令和5年度 第7回定例会ニュース


6月25日 三ケ日アルプス:富士見岩・坊が峰  赤石、鈴木、安陪、他1人

■親水公園→大知波峠→坊が峰→大知波峠→多米峠

★湖西市に住んでいる鈴木さんがホームグランドにしている湖西連峰に登ってきた。浜名湖の西から北に連なる連山は多米峠から北を三ヶ日アルプス、南を湖西アルプスと呼ばれているようである。この日三ヶ日アルプスを歩いた。大知波駅で待ち合わせて「おちばの里親水公園」駐車場から歩き始める。天気がよく暑い日になりそうだった。地元の人たちに親しまれている山のようで歩きやすく整備されていた。250m程の登りで大知波峠廃寺跡出る。峠一帯が平安時代の大きなお寺の跡地で国定史跡になっている。池塘もいくつかあった。一回りして富士見岩に向かう。道は照葉樹林の中で深い緑だ。平坦な道でとても気持ちよく歩ける。大きな富士見岩で一休み。高圧線の鉄塔がある。展望はあるが夏山の靄がかかっている。同じような緑の中を北に歩き本沢峠に出る。この峠はかつて東海道の脇街道だった姫街道の峠だ。更に北へこの日の目標の棒ノ嶺まで歩いた。山頂に小さなお堂があり瓦屋根には枯れ葉がたまっていた。更に山並みは続くがこの日はここまでとした。富士見岩まで戻りここから鈴木さんが駐車場に下りて車を多米峠に回してくれることにした。3人は南へ歩く。つげの原生林の道を歩く。トンネルのような深い緑の中だった。途中に石巻山への分岐点があり石巻山が近いことを知った。急な下りの後多米峠に下りた。道路が通っている多米峠の駐車場まではもう一下りだった。鈴木さんが途中まで登ってきてくれた。低山の深い緑の中の歩きで大満足。ヤマップ 6時間半(内休憩2時間) 10.8キロ 登り832m 110~130%(記 赤石)

★天竜浜名湖鉄道の知波田駅で鈴木さんと待ち合わせた。今回の湖西連峰は鈴木さんのホームグランド、鈴木さんは若い頃ハセツネに出場し、その練習でこの山域をトレーニング場にしていたとのことを坊が峰で話してくれた。無人の親水公園管理棟にはハイキングマップ、パンフレットが置いてある。ハイキングマップは水に強く、破れにくい紙に印刷してあった。登山道は整備され、立派な案内板も設置されている。多くの登山者に会った。地元の人に愛されている山であった。なお今回、登山ズボンのおしりから股下までビッショリ濡れることが起きた。赤石さんによれば、汗が背中から伝わったからとのこと。初めての経験であった。それほど汗をかいたということか。(記 安陪)

6月26日 愛鷹山 加藤、安陪

■自宅4:45=広見公園5:00=5:30大棚ノ滝P…6:10須津山荘…6:30沢山橋…7:55第1展望台…9:30袴腰岳…10:40水神社分岐…11:10愛鷹山…11:45馬場平…12:50袴腰岳…14:05第1展望台…15:30沢山橋…16:05大棚ノ滝P=16:30自宅 行動時間10:35

★一日中曇っていたが第1展望台で朝、富士山が見えた。また、馬場平から愛鷹山に登るルートがみつかりにくかったので、下山時にテープをつけてきた。花は咲いていませんでした。(記 加藤)

★この山域は加藤さんのホームグランドである。今回の山行は、加藤さんにとっては毎年恒例になっている海抜0mからの富士登山のトレーニングの一環らしい。私にとっては名前だけは馴染みがあったが、浮石も多く、おまけに梅雨の中休みだったので、この山域特有の赤土で滑りやすく、また登山道が流出してしまい大きくえぐられている場所も多くあり、昨日の湖西連峰とは違い、足元に気を配りながらの山行であった。ちょっと横道にそれるが、最近BS4Kで「南アルプスの貴公子へ ~甲斐駒ヶ岳と前衛峰~」を観た。花谷さんが出演していた。花谷さんはどうすれば歩きやすい登山道になるか、登山者はどのような歩の進め方をするか、メジャーで測りながら、ここに一段階段を作るか、作るとしたらどう作るかなど、登山者の心理を考えながら登山道を整備していた。結局、歩きやすい登山道を作ればみんながそこを歩いてくれ、さらに歩きやすい登山道なる。逆に歩きにくい登山道であれば、登山者が勝手に歩きやすい所を探して歩いてしまい、自然破壊にもなるし、事故も増えるとのことであった。このルートは、加藤さんによれば、あまり人が入っていないとのこと。今回も誰にも会わなかった。登山道の整備について再確認させられながらの山行でもあった。(記 安陪)

7月2日 北八ヶ岳:縞枯山、茶臼山 堀、他3人

★北横岳のロープウェイから縞枯山、茶臼山に登ってきました。天候に恵まれて綺麗な景色や苔を見ながらの登山になりました。八ヶ岳は当然、南、中央、北アルプス、乗鞍、白山、全て見渡せました。涼しくて最高でした。

7月6日 経ヶ岳  苫米地、小野田

7月5日 静岡発21:15=車=23:00諏訪湖SA(車中泊)

7月6日 諏訪湖SA 5:15=車=6:10権兵衛峠登山口駐車場6:30…7:00アンテナピーク…7:55北沢山…8:30コイノコ…9:50経ヶ岳山頂10:20…11:15コイノコ11:50…12:07北沢山…12:35アンテナピーク13:00…13:20権兵衛峠登山口駐車場13:45=車=14:15みはらしの湯15:15=車=17:30静岡着

 奥秩父縦走の疲れが抜けきらず、加えて父の一周忌法要などでバタバタして山から遠ざかっていた。7月6日が父の命日なので供養にもなるだろうと経ヶ岳を選んだ。最初は仲仙寺からのクラシックルートで計画書を作成した。標高差1500m以上でコースタイムは9時間半、しかもガイドブックによれば「山頂は樹林の中で、展望はほとんどない」とのこと。なぜ二百名山なのか?中央アルプスの北端に位置するものの権兵衛峠で木曽駒ケ岳など主要山塊と隔てられ、「独立峰のような存在感がある」こと、山麓の仲仙寺にまつわる信仰の山という歴史があることといった理由であろうか。ほかの会員に声を掛けるのも気が引けたのでソロで計画書を作成した。その後、ヤマレコで最近の記録を調べてみると、ガイドブックにも山と高原地図にも地形図にも記載がない権兵衛峠からのルートをほとんどの登山者が利用していることがわかった。標高差も900mそこそこで、コースタイムも7時間程度だ。権兵衛峠からのルートは中央アルプスの主脈ともいえる。アッサリとルート変更し、計画書を作りかえた。そのタイミングで小野田さんから参加の打診があったので歓迎し、再度計画書を作りかえた。

さて、前日は20時過ぎまで予定があったので21時すぎにようやく静岡を出発。23時に諏訪湖SAに到着し車中泊。24時間営業のフードコートの諏訪湖を見下ろすカウンター席で、持参した缶ビールを片手に1時間ほど読書してから就寝。5時10分前に目を覚まし、トイレと洗顔、朝食を済ませてイザ出発。伊那ICで中央道を下り、権兵衛トンネルを木曽側に抜け、旧道を権兵衛峠登山口駐車場へ。50台ほど駐車できそうな未舗装の駐車場にすでに5台ほど先着が。トイレもあるが男女共用で小便器はない。ゆっくりしたくを整えて登山開始。針葉樹林の疎林の下を熊笹が覆っている。幅広く刈り払いがされた道は雨上がりだというのにズボンが濡れることもない。東側の樹間からのぞく伊那谷は雲海に覆われている。いかにも場違いなモノラックが右側に見えてくるとまもなく立派な電波中継所があるアンテナピークだ。北側にそびえる経ヶ岳に初めて対峙する。新緑に覆われた山容にはどっしりとした存在感がたしかにある。ここからしばらくギンリョウソウがあちこちに咲いている。ところどころ紐で囲われて保護されているのはササユリだ。つぼみがふくらんでいるが開花にはなお数日かかるそうだ。北沢山まで登ると周囲がひらけ、正面に経ヶ岳、左には御嶽山、乗鞍岳、右手に雲海の上に浮かぶ南アルプスのやまなみ、振り返れば中央アルプスの盟主木曽駒ケ岳が鎮座している。足元を見まわせば、アヤメやササユリ、オダマキなどのお花畑だ。ここからアヤメ山を過ぎてコイノコという小ピークまでの稜線は花と展望に恵まれたプロムナードで、このルートのハイライトに違いない。コイノコという一風変わった名前の小ピークは木陰にベンチがいくつもならぶ素晴らしい場所で、槍穂高連峰も遠望できる。空は快晴で光があふれ、風は涼しすぎるほど爽やかに吹きわたり、多幸感があふれてくる。この先岩場ルートと迂回ルートの分岐を迂回ルートへ。黄蓮沢三角点を越えると山頂まで約300mの登りだ。傾斜は強いが西の肩まで出ると傾斜が緩みまもなく山頂だ。山頂は適度に伐採され、明るく展望が開けていた。信仰の山らしく十一面観音の石仏などがたっている。見上げれば青空に飛行機雲が2本。秋空のようなうろこ雲も広がっている。写真をとり、昼食をとり、コイノコまで一気に下る。コイノコは「小猪子」なのでは?なんとなく頭に浮かんだ。他の登山者たちにこの説をぶつけてみたが、この辺は寒いのでイノシシはいないと却下された。とても下りやすい道を快適にくだり、ほぼ予定どおりに下山。日帰り温泉で汗を洗い流して気持ちよく帰路についた。すばらしいトレイルを開き整備してくれた地元の岳人に感謝。最新の情報を提供してくれたヤマレコに感謝。急な計画にのっていただいた小野田さんにも大感謝。亡父にもいい供養になった(カナ?)。登山口の掲示板によると、このルートは令和元年に古いルートを復活させたとのことだった。

初めての山。道はよく整備されていて歩き易く樹林帯だがそれ程暗くなく所々樹間から景色が見えて楽しめた。ギンリョウソウがあちこちに咲いていた。樹林から北沢山に出るとそこは展望が良いお花畑。まだ少し早く、それぞれの花は少しずつしか咲いてないがヤナギラン、クガイソウ、ササユリ、オダマキ、アヤメ、アザミ、ニガナその他の花でギッシリ埋まっている。ヤナギランが一番多いようだがまだ花が咲いてないのでよく分からない。兎も角沢山の種類の花を見られた。満開の時に見てみたい。その先アヤメ山辺りまでアヤメが満開だった。ピンクのテガタチドリ数本とウツギが咲いて色を添えていた。北アルプス、御岳など見える展望の良いコイノコから先は段差が時々あり木の根など多い細い道になり分水嶺を過ぎた先は急登。西の肩に出ると展望あり、山頂まで500mの標識。山頂手前にマイヅルソウの葉がびっしり敷き詰めていた。ゴゼンタチバナの花もあった。頂上は何本もの木が切られ、それを利用したベンチが幾つも備えてある広い展望の良い明るい所だった。ヒョウモンチョウが沢山いた。他には白い蝶を1度だけ見た。 暑い静岡から出て来て登山口に着くとそこは秋の涼しさだった。登山道は明るい樹林で歩き易く美しい景色も花も沢山見られ、何より青空と適度な気温、心地良いそよ風が一日中吹き素晴らしい快感を味わった。大好きな山になった。いつものように登りも下りも苫米地さんを休憩毎に10分以上待たせてしまい申し訳なかった。突然なのに同行させて下さった事に心から感謝。有難うございました。(記 小野田)

7月11日~12日 富士山(田子の浦からピストン) 加藤

■田子の浦海岸(白灯台)0:00…3:55よもぎ湯入口…8・25Pica表富士8:30…15:40富士宮口六合目16:05…19:25富士宮口八合目…21:40富士宮口六合目4:05…7:30Pica表富士…11:50よもぎ湯入口…15:00田子の浦海岸(白灯台)

★7月11日午前0:00に田子ノ浦海岸を出発し、富士市作成の富士山登山ルート3776コースを歩き、登山ルート1泊目よもぎ湯に3:55、2日目Pica表富士に8:30、3泊目富士宮口六合目15:40。そこで夕食のうどんを食べ16:05風がでてきたが登りはじめ富士宮口八合目に21:40到着しましたが、強風のため六合目まで下山し、この先の御殿庭やガラン沢コース付近が夜では不明瞭な所があるのでビバークした。4:05に出発しPica表富士7:30、水曜日は休店だった。よもぎ湯入口11:50カンカン照りの中を歩き田子ノ浦海岸へ15:00に到着しました。花はガラン沢付近でコバイケイ草が咲きはじめ上部では秋に黄色に紅葉するイタバミが花を咲かせていました。