令和6年度 第12回定例会ニュース


9月6日~8日 北アルプス:栂池~白馬岳~鑓温泉  小田、他2人

★9月6日〜9月8日迄、2泊3日の白馬三山縦走に30年来の友人2名と楽しんで来ました。雨も風もなく、快晴とまでは行かないが、時折晴れ間が広がり、景色は充分に楽しめた。初日は白馬山荘迄、2日目は鑓温泉小屋に宿を取り、道中は白馬乗鞍岳、白馬大池、白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳等、稜線歩きが気持ち良い。雷鳥にも遭遇し、初めてのブロッケン現象に胸が踊った。振り返ると、白馬岳で見た夕日が今回の山行で1番の絶景で、山小屋の美味しい食事とビール、更には温泉にも癒され、楽しいばかりの3日間だった。大雪渓ルートは、今回通行止だったが、機会が有れば一度は訪れてみたい。

9月7日 水窪:池の平~亀の甲山~池の平山  杉山、安陪

■向市場 体育館→池の平登山口→池の平峠→池の平→亀の甲山→池の平山→池の平峠→カンカケ峠→ボンガ塚手前→大津峠→水窪→向市場 体育館 一周コース

★杉山さんが1日で行くコースを3回に分けて行き、今回が最終ラウンドである。9月に入ったが、まだ暑い。明らかに8月程の猛暑ではないが、今回も暑さ対策で杉山さんがエスケープルートを考えてくれて臨んだ。池の平は、遠州七不思議 まぼろしの池で7年に一度池が出現するという。登山口からは歩きやすい登山道ができていた。昔は小中学生が課外授業として行ったのかなと話ながら登った。ここで我々はヒルの襲撃に遭う。標高700m地点で沢を横切るところは、登山道が寸断されており、今山行の核心であった。池の平峠からまず、池の平を目指して下った。池の平には、案の定、水はなかった。亀の甲山へは、赤テープ、道もなく登り易そうのところを鞍部に向って登って行った。鞍部に着くと道があった。亀の甲山、池の平山、池の平峠へと藪の中、道、赤テープを探しながら行く。その後も同じような状況の中をカンカケ峠まで行く。カンカケ峠から、786m標高点までは明瞭なトラバース道になっており、その後は藪も薄くなり、尾根も細くなり道もはっきりしてきた。ボンガ塚まであと10分ぐらいの所まで来ると、車道工事が延伸していた。登山道は工事の影響で足場が崩れ、非常に悪くなっており、また先回、ボンガ塚は登っているので、車道へ降りることとした。ザレている急斜面で悪かったので、安全のためロープを出し、2Pごぼうで降りた。車道に出ると、急に暑さを感じた。大津峠からは、中電の巡視路を使って車道をショートカットしながら水窪の町へ、そして出発地である向市場の体育館へ向かった。GPS記録によると、累積標高2300m(?)、総歩行距離17Km、行動時間9時間半であった。杉山さん、ありがとうございました。(安陪)

9月10日 富士山(富士宮ルート往復)  苫米地、他1人

■自宅発4:30=🚙=5:50水ヶ塚公園6:20=🚌=7:00富士宮口新五合目7:05…9:00八合目…10:40富士宮口頂上…11:10剣ヶ峰…11:40富士宮口頂上…12:40八合目…13:45新六合目14:25…14:40新五合目15:00=🚌=水ヶ塚公園=🚙=天母の湯=🚙=18:10自宅着

★息子が帰省したのでまだ一緒に登ったことがなかった富士山へ。ちょうど夏山登山の閉山日だった。事前に登山者登録やら保全協力金の振込やら。来年からは山梨県側と同様に入山料が徴収されるらしい。昔は夏場は富士市内や河口湖あたりからも夜の富士山に送り火のように登山者の灯が山頂まで続いていたものだが。加藤さんが富士山登山ルート3776にチャレンジするのでスライドできるかと期待していたが、1日日程をずらしたとのことでお会いできず残念だった。かなりゆっくり登ったのに身体が重く感じた。夏の天候不順による運動不足が響いているようだ。息子は体力的には十分だったが、8合目以降で睡魔に襲われ、高山病の兆候が見られたのでお鉢巡りと御殿場ルート~宝永山経由の下山は中止し、富士宮ルートをそのまま下った。下山時に新六合目のトイレ(300円)に入ったまま一向に出てこないので様子を見にいくと、閉じ込められて出られないとのこと。小屋の方に伺うとドアの内側にあるボタンを押すと開くとのこと。ようやく出られたものの14時のバスに乗り遅れ、新六合の小屋で時間をつぶし、息子にラーメン(チャーシュー無しで1,000円)をおごらせた。まあ、トレーニングと思い出づくりになった。

9月10日~11日 富士山(登山ルート3776)  加藤

■第1日目:田子ノ浦海岸白灯台(33℃)12:00発…14:05国久保2丁目信号機(34℃)…15:25大淵中野信号機…16:05よもぎ湯入口(35℃)…17:35国道469号交差点(25℃)…20:15広域林道交差点(21℃)「星が見えた」…21:00富士山スカイライン(周遊区間)交差点(29℃)…21:35PiCA表富士(仮眠)22:30…

 第2日目:2:30旧料金所ゲート(18℃)…5:15二合五勺御殿庭須山登山歩道合流点(15℃朝食)5:30…8:15富士宮口六合目(体調くずし登頂断念し下山)8:40…9:50二合五勺御殿庭須山登山歩道合流点(29℃)…111:30旧料金所ゲート(昼食)11:40…12:50PiCA表富士…13:10富士山スカイライン(周遊区間)交差点…13:52広域林道交差点…15:45国道469号交差点(曇り)…16:35よもぎ湯入口…17:00大淵中野信号機…18:15自宅着 (総行動時間30:15)

★今年のラストチャンスと思い閉山に合わせて挑戦した。田子ノ浦海岸を9月10日12:00に出発し、富士市内から大淵街道を富士山に向かって歩き、よもぎ湯入口16:05。大淵林道、広域林道と歩き、県道180号に出て富士山スカイライン旧料金所ゲート9月11日2:30。そこから山に入りガラン沢をへて水ヶ塚公園からきている須山登山道二合五勺御殿庭に5:30。富士宮口六合目8:40。体調悪く登頂はあきらめ下山する。旧料金所ゲート11:40。順調に歩き、よもぎ湯入口15:45。自宅に18:15に無事下山いたしました。反省として睡眠不足がこたえました。

9月11日~12日 北アルプス:燕岳  田島

■第1日目:中房温泉登山口7:36…8:12第1ベンチ…8:57第2ベンチ…9:34第3ベンチ…10:25富士見ベンチ…11:11合戦小屋…11:53合戦山…12:45燕山荘13:20…13:58燕岳…14:18北燕岳…14:38燕岳…15:07燕山荘(幕営)

  第2日目:燕山荘6:23…6:46合戦山…6:56合戦小屋…7:15富士見ベンチ…7:35第3ベンチ…7:57第2ベンチ…8:15第1ベンチ…8:42中房温泉登山口

★前回、9月6日朝5時に駐車場まで来るもすでに満車、駐車場難民となり、バスの事も調べて来なかったので撤退。今回は確実を求めバスにて入山する事にします。出発の時間が遅くなるので燕岳までとし、本当に余裕があれば大天井岳の往復を考えます。合戦尾根は北アルプスの3大急登の一つですがよく整備されていて段差が大きく急ですが歩き易い道です。今回は久々のテント泊で荷物が重く、合戦の頭当たりで両足がつってしまい、芍薬甘草湯のお世話になりました。この時点で大天井岳は諦めます。燕山荘から山頂へはガスが多めながら楽しい道。イルカ岩やメガネ岩を過ぎて山頂に立ちます。ここで皆さんが北燕岳へ行くようなので付いて行きます。燕山荘に戻って生ビール大とモツ煮を頂きマッタリ。夕食はラーメンを作って頂きました。疲れたので早めに就寝。しかし、今回は軽量化のためシュラフカバーだけにしたら夜中に寒くて目が覚めそのまま朝を迎えてしまいました。翌朝は素晴らしい天気。ご来光と北アルプスの展望を楽しみ、沢山写真を撮ってしまいました。9時のバスに間に合うように急いで下山。登りの方も多くすれ違いに時間を取られましたが、無事8:50ころバス停に到着。有明神社駐車場に戻りました。今回は新しいザックでの登山となり、途中で色々と調整しながらの登山ですっかりバテてしまいました。しかし、2日目の朝の天気は最高で、ご来光と北アルプスの展望が楽しめ、最高に良かったです。

9月13日~16日 南アルプス:茶臼小屋・聖岳  根本、他1人

★9月14日に茶臼小屋から聖岳を往復し、15日には茶臼小屋周辺でオオバコの草取りをしたそうです。

9月14日~15日 南アルプス:池口岳・加加森山  苫米地、堀部

■前夜:静岡発19:30=🚙=22:30道の駅遠山郷(車中泊)

 第1日目:道の駅遠山郷4:00=🚙=4:30登山ポスト=池口岳登山口5:30…8:00黒薙の頭…8:40利検沢の頭…9:10ザラ薙ノ頭…11:00ジャンクションピーク…11:15池口岳(北峰)…ジャンクションピーク…12:20水場…13:10鹿ノ平…14:20加加森山(幕営)

 第2日目:加加森山6:20…7:05鹿ノ平…7:50ジャンクションピーク…9:30ザラ薙ノ頭…9:45利検沢の頭…10:35黒薙の頭…12:05池口岳登山口=🚙=16:30静岡着

★光岳へ行きたい堀部さんと池口岳へ行きたい私の希望を叶えるプランを考えた。三連休で光岳はテント場も予約できないし。そこで池口岳から加加森山へ登って幕営し、光岳を往復してこようという計画だった。過去の記録やヤマレコの軌跡で、池口岳から加加森山方面に少し下った東側の沢から水が採れそうだった。道の駅遠山郷で車中泊して入山。登山ポストがあったのでテッキリ登山口かと早トチリする失態があったが、天候にも恵まれて順調に池口岳へ。午後の悪天が予想されたので南峰はアッサリ諦めて水場を探しに沢に下降。首尾よく冷たい水を4リットルも補給して重くなった荷物を背負って加加森山へ。緑の絨毯をしきつめたような黒木の森の中で、貴重な裸地である三叉路のど真ん中に幕営。動物以外は誰も通るまい。眠りに落ちるまもなくテントを叩く雨音。翌朝の起床時刻になっても止む気配なく、即座に光岳往復中止を決定。明るくなってようやく雨は上がったが、また降り出す予報。そそくさと朝食と撤収を済ませて下山開始。逃げ足だけは早い。鹿の平で錯綜するけもの道に惑わされつつ、池口岳ジャンクションへの登りにかかるころから雨脚が繁くなる。ジャンクションからの下り出しでまたけもの道に誘われてしまい、降りしきる雨の中を痛恨の登り返し。まもなく熊鈴の音とともに軽やかな足取りで登ってくる登山者1名。なんとこの女性は今夜は茶臼小屋で幕営予約しているとのこと!かなり硬派のトレイルランナーだった。雨は標高を下げるにつれて止み、今度は暑さとの闘いだ。下部にはヒル地帯もあり、1,500m付近からは一気に駆けおりた。結果、自分は山靴に1匹たかられただけで済んだが、堀部さんは5匹たかられうち1匹には強制献血させられていた。天候にはあまり恵まれず、光岳まで行けなかったのは残念だったけれど、充分に体を動かせたし、深南部らしい素晴らしい景色と静けさを堪能することができ、忘れがたい山行になった。同行してくれた堀部さんに感謝です。(苫米地)

★体調がイマイチで、池口岳への最後の急登で体力が削られた。それでもコースは今まで歩いた中でも一番美しく、緑の苔の絨毯に色とりどりのキノコ、巨大なカエルなど、まるでおとぎの国のようだった。光岳に行けなかったのは残念だったが、またいつか来てみたい。下山時にヒルにたかられた。(堀部)

9月14日~16日 苗場山  安陪、小野田、鈴木、他1人

■14日:静岡発7:20=🚙=14:30秋山郷 民宿:苗場荘(2食付 8,000円)

 15日:苗場荘=🚙=小赤沢三合目Parking 7:20…8:30五合目…10:10八合目10:20…12:00頂上小屋12:50…12:52苗場山頂上…湿原散策…14:30頂上小屋(小屋泊)

 16日:頂上小屋7:40…8:03神社…8:55八合目…10:15五合目…11:25三合目駐車場=🚙=中条温泉トマトの湯(600円)=🚙=21:30静岡着

苗場山は広い湿原ばかり記憶していたが湿原に出るまでほぼ岩がゴロゴロした急登だった。湿原に出てホッとしたところに小雨が降り出した。数分で止むのを繰り返した。小屋で休憩してから頂上まで1分。そこから湿原散策に。ずっと霧がかかっていたが晴れ間が出て青空と多くの池塘が見えた。涼しく、他に人は数人しかおらず心地良かった。小屋に戻りネパールについて相談した。昨日、今日共40,50人も宿泊客がいた。平均年齢は70歳以上だとか。下山日も殆ど霧雨で濡れた石や根は要注意だった。日帰り登山者の何組にも抜かれた。(小野田)

★半世紀前、法師温泉から出発し、三国峠、稲包、白砂、佐武流、苗場山と縦走し、秋山郷に下りたことがある。藪を漕いで、フィナーレの苗場山に着いた時、池塘が点在する大平原の草紅葉、景色は思い出せないが、大感激したことは今でもはっきり覚えている。いつかもう一度行きたいと思っていた。今回、ヒマラヤトレッキングの打ち合わせ、顔合わせを兼ねて苗場山に行った。あいにく天気は晴れではなかったが、それはそれで風情があった。昔の杵柄など全く役に立たないことを、また思い知らされた山行であった。(安陪)

9月19日 水窪:山王岩峰~ゼンモン山  杉山、安陪

★水窪ダムの西側にある水窪100山 山王岩峰、ゼンモン山、イラアラ山を杉山さんが計画した。予想コースタイムは4時間半。今日は定例会もあるが、十分に帰静し、定例会にも出席できるコースと目論んだ。

山王岩峰、ゼンモン山は、いつものように、赤テープを探しながら、あまり人が歩かれていない道を登って、2時間程で行くことができた。今回の核心はここからであった。ゼンモン山から灰の沢に落ちる真東に延びる尾根に乗ろうとするのだが、上手く行かない。人の歩いた形跡が全く見つからないのである。やっと、目的とする尾根に乗ったが、かなりの急斜面であった。300m程の下りであるが、かなりの時間を要する可能性がある。我々は協議し、今回は登り返し、元来た道を戻ることにした。帰路も油断していたため、750m付近の2重稜線で違う尾根に入りこんでしまった。これにはすぐに気づき、修正することができた。今回は、予定通りの山行はできなかったが、水窪の山の経験値が増えたことを収穫とした。(安陪)

★今回も酷暑の中の登山となった。最初の山王岩峰までの間、ヒルの襲撃が一番ひどかった。ヒルサガリのジョニーを吹き付けていたが、腿や上半身もヒルに食われて血だらけに。マムシも出て来た。ルートファインディングが難しいところ。激坂の下りもあった。イラアラ山には行かずに引き返した。(杉山)