令和5年度 第16回定例会ニュース


11月12日 十枚山:みどりの道パトロール  堀部、赤石、小野田、他1人

中の段7:55–10:15十枚山10:30–北へ11:05下山開始–11:47十枚山12:05–13:50中の段

★スタートを30分早めたがスピードがあがらず、十枚山を下ったところで足元が悪くガスも湧いてきたので引き返した。途中、木に食い込んだ針金を外した。直登ルート上部で3カ所ほどのお助けロープを次回に交換したい。(堀部)

★「みどりの道」の秋のコースパトロールに行った。真富士の里に7時に集合して関ノ沢の中の段に駐車して8時前に歩き出す。植林地から登り始める。少し登ると直登コースと沢コースの二手に分かれる。沢コースは昨年の台風の影響で一部崩壊しているので通行止めのロープが張ってある。このあたりを過ぎると道は急になる。ほぼまっすぐに登る感じだ。手がかりになるようにクレモナロープが何カ所も張られている。ロープは古く灰色に変色している。途中2回休んで十枚山の山頂に着いた。ここまで2時間半弱だった。天気は曇りで周りは霧に覆われていた。風もあり少し下った林の中で一休み。寒くなり雨具などを着た。コルまで下ったが天気はよくならない。11時になった。堀部さんの判断で引き返すことにした。ここから大光山までの往復は3時間半ほどかかりそうだった。霧が覆っていて何も見えない。12時過ぎに十枚山の山頂に戻り下山。駐車場に2時少し前に戻った。約6時間の歩きだった。ロングコースのうえ天気も悪かったので休憩もそこそこにしての登山だった。十枚山の山頂で二組のパーティと会った。(赤石)

★一日中曇天で景色は見えず気温も低く寒かった。残念ながら紅葉もすっかり終わり落葉、寒々しい山になっていた。十枚頂上では風もありとても寒い。大光の方に進んだが全員で下山する事に。そこまでは特に倒木などの変化はなかったが古いロープが気になった。(小野田)

11月12日 山伏~新窪乗越:みどりの道パトロール 鈴木、田島、(苫米地、他1人は山伏から往路を戻る)

■鈴木・田島:西日影沢河川敷駐車場8:30…8:50登山口…9:40大岩…10:40蓬峠…12:20百畳平分岐…12:45山伏…14:20新窪乗越…15:10扇の要…15:30大谷嶺駐車場 (鈴木、田島)

★急に寒くなった気がする。山伏頂上は寒く風のないところまで降りて昼食。隣の山は上の方が白くなっていた。頂上に遭難者(8月)の張り紙があった。身近な山ではあるが、人ごとでないと思った。寒かったので下山後の温泉がありがたかった。一般の方も一名参加して頂き、ありがとうございました。(鈴木)

★みどりの道のパトロールで山伏に登り、新窪乗越まで周回しました。登山口前の沢をユンボですくってくれればいいなと思っていたら、工事済みでよかったです。蓬峠までは相変わらず渡渉やザレ場が多く注意が必要です。途中で沢を行き過ぎないようトラロープを張りました。蓬峠から頂上間でザレ場のロープが古くなっていたので次回交換することにしました。頂上は風が強く寒いので少し進んで昼食にします。ここで下山する苫米地さんたちとお別れ。頂上から新窪乗越間で邪魔な倒木を除去し古いロープを確認し次回交換することにしました。新窪乗越からの下山は相変わらず歩きにくいザレ場で太ももにきました。深秋の一日、天気はイマイチで寒く、富士山や南アは見えませんでした。周回しトラロープを張り、倒木の片づけ、赤テープの取付を行いました。(田島)

■苫米地・他1人:山伏12:50…12:55百畳峠分岐13:10…14:25蓬峠…15:10大岩…16:15西日影沢登山口

★コース状況:最初の渡渉手前で沢床に降りる木の階段が老朽化しています。ロープも付け替えた方がよいと思いました。大岩上の沢から尾根道への取付きは、見落として沢を登ってしまう可能性があるので、トラロープで通行止めにしました。蓬峠手前のガレは傾斜がきつくないので現状でもなんとか大丈夫だと思います。蓬峠から上部に新たに大きな倒木が1本ありました。通過は困難ではありませんが完全に倒れ切っていないので、チェーンソーで切断してもらったほうが良いでしょう。最上部の急斜面のトラバースで岩を乗越す箇所は、コース上、最も危険な箇所なのでロープをつけ替えてさらに安全にした方がよいと思います。

感想等:あいにくの天候で、雨こそほとんど降られなかったが、終日厚い雲と霧に閉ざされ、せっかくの紅葉の色が褪せて、鳴く鹿の声がもの悲しい晩秋の山だった。今回は初めての試みとして会員の知人を帯同してのパトロールでしたが、安倍奥最高峰の山伏の絶景をお見せできなかったのは残念でした。天候も不順で、体力的にも無理は禁物なので、山伏山頂で新窪乗越から扇の要まで周回する鈴木さん、田島さんと別れて往路を戻りました。なんとか日没前に下山することができました。いろいろ反省点がありましたが、みなさまのご協力で無事パトロールを終了することができました。ありがとうございました。

11月14日 愛鷹連峰:第一展望台  加藤

★大棚ノ滝駐車場を7:00に歩きだし、遊歩道を進み尾根出合に行きたかったが、伐採作業中で不明なので林道を歩いて神谷大荷土場に7:45着。ひのき林の中を歩いて第一展望台9:52着。10:10に出発して来た道をもどり、神谷大荷土場11:30着。尾根出合ルートを探したが分からず大棚ノ滝駐車場12:40無事下山いたしました。

11月18日 高木山:岩登り月例  高本、根田、鈴木、苫米地、小野田、堀

★前日は雨、岐阜の山間部には雪予想が出ており、朝から薄暗い雲が空を立ち込めていた。それでも、まだ雨はまだ降っておらず、何とか天気が持ってくれればいいと思っていた。朝に道の駅みのかもで合流し、高木山に向かった。高木山では第3ゲレンデをベースにザックを下ろし、装備を身に着けた。まずはハーネスの点検、基本的なロープの結びをチェックした。トップロープを張り、易しいコースで少し慣らした後、マルチピッチのコースに向かった。スタート前から雨が降り出しので雨が上がるのを少し待った。小降りになったころでクライミングをスタートした。南陵3ピッチは3級から4級の比較的易しいスラブのルートになっている。二組に分かれ、1組は根田さんにリードをお願いし、堀さん、小野田さんがセカンドになって登った。もう一組は私がリードを担当し、苫米地さん、鈴木さんがセカンドで登った。最後の3ピッチ目は少し傾斜がきつくなるが、皆元気に最後まで登ることができた。丁度最後の終了点に到達した時には晴れ間が現れ、美濃加茂の山や田園風景を見渡すことができ、気持ちが良かった。その後、懸垂下降で2ピッチ目スタート地点まで下り、一旦下山道を通ってベースの第3ゲレンデまで戻った。すると今度は天候が急変し、霰交じりの冷たい雨が降り出し、樹林の中で雨を避け、寒さに震えながら食事をとった。しばらくするとやがて雨が上がり、また少し太陽が現れるようになった。一時は皆やる気も失せていたが、太陽を見るとまたやる気が出てくる。朝張ったトップロープに挑戦し、自分はトップロープでアイゼン、アックスで岩場を登る練習をした。高木山はスラブのマルチピッチのコースからフェイスのショートコースなど各人のレベルや志向に合わせてコースが選べるので多人数の岩登りには適した岩場と思います。今回は自分が企画した岩登りに静岡から遠征して頂き、参加いただいた皆様には感謝いたします。愛知、岐阜には高木山以外にもいくつか岩場があり、また機会があれば岩登りを企画したいと思います。(高本)

★天候が1時間毎に変わる中、高本君を中心に第3ゲレンデでトップロープでの練習、南稜で3ピッチロープワーク、懸垂下降の練習

を楽しくしました。私はトップビレイ、メインロープによるセルフビレイ忘れ、トップロープにおけるピレイ(高本君を確実に確保できなかった。落とした)資料でイメージしていても練習不足でした。又簡易ハーネスの着装訓練は再度自宅でも練習しておかなければ、いざという時にできないことななることを痛感。堀氏の綺麗な8の字結びの講習。今回も私の肩がらみ懸垂下降練習をする余裕がありませんでした又の機会に。(根田)

★1年ぶりの岩登り。あっ、ハーネスを忘れた。根田さんにシリンゲ(180cm)を借り、簡易ハーネスの作り方を高本さんに教えて頂きどうにか岩登りの練習をすることができた。寒かったのと久しぶりの高い所は怖かった。簡易ハーネスの対応が勉強になった。ありがとうございました。(鈴木)

★数年ぶりの外の岩登りで心配していたが、易しい所を用意して下さり楽しく登れた。お天気が目まぐるしく変わり、風が吹き雨、霰で非常に寒い事もあった。ずっと暖かくお天気が良ければもっと他のルートも挑戦してみる気になったかもしれない。(小野田)

★あいにくの天候だったが、岩場を貸切状態で使用することができて十分楽しめました。静岡から距離はあるが、アプローチは楽で、簡単なルートもあるのでちょうどよいゲレンデだった。近場にこんな岩場があればいいのになぁ。下見までしていただいた高本さん、根田さん、ありがとうございました。(苫米地)

11月19日 湖西連峰:平尾山  根田、他2人

■大原調整池ドウダン小道入口駐車場7:35-8:30五葉山8:40-9:10)-9:40平尾山-10:20中山峠-11:00坊が峰11:20-11:40本坂峠-14:09富士見岩14:20-大和波峠廃寺跡(長彦自然歩道経由)、15:06石巻十輪寺駐車場

★今回も職場の友人3人で行ってきました。天候は晴れで良かったですが樹林の中の縦走でした。開けたところでは風が強くかたです。

前半部(平尾山-坊が峰)あまり整備されていなくて縦走路分岐は地図よる確認が必要でした。平尾山手前の遠望できる箇所では三河湾.・蒲郡方面が良く見えました。後半部(坊が峰-本坂峠―富士見岩)はボランテアによる草刈跡で縦走路ははっきりとしており歩きやすかったです。当然の富士見岩では富士山、遠くは恵那山らしい山がよくみえました。本ルートは内海(三河湾)外海(太平洋)が眺望できるいいルートでした。

11月19日 百蔵山  田島

■大月市営グランド駐車場8:28…9:56百蔵山10:09…10:20表登山道分岐…10:44百蔵山登山口…11:01大月市営グランド駐車場

★駐車場から百蔵山(東ルート):始めは車道歩きだがけっこうな勾配。登山道に入ってからはしばらくはなだらかな登り、指導標が出てくると急坂になる。距離は短く20分程登ると稜線に出る。稜線から山頂はほぼ平らな道。山頂は広々として日当たりがよい。ゆっくり昼食を摂りたい所。富士山側が開けており快晴の富士山は見飽きない。

山頂から下山(西ルート):西ルートは整備されており歩きやすい。途中に富士山の展望台がある。車道にでたほうが急坂になる。住宅街の中を歩くと駐車場に戻る。

2日前に富士山が冠雪し綺麗になったのでどこかに行こうと探していたら『ヤマケイ』に百蔵山の記事が出ていたので行ってみました。快晴・無風で暖かい山頂で富士山を堪能しました。

11月21日 大品山(鍬崎山1520m地点まで) 苫米地

■あわすのスキー場駐車場6:10…7:15調整池…8:55大品山分岐…10:40標高1,520m地点…11:55大品山分岐…12:40調整池…13:30あわすのスキー場駐車場

★前夜:あわすのスキー場駐車場にて車中泊。多目的センターミレットはトイレが開放されていて、飲み物の自販機もありとても快適です。登山口までは車で3分、駐車スペースも広いですが、森と藪の中なので熊が心配でスキー場の駐車場に泊まり、翌朝、登山口までは歩きました。歩いても5分ほどでした。

当日:スキー場左手の森の中を登り、スキー場のトップからは調整池からの導水管の脇の九十九折りを登ります。傾斜が緩くなると一直線に調整池へ。ここから雪が出てきたのでチェーンスパイクを装着します。本格的な登山道になり緩急を繰り返しながら登ります。登るにつれて雪は深くなり脛から膝丈ほどになりましたが、踏み跡がかろうじて残っていたので大品山分岐まではほぼコースタイム以内で歩けました。ここから100m近く下り独標を目指しましたが、踏み跡も消え、傾斜が増すにつれて積雪は膝丈を超えて腰近くになり、歩くペースがガタ落ちになったため、1,520m地点で引き返しました。後続に地元の女性二人組がいらっしゃいました。お二人ともワカンをつけていらっしゃいましたが、ほぼ同じ地点でやはり引き返されました。昨年の今頃は普通に日帰り往復できたそうです。下りでは調整池上が少し痩せ尾根で、木の根が網の目のように張った急坂に薄く雪がかぶっていて神経を使いました。スキー場トップからは熊のでそうな林間の登山道を避けてゲレンデ内を降りました。

待望の快晴に恵まれ、山頂からの大展望を楽しみにしていましたが、積雪に阻まれて登頂できず残念でした。登路では樹林が邪魔をして展望は期待外れでしたが、むしろ下山後に平地から遠望した剣立山連峰がまさに銀屏風のようで素晴らしかったです。鍬崎山山頂からの大展望は来年のお楽しみにしておきます。