からキャンプ場までは前回に登りくだりしたので歩き慣れた道のように感じました。コースを一回りして3時間半ほど、うち休み時間が1時間半ほどでした。樹木の中の散策で暑さはそれほど感じません。山を歩いている間は日曜日なのに誰にも会いませんでしたが、下山するとキャンプ場や湖岸は大賑わいです。バーベキューを楽しんでいる家族ずれ、湖岸の道路沿いには車がいっぱい、湖には水遊びのひとやボードを楽しんでいる若者達でレジャーランドの様相でした。家に帰って車を降りたら「危険を感じる暑さ」という言葉を実感しました。この日、静岡市は40度という全国で一番の暑さを記録したとのニュースです。私たちはみどりの中の散策という幸福な一日でした。

7月7日 富士山:西臼塚~高鉢  小野田、他4人

7月7日 小川山(RCT:クラック講習会)  高本

 クラック講習は無事終了しました。やはりなかなかそう簡単には上達しないですね。少しずつやっていこうと思います。小川山はいい風が吹いて気持ちよかったです。

7月7日 山伏:西日影沢コース  堀部、他6人

 下山時に同行者が登山口から下の林道で熊を目撃されたそうです。また、堀部さんは薬指を骨折したそうです。お大事にしてください。(苫米地)

7月9日~10日 富士山:田子の浦港~ガラン沢  加藤

■田子ノ浦港白灯台12:30発…16:35よもぎ湯入口…23:00Pica表富士(仮眠)0:00…3:00旧料金所ゲート(ルート捜索・仮眠)5:35…6:05Pica表富士…10:30よもぎ湯入口…12:30自宅着

★富士山へゼロからの挑戦で田子ノ浦海岸を7月9日12:30に出発して富士市の富士山登山ルート3776コースを歩き、国久保2丁目を過ぎると登りがはじまり大淵街道をぐんぐん登り、よもぎ湯入口16:35、国道469号を横断すると大淵林道に入りひのき林の中を歩き、Pica表富士キャンプ場23:00着、仮眠をとり7月10日0:00に歩きはじめ県道180号を進み、旧料金所ゲート3:00着。ガラン沢へのルートが不明瞭だったので5:35下山を決めて家にもどった12:30到着しました。ルートの調査不足で残念でしたが再度挑戦します。

7月13日~17日 東北の山(花巡礼):早池峰山(1,917m)・姫神山(1,124m)・秋田駒ヶ岳(1,637m)  安陪、鈴木、小野田

■7/13 静岡==早池峰山登山口 岳  民宿 大和坊(泊)

7/14 岳(シャトル)(バス)小田越・・・早池峰山ピストン(安陪)

・・・中岳・・・鶏頭山・・・岳(鈴木、小野田)==遠野 たかむろ水光園(泊)

7/15 たかむろ水光園内の古民家等の散策==カッパ淵散策==一本松登山口・・・姫神山ピストン==田沢湖温泉 グランド天空(泊)

7/16 グランド天空==アルパこまくさ駐車場(シャトル)(バス)八合目駐車場・・・新道コース 片倉岳・・・阿弥陀池・・・男女(おなめ)岳ピストン・・・()(だけ)・・・五百羅漢・・・馬場の小道 ムーミン谷・・・大焼砂・・・横岳・・・シャクナゲコース・・・八合目駐車場(シャトル)(バス)アルパこまくさ駐車場==亀の井ホテル田沢湖(泊)

7/17 帰静

★7/14 5:30の始発バスで行こうと、15分前にバス停に着いたが、3台の小型シャトルバスは既に満席で、6:00発で小田越に行った。登山道は、間違えることはないが、上に行くにしたがって、滑りやすい蛇紋岩を繋い(つない)で登るようになり、両股人口股関節の私にとって滑ると脱臼する可能性があるため注意しながらの登りとなった。 登りの途中で、小野田さんとよっちゃんに、早池峰山ピストンに私は変更すること告げ、先に行ってもらった。途中、早池峰ウスユキ草を見たが、時期が遅かったためか、綿毛のないものであった。頂上ではガスっていて、景色を見ることができなかった。降りは登り以上に神経を遣い、多くの人に抜いてもらった。岳には13時過ぎに着いた。携帯がよっちゃんと繋がらず、ちょっと心配したが、鶏頭山付近で繋がりホッとした。4時間近く待ったが、後で話を聞くと花もなく、なかなかのコースらしく、行かなく良かったと一人合点した。

7/15 朝、宿で朝食を頂き、宿内の施設を散策した。そこには、水車があったり、古民家が復元されていたりする。刀を持ったコスプレの女の子2人が写真を撮っていた。宿を後にして、遠野名物、河童に会いに河童淵に行った。キュウリをぶら下げている釣り竿が置いてあり、そこには現実離れした空気が漂っていた。高速を北上。盛岡の先の一本杉登山口に行った。駐車場には多くの車が止まっていた。登り始めると多くの下山する人に会った。道はよく整備されていた。頂上では、秀麗な岩手山が正面に見えるとのことであったが、岩手山側はガスていて、あいにく見えなかった。

7/16 前日、前々日とも雨にも降られなかったが、今日は3日間の内一番天気の良い日である。シャトルバスも始発の6:00発に乗れた。私はニッコウキスゲ、コマクサ、チングルマ位しか花は知らないが、これらは全てあった。小野田先生の花談義を聞きながらのんびり歩いた。私は地形に興味があり、火山活動で形成された外輪山:男女(おなめ)(だけ)(お)(だけ)(め)(だけ)小岳(こだけ)、横岳、そして阿弥陀池、駒池、馬場の小道、ムーミン谷がカルデラの中に形成されている。外輪山の縁を歩いたり、カルデラの中を歩いたり、変化ある道が面白かった。当初、湯森山、笹森山もコースにしていたが、8合目駐車場への分岐で13時を回っていたので、当初の計画通り、シャクナゲコースで8合目駐車場に戻った。そのため、16時過ぎに宿に入ることができ、初めてゆっくりと夕食前に温泉に入ることができました。

今回も、メンバーが率先して動いてくれて、(老人?)夏合宿ができました。皆さんに感謝です。ありがとうございました。(安陪)

7月17日 富士山:ガラン沢  加藤

■自宅発6:00=🚙=7:00水ヶ塚公園駐車場7:10…7:45須山上り一合五勺…8:40二合五勺御殿庭下8:50…9:25ガラン沢…10:15涸れ沢…11:05旧料金所ゲート…11:30水ヶ塚公園駐車場11:35=🚗=12:30自宅着

★水ヶ塚公園駐車場で1,000円駐車料金を払い、協力金1,000円も払って7:10に歩きはじめ、須山口登山歩道を利用して二合五勺御殿庭下まで登り、そこから旧料金所ゲートまで下った。いちばん出口付近のルートが荒れていた。つぎは順調に通過できそうだ。

7月17日 伊那山地:鬼ヶ城山・氏乗山・鬼面山  杉山

■登山口 5:23…6:53鬼ヶ城山…9:05氏乗山…11:12鬼面山…13:31氏乗山…15:48鬼ヶ城山…17:08登山口

★鬼面山には地蔵峠より96年4月に往復しているので、鬼ヶ城山よりピストンしてきました。なお、地蔵峠へは2020年7月の大雨による道路損壊のため、現在も通行止めになっています。静岡を前日午後に出発、日暮れ前に到着できました。道路は全面舗装されていますが、木の枝などが張り出しています。門には施錠されておらず自分で開閉。車を止めた道路脇にあった九丁石。鬼ヶ城山山頂が五十丁になっています。夜半まで激しい雨でやや睡眠不足でした。朝、車の周りは鹿の足跡だらけ。車からすぐのところが登山口です。ハイキングトレイルって書いてあります。(笑) 尾根に上がると十一丁。二十丁を過ぎたあたりから徐々に傾斜が強くなり、40丁以降になると手まで使うように。昨夜の雨で足元が滑りやすくなっていて膝に違和感が・・・。鬼ヶ城山、到着です。氏乗山方向に進むルートを暫し探索。祠の裏に岩場があり、どちらを進むべきか?右手側より岩場の基部をトラバースしましたが、帰りに使った反対側より行っても大丈夫でした。このルート中最難関だろうキレットの通過です。往復で通る場合はよく観察、記憶しておかないとハマります。キレット通過後は尾根道に出ます。テープはほとんどありませんが、境界杭が頼りになります。1か所支尾根のわかりにくいところにはテープあります。ガスの切れ間から景色を見ることもできました。氏乗山山頂。展望なし。そして、鬼面山。足の不調で時間かかりましたが、到達できました。あとはゆっくり帰るだけ、と思ったら・・・。鬼面山から氏乗山に向かう途中で水分補給しながらふと、わきのルンゼを覗き込むと何やら黒い物体が動いています。遠視で遠くまで良く見える目を凝らしてみると、熊が木に登ってお食事中でした。かなり距離が離れていたので、気付かれることもなくその場を後にしました。それから小1時間尾根を進んだところで、ふいに背後からシャーとかキャーとかの叫び声とともに、小枝のバキバキと折れる音がしました。なんだ?と思いながら振り返るとそこには・・・。20mほど後方にある巨木を手足で抱えた熊が滑り降りてきました。まずい!と咄嗟に2本の立ち木の後ろに回り込んで様子を窺がうと、熊もかなり慌てているようで、振り向きざまにこちらに一瞥をくれると脱兎ごとく反対側の斜面を駆け下りあっという間に行ってしまいました。たぶん熊は人間が怖いので通り過ぎてからタイミングを図って下りてきたのでしょう。しかしあれが頭上から降ってきたらと思うと・・・。目撃した2頭とも成獣で1.5mくらいあったように見えました。まともに戦ったら勝てませんね!膝の痛みで予定時間を大きく過ぎてしまいましたが、無事に下山できました。1日に2頭の熊を見れるなんてラッキーなんでしょうか?