令和5年度 第21回定例会ニュース


2月1日 三ツ峠:四十八滝沢(アイスクライミング) 熊谷、他1人

★7時入山・15時下山。若干19歳の若者を誘い、アイスクライミングに出かけた。前週からの予報は雨。気温も高く「これは駄目かも知れない」と思った。日が進むにつれ予報は良くなり、当日の天候は回復し気温は高いながらもアイスクライミングを楽しめた。三つ峠の四十八滝沢は例年になくよく氷結し大滝以外のほとんどの氷瀑を登ることができた。下部では氷の滑滝回廊を歩き、上部では大きなシャンデリアを望みながら登ることが出来た。しかし、ここ最近の高温により滝の表面に水が流れて、さながら沢登りの様相もみせていた。沢上部、25mの七福の滝はよく氷結しここでお互いに何本か登りこむ。新調したブラックダイアモンドのアイスアックスも試すことができ大変楽しめた。相方が持ってきてくれたミゾーのアックス、北辰は軽く、予想外によかった。最後に登った、初滝のすぐ上より望める10mの滝は〆に大変楽しめた。登るに連れ氷が薄く、若干デリケートなクライミングを強いられる。最上部は薄氷も消え、落ち葉に覆われた岩盤の隙間を探り当て、キリキリと軋むアイゼンを効かせながら登る場面もあり非常に良い刺激となった。1年ぶりに登るアイスクライミングとしては上々の楽しさだった。

2月1日 竜爪山 苫米地

■旧道登山口7:50…8:40穂積神社…9:15薬師岳…9:25文珠岳9:45…10:30道白山…10:55旧道登山口

★文珠岳から直登コースを下り、道白山をへて旧道入口に戻る周回コースを歩いたことがなかったので、トレーニングがてら歩いてきた。旧道入口の赤い鳥居をくぐって20mほどの左手が道白山への登路になるが、道標がないのでこれまで気づかなかった。先週は風邪で体調不良が続き、ほとんど家から出られなかった。高校生の合宿へ向けて自主トレ開始?竜爪は静岡市民にとっては最も身近な山だろう。小中学校の遠足で登ったとがない市民は少ないのでは。今年は辰年なのにまだ登っていなかったので、穂積神社にもお参りした。あいにくの曇天ながら風も寒気も弱くてトレーニングにはちょうど良いコンディションだった。途中、お一人を抜いたほかは登山者なし。文珠岳の山頂はガスで展望なし。おにぎりを食べて、田村さんのご冥福を祈ってそそくさと下山。直登コース入口には伐採作業中につき進入禁止の看板があった。無視して下山。降り始めてすぐに視線を感じたらカモシカだった。しばらく見つめ合ってから「じゃ」と別れる。相変わらず急な下りを慎重にコルまで下り、そのまま尾根伝いに登り返す。送電線の鉄塔にでると竜爪の双耳峰がきれいに見えた。道白山山頂は杉木立に囲まれて展望はない。急斜面だがきれいにジグザグが切られた道を気持ちよく駆け下りて旧道入口に戻った。ぴったり周回できるのが快感でクセになりそうな予感がした。帰路に平山温泉御殿乳母の湯に入湯する(500円)。ここも初めてだったが昔ながらの湯治宿で、洗い場はなくシャンプー、石鹸は使用禁止だった。お湯はいい感じでつげ義春の漫画に出てきそうなレトロ感はこれもクセになりそうな予感がする。

2月3日 恵那山(アイスクライミング下見) 根田

★4日に高本君と八ヶ岳アイストレに行く計画だったので、行く途中の黒井沢ルートから恵那山に行く計画をたてました。3日の未明にナビが登山口から約14km手間の林道でゲートがあり入れなく、R418まで戻ったり、R20号側の林道のゲートも閉っており最初のゲートから歩くことにしました。8:00ひたすら林道をあるくこと3時間、途中からトレースなく地図上登山口に尾根を2本越えないとたどりつけない事が判明したので戻りました。13:00中津川まででてウエストン公園までいくと黒井沢登山口がありました。高本君と恵那SAの駐車場から恵那山は近くに見えました。この林道は飯田洞川沿いの林道。又こよう

2月3日 愛鷹連峰:第一展望台  加藤

■自宅5:10=5:45大棚の滝駐車場6:15…6:50沢山橋…8:15第一展望台8:25…9:20尾根出合(大棚の滝分岐)9:30…9:55大棚の滝駐車場10:00…10:30自宅

★1月30日に予定していた愛鷹連峰の第一展望台に行ってきました。家を5:10に出発し、須津川沿いの道をつかい大棚の滝駐車場6:15。ヘッドランプを点燈して出発。沢山橋でヘッドランプを消燈した。標高920mの第一展望台に8:15到着。晴れ、気温2℃。お昼を食べ8:25に歩きだし神谷方面に下山し、大棚の滝分岐9:30。ひのき林の中を歩いて大棚の滝駐車場に9:55無事下山しました。快晴だったので展望台から大岳の左側に真っ白な富士山が見えました。

2月3日 御正体山  苫米地

■自宅6:00=7:50山伏トンネル東側8:05…8:45石割山分岐…9:00鉄塔…9:30中ノ岳…10:00前ノ岳…10:40御正体山10:50…11:15前ノ岳…11:35中ノ岳…12:05鉄塔12:15…12;20奥ノ岳…12:25石割山分岐…12:55山伏トンネル東側=13:30山中湖平野温泉石割の湯=15:30自宅

★山中湖側の山伏トンネル手前を右に入ると進入禁止のロープがある。その手前左側のスペースに駐車させてもらう。今日はトレーニングを兼ねて二百名山のピークハント。冬晴れの中、陽だまりハイクを楽しんだ。足元の雪はなく、山頂部は霧氷のカケラが陽光に融けてバラバラ落ちてきた。まばらな樹林がずっと邪魔してスッキリと富士山が見えないが、唯一送電線の鉄塔付近では、たっぷりと白雪をまとった富士山と南アルプスの眺望に恵まれた。ルートはよく整備されていて、山頂まで積雪はなかった。

2月4日 八ヶ岳:南沢大滝(ICT)  高本、根田

★3日17:30恵那SAで高本車と合流、高本君が八ヶ岳山荘素泊まりの予約をいれておいてくれたおかげで、ぐっすり寝ることができました。翌朝4日車で美濃戸山荘まで移動。あたたかい。滝が凍っている心配でしたが、しっかりと凍っていました。1本目高本君リードで左側を登ってもらい。トップロープで数本アイストレーニング。アックスはよくききました。午後からは背後に北アルプスが雲海上にみえいい気分でした。最後1本+1本を登る高本君でした。今日はヘッドランプをつけなくてよかった。(根田)

2/3 (土)八ヶ岳山荘 前泊

2/4(日)4:30  起床 ⇒ 6:20 八ヶ岳山荘 出発 ⇒ 7:00 美濃戸山荘 駐車場 7:20出発 ⇒ 8:30 南沢大滝 着 ⇒ クライミング ⇒ 16:00 下山開始 ⇒ 17:00 美濃戸山荘 駐車場

前日、恵那SAで根田さんと合流し、八ヶ岳に向かった。   ここが本当に八ヶ岳かと思うほど美濃戸口にはほとんど雪はなかった。八ヶ岳山荘の仮眠室を予約していた。1Fの共同フロアで少しくつろぎ、早々に休んだ。仮眠室は以前は大部屋にベットが並べてあるだけであったが、今は改装されて2階建てベットになっていた。

翌日は4時半に起床、1Fフロアで朝食をとり、出発した。 美濃戸口からの林道はそこそこ雪が積もっていた。美濃戸山荘奥の駐車場に駐車し、南沢に向かった。約1時間ほどで夏道を外れ、沢に入る。      まずは小滝にちょっとより偵察してから、大滝に向かった。大滝は小滝からすぐのところにあり、既に2パーティーが取り付いていた。かなり大きな滝だった。見てすぐ登れる自信が湧いてこなかった。中央部左右のルートが既に先行パーティーが登っていたので、左右の両端のどちらかしかルートがなかった。聞くと向かって一番左側が易しいとのことだったので、左端のルートを登ることにした。途中までやや傾斜の強いナメ状の滝になっていて、最後の登り5-6mはほぼ垂直に近い状態だった。スクリュウーを小刻みにセットしながらなんとか登り切ることができ、滝上の灌木でトップロープを張ることができた。後は根田さんと交互に登った。リードしたすぐの横のルートはより垂直に立っていて、凸凹のある形状だったので何度もテンションをお願いしながら登った。その後、滝の真ん中にロープをセットしたが、水が滴っており、氷の状態は良くなかった。先行パーティーが場所を変えたので、今度は右ルートにトップロープを張った。右ルートはスタート地点からそこそこ立った形状だったが、所々足場を確保できたので思ったよりうまく登ることができた。時間の都合でリードには挑戦できなかったが、トップロープで3本登りいい練習ができた。 次はこの大滝の中央部をリードで登る課題ができた。  (高本)    

2月7日 箱根山(偵察)  苫米地

■自宅6:30=8:30桃源台公衆WC駐車場8:55…9:45防ヶ沢登山口…偵察…15:50防ヶ沢登山口…16:25桃源台公衆WC駐車場=18:30自宅

★箱根山(神山)は三百名山だが、登山道が閉鎖されていて公式には登山できないという。箱根町のHP(交通規制情報)にはハイキングコースの通行止め情報として、大涌谷周辺コースが「大涌谷周辺の火山活動による立ち入り規制のため通行止め」とあり、「早雲山~大涌谷ハイキングコース」、「駒ヶ岳~神山~大涌谷ハイキングコース」、「大涌谷~(早雲山経由)~駒ヶ岳ハイキングコース」、「駒ヶ岳~防ヶ沢ハイキングコース」が列挙されている。ところが同じく箱根町のHPにリンクされている気象庁HP(箱根山の活動状況)には、「噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)とあり、箱根山の噴火警戒レベルに対応した防災対応という地図では、神山はレベル3で入山規制、駒ヶ岳はレベル4で高齢者等避難になっている。ヤマレコの山行記録にはいくつかの記録もあり、駒ヶ岳ロープウェイは営業しているようだ。実際に偵察してみると、防ヶ沢登山道入口には立派なゲートが閉鎖されており、「現在ハイキングコースを閉鎖しています。箱根町観光課」という大きな看板が掲示されていた。富士山の閉山後に閉められたゲートを何度も乗り越えてきた身としては、火山ガスは怖いけど箱根町観光課は恐れるに足らず。「偵察、偵察」と横をすり抜けて登山コースへ。前日積もった重い湿雪が登るにつれて深くなり、膝丈を越えるあたりまで偵察してから下山した。登山道としてはとてもよく整備されていて、危険個所は偵察した限りでは皆無だった。定例会で「神奈川県の条例で禁止されているのでは?」という声も出たので直接に箱根町観光課へ問い合わせたところ、HPの「大涌谷周辺の火山活動による立ち入り規制」という表現は「誤りである」と素直に認め、「「整備が不行き届きのため」通行止めにしている」、「条例等の法的な規制ではない」とのことであったが、「登山熟達者であっても通行を許可するかと言われれば、許可することはできかねる」という案の定の答弁であった。これはまさしく「閉山後の富士登山道」であろう。箱根町は観光で成り立っているので、観光客は大歓迎だが、登山客はそれほど歓迎されていないのかな。箱根町には一刻も早く登山道を「整備」して通行止めを解除していただきたいものである。