9月4日 志賀高原:笠ヶ岳、横手山 苫米地、小野田、安陪
■静岡発5:00=🚙=9:00笠岳峠9:15…9:45笠ヶ岳9:50…10:10笠岳峠10:20=🚙=10:45渋峠10:55…11:10横手山11:25…11:30レストハウス11:45…12:05渋峠12:20=🚙=16:30静岡着
★ノロノロ迷走台風10号のおかげで、前回の定例会以降は会員の山行がパッタリストップ。このままでは定例会の山行報告ゼロの悲劇に。そして何より自身の欲求不満(山に行けない)解消のために涼しさと台風一過の青空を求めて志賀高原へ。冬のスキー以外に行ったことがないこの信州の高原の夏はどんなだろうか。運動不足でも簡単に歩けそうな三百名山2座を見つけて出かけてみた。幸い小野田さんと安陪さんが同行してくださることになり、唯一の懸念材料だった交通費(高い)の問題もクリア。結果的にはまだ水蒸気が大量に溜まっていたようで、高原の絶景を楽しむことはできなかった。笠ヶ岳は熊の湯の奥にまるでチャップリンの山高帽のように聳えている山だ。笠岳峠から山頂までの標高差は164mで8割がたは急な階段状だった。急だけども短いので難なく山頂へ。残念ながら山頂はガスに覆われて真っ白け。日差しはないが湿度が高いのでそれなりに汗はかいた。手作りの山頂標識にはなぜか「笠岳」とあった。祠が2つ祀ってあった。下りではトレランの方1名とすれ違う。峠まで降りて汗をぬぐったらすぐに渋峠まで車移動。上空には青空も覗きはじめた。山頂までリフトも動いていたが、そこはさすがに徒歩でスキーゲレンデ内を登ってゆく。あたりはリンドウが花盛りだった。こちらも標高差155mで山頂まで30分ほどだった。山頂は南側に大きく開けていて晴れていれば展望が良さそうだ。さきほど登った笠ヶ岳が見えると良かったのだが残念ながらガスで隠れたまま。安陪さんも小野田さんもスキーでは来たことがあるそうだが、冬とはまったく印象が違っているとのこと。一休みして山頂レストハウスに向かう。ここには「日本最高所のパン屋さん」があり、せっかくなので1つずつ買ってテラスでおいしくいただいた。下りも難なく渋峠までもどり、群馬と長野の県境をまたいで写真をとる。汗を流すほどの汗もかかなかったので温泉は省略して帰途につく。小布施PAで季節の果物(ネクタリン&ブドウ(しなのパープル))をお土産に買った。とても美味かった。直前のお誘いにもかかわらず参加していただいた小野田さん、安陪さんにはとても感謝です。久しぶりに山の空気を吸えてホッとできた1日でした。(苫米地)
★笠岳:かなりの部分階段が続く細い道を登り、30分で岩が転がる狭い頂上に到着。残念ながら霧で展望は無かったが意外にまだ花が色々咲いており目を楽しませて貰った。特に元気に大きく育っているウメバチソウが多かった。赤紫のヒヨドリソウ、ハハコグサ、ネジバナなど。
横手山:笠岳とは打って変わりスキー場のなだらかな開けた草原を登る。丁度リンドウが真っ盛りで広範囲に群生していた。スキーで何度か来た事があるが様子が変わっていて全く雪の時の想像がつかない。20分で頂上に、やはり霧。一寸だけ晴れ間が覗き山々が見えた。ずっと暑さと雨の為、家にこもってエアコン漬けになっていたので、気持ちの良い涼しい高原に来られて救われた。グッドタイミング、有難うございました。(小野田)
★体がなまっているので、どこかに行きたいと思っていたところ、渡りに船であった。奥志賀は冬しか行ったことがないので、夏はどうなっているのだろうか、想像すらできなかった。特に、横手山は、以前行った横手山から草津峠、硯川への山スキーでの鮮烈な記憶があるので、横手山は興味津々であった。(安陪)