令和7年度 第4回定例会ニュース


5月3日 北アルプス:乗鞍岳(山スキー)  田島

■位ヶ原山荘9:46…13:09蚕玉岳…14:13乗鞍岳山頂~~14:58位ヶ原山荘 晴れ後曇り 強風

★毎年の恒例になっている乗鞍岳へ山スキーに行って来ました。今年から春山バスは完全予約制になり前日に予約すると5号車になり三本滝駐車場は無理との予想し観光センターからの乗車にしました。天気は快晴 風も微風で楽しめそうです。位ヶ原まではルートどりも良くサクサク登れました。肩の小屋口で友達のベチラさんお勧めのシートラに変え登ります。ところが登るうちに風が強くなり曇って来ました。とくにハイマツ帯を過ぎた辺りから強風になりシートラのスキーが煽られ体ごと持って行かれそうになります。強風時は耐え弱くなると登るのを繰り返すので時間が掛かってしまいました。途中でキャップが飛ばされ遥か下まで飛んで行ってしまいました。元々山で拾った物だったので諦めていると何と下から女性が拾って登って来て下さりました。感謝です。稜線近くになると氷の粒が飛んで来て顔にバンバン当り鼻水が横に飛んでいきます。やっとの事で稜線に上がり頂上を目指します。蚕玉岳の鞍部にスキーをデポし頂上へ。頂上で写真を撮り鞍部に戻り強風のなか飛ばされない様慎重に準備し鞍部からドロップしました。雪はザラメの上に少し新雪が乗った感じでよく滑る雪でした。晴天予報の乗鞍岳 思わぬ強風に晒されましたが よく滑る雪で楽しめました。今年はどこも雪が多くまだまだ楽しめそうです。

5月3日 飯間山(481.5m)  小野田、他2名

登山口11:30—12:25エビネの丘12:50—13:03飯間山—13:17ロンショーの丘13:50—13:55ロンショー14:05—14:27野田沢峠—14:55登山口

★朝突然エビネを見に行こうとお誘いがあり急遽参加。飯間谷川沿いに路上駐車。すでに数台停まっていた。すぐそばの登山口から樹林帯に入る階段を上る。道は細いが整備されていて歩き易い。所々にエビネの小さな群落があったが昨年より数が減っているそうだ。ほぼ全部薄桃色だが数本白があった。エビネの丘からロンショーまではなだらかな稜線歩き。ずっと杉林だが木漏れ日が射し込み明るい。ロンショーの丘は広く沢山のベンチが備えてある。木の隙間から景色が見えた。鳥の囀りも聞こえ心地よい気温。ロンショー頂上端の小さな標識から西に急坂を下る。道は土が流され少し荒れていてトラロープが張ってあった。こちらの方がエビネが沢山咲いていた。こんなに多くのエビネを見たのも、この山に登るのも初めてだった。

5月4日~5日 安達太良山・磐梯山  鈴木、他1名

★道の駅安達 智恵子の里に車中泊

5/4:福島県二本松市 あだたら高原スキー場→くろがね小屋→安達太良山→高原スキー場(約6.5時間)

 くろがね小屋手前から軽アイゼンを装着、山頂付近の稜線は飛ばされそうな強風で恐かった。山頂からロープウェイ間は風もなく登山者も多くなったが登山道は川状態だった。ロープウェイは強風でまもなく運休とのアナウンスをしていた。景色は見えず小雨と強風、川状態の登山道で想定外の大変な山でした。岳の湯(共同浴場)で素泊

 5/5:福島県会津若松市 八方台登山口→弘法清水小屋山頂・岡部小屋→弘法清水小屋→登山口(約5.5時間)

  4/25からゴールドラインが通れるようになった。上の駐車場60台は、7:30には満車状態。磐梯山往復なのでトレースもあり初心者の登山者も登っていた。山頂からの猪苗代湖を楽しみにしていたのですが何も見えなかった。

翌日、鶴ヶ城に寄り戊辰戦争の哀しい歴史が記憶に残った。

5月5日 遠州森町:八形山(はっけいさん:199m)  赤石、他1名

★昨年森町の小国神社から本宮山に登って麓にある大洞院に下山したことがある。この寺には博徒森の石松の墓碑があることでも知られている。墓碑は鉄の格子で厳重に囲まれていて墓碑の石を削って持ち帰る輩がいるので保護のためだという。今回は大洞院から南に延びる尾根を八形山北口登山口からに登り、蓮華寺に下りてから登り返し大洞院に戻ってくるコースを歩いた。「八形山」この山は何と読むのだろう。「ヤカタヤマ」「ハチガタヤマ」などと考えた。登る途中に会った人に聞いたら「ハッケイサン」とのことだった。蓮華寺まで2キロ強の歩きだった。低山だけれど自然林の中の歩きで新緑が気持ちよい。地元のハイキング道としてきれいに整備されている。いくつかの切り開かれた展望台があり海や街が遠望できる。蓮華寺側に下山すると南登山口の看板がありここに山名の由来があった。「八形山は蓮形山のことで蓮の花が八弁開いたことを意味する。山頂は奇岩奇石の霊山で数多くの一宮蓮華寺の神仏が祭祀された海抜198mの風向絶景の地である 歴史の散歩道」。古刹の蓮華寺で休んでから同じ道を上り返した。帰りも新緑に輝いている木々の中を展望台ごとに一休みして北側登山口に帰った。こちらも古刹の大洞院の木陰のベンチで休んで山行を終わった。快晴無風の中ゆっくり歩いて往復4時間ほどのハイキングだった。

5月5日 日本平(ハイキング)  苫米地、他1名

■自宅9:00…10:25日本平山頂10:45…11:55自宅  快晴 やや霞

★ゴールデンウィーク後半はおとなしく過ごしました。子供の日は裏山の日本平へかみさんとハイキング。自宅から途中の平澤寺間は日頃のトレーニングコースで、標高差は少ないですが小さなアップダウンが続いているので、歩いても走っても適度なインターバルトレーニングになります。山麓には県立大学、県立美術館、県立図書館や芝生公園があります。また平澤寺には百段の急な階段があり、これまたトレーニングに最適です。平澤寺から少し西側の尾根に登れば県立舞台芸術公園、少し奥に車道を走れば乗馬訓練施設や自然体験施設の遊木の森、少し下れば静岡学園のサッカー練習場、クレー射撃場などがあり、田舎ではありますが、けっこう面白い場所が盛りだくさんです。地元の東豊田小学校ではかつて断郊競歩という大会があり、4年生から6年生全員が山麓の東豊田中学校からスタートして日本平山頂ゴールで競走してました。私も2回走ってます。断郊競歩はクロスカントリーという意味だと思いますが、今でいうトレランですね。この大会はいつからか行われなくなって久しいようですが、現在もコースの一部は地元のトレラン大会のコースになっているようです。

5月5日 獅子ヶ鼻(ハイキング)  根田、他2名

■8:55東側公園駐車場-11:50鐘掛岩12:10-14:15東側公園駐車場

★天竜川横、磐田にある獅子ケ鼻に行ってきました。コースは地元の登山用品店でもらったコースマップをたより鐘掛岩までの周回(3コース)で各見晴岩で遠州灘、湖西連峰が良く見え春陽気でいい気分転換になりました。

PS;気になったのは最初間違って西側公園駐車場(野外ステージ)に行ったところロッククラミング装備着装した3人グループが先行して行ってしまった。練習するとろがあんるのかな?

5月5日 高山(牛ヶ峰 716.7m)  小野田、他2名

■水見色公民館9:35—11:00高山の池—11:10中間展望台11:20—12:00高山13:00—15:00公民館前バス停駐車場

★水見色公民館前バス停に6台位置ける駐車場がある。そこから水見色川沿いの車道を北東に歩くと学校を過ぎ少し先の右手に高山への標識がある。市民の森の駐車場まで行く道だ。そこを右折せず直進。美しい緑の茶畑と川沿いに高く伸び咲いている紫や白の藤を見ながら先に暫く進むと小さな橋がある。左手に手作りの水車を川に設置してある家がある。橋の手前右手に高山の標識、そこから茶畑の中の道に入る。

 高山の池は水芭蕉には遅かった。上の駐車場近くにはエビネの群生、ピンクの細い花びらのモチツツジが満開だった。高山頂上はとても広くて展望が良く富士山も見え、オレンジ色のツツジ、シャクナゲ、ベニウツギが咲いていた。トンボの飼育箱には数百匹のオタマジャクシが泳いでいた。快晴で本当に気持ちが良く昼寝をしたい程だった。

5月7日 突先山:栃沢コース(みどりの道パトロール)  小田、苫米地

■栃沢7:55…9:45突先山10:05…10:30釜石峠10:40…11:30栃沢

★今年から静岡山岳会の担当コースになる、立石~突先山迄の登山道を確認する。ヤマレコの推奨コースではなく表示は出ない。全体的にザレていて、人が歩いている気配が薄いのも頷ける。倒木も跨げば通れるが、以後の整備は必要と感じる。途中から、付近伐採による通行止のトラロープがあるも、今回は状況把握のため続行。現地の関係者によると、林道舗装をする為の伐採作業と路面整備で10月末迄は通行止めとの事。程なく、突先山山頂に到達するが展望はない。報告としては、倒木が複数箇所あるが、赤テープ表示もあり迷う事はない。ただ、通行止め期間は入山しないよう報告書に記載し、全体的にザレている旨も補足する。(小田)

★今年度最初のみどりの道パトロールです。 3年に一度のパトロールコース変更で初めて歩くコースです。突先山は安倍川支流の足久保川と藁科川を分ける稜線にあります。担当コースは足久保側の奥長島からのコースと藁科側の栃沢からのコースの2コースですが、今回は最近あまり歩かれていない様子の栃沢コースをパトロールしました。たしかに荒れていてファミリー登山には不向きな印象でした。昔のバスハイクでは奥長島コースから栃沢コースへ横断することが多かったのでしょうが、過疎化が進みバスの運行が減り、マイカー登山が主流になると、自ずと歩きやすい奥長島コースピストンがメインルートになったと思われます。奥長島と栃沢を結ぶ釜石峠越えはTea Roadと呼ばれていたようです。静岡にお茶を伝えた聖一国師の生まれ故郷が栃沢なのだそうです。今は新茶のシーズン真っ盛りで、栃沢の茶畑ではお茶の新芽が萌黄色に輝いていました。コースはイマイチでしたが、とても清々しい天気で良い運動になりました。担当の小田さんには報告書をよろしくお願いします。(苫米地)

5月8日 水窪100山:天塚、針間野峠、八森山、トサワ山、水梨山、ヒョウ越え峠  杉山、安陪

今回も杉山さんがヒョウ越峠に車をデボし、自転車で下りてきた。天塚の登山口までは、最近は使った形跡のない地図記載の3m-5m車道を歩く。点在する民家は無人であった。地図記載とおりの尾根に到達した車道の終点から山に入る。天塚山頂から標高差80m位の前から急登になる。体力を温存するためにジグザクに切ってある踏み跡を探しながら行くが、これがなかなか難しい。天塚から先は、穏やかになりどこでも歩けるようになる。針間野峠には石仏が複数あり、水窪と針間野部落を結ぶ重要な道であったことを伺わせる。杉山さんの話では以前無かった林道が延伸しているとのこと。我々は林道を無視し、尾根上を八森山へと向かった。八森山から先は、右側が崩れ、絶壁となっており、尾根がえぐれている。否が応でも、左側を歩く。トサワ山への屈曲点は何の目印もない小さなピークであるが気持ちの良い場所であった。トサワ山へは、地図上では危険個所はないように思えるが、前日雨が降ったせいか、落ち葉のある泥壁のようになっており、滑ったらただ事でなくなるので、一歩一歩足場を確認しながらの登りとなった。トサワ山の山頂は広い山頂でチョット拍子抜けしたが、感じの良い山頂であった。等高線の緩やかな尾根上を、林道が180度曲がるところまで下りた。林道をヒョウ越峠の方に歩き、途中水梨山、朝日山の稜線に最も標高差のないルンゼルート(標高差50m位)でその稜線を目指した。他の人も利用するらしく、赤テープが付いていた。稜線上には今までと違う通常の登山道があった。水梨山で最後の一本をとり、ヒョウ越峠に下りた。(安陪)

5月13日 水窪100山:ニゴリ沢山、テタア山、五丁坂頭山、大ハカ山、門桁山、三森、山住峠  杉山

★ニゴリ沢山への登山道は比較的明瞭だが急斜面のトラバース、落ち葉の堆積、ザレ等があり甚だ歩きにくい。山頂には表記がなく、GPSで山頂を特定した。テタア山は入口から尾根に乗るまでが核心。尾根上には踏み跡あり。どちらもメンバーによりロープが必要です。五丁坂頭山から門桁山までは野鳥の森の遊歩道を歩きます。倒木や落ち葉に埋もれたところもありますが、迷うこともなく自然林が気持ちの良いところ。三森は麻布山への登山道上にあり、門桁山、常光寺山、麻布山の3座の中心にある山だそうです。山住峠の三角点は山住神社の近くにある常光神の奥にありました。

5月13日~15日 深南部:黒法師岳・高塚山(寸又峡温泉から周回)  苫米地

■5/13:自宅4:00=🚙=5:30寸又峡温泉6:00…6:45前黒法師岳登山口…8:15栗ノ木段…9:30白ガレの頭…10:40前黒法師岳…11:45ヘリポート…12:30二ツ山…14:30黒法師岳14:50…16:20黒バラ平水場のコル(幕営)

 5/14:幕営地4:30…4:45バラ段の頭…6:20房小山…8:25鋸山…8:40千石平…10:40三ツ合山…11:15高塚山…11:50三ツ合山…12:25五樽沢のコル…13:20蕎麦粒山13:25…13:55山犬段(水場探し)14:50…15:25広河原峠(幕営)

 5/15:幕営地4:15…4:45板取山…5:40天水…5:55ウツナシ峠…7:00沢口山7:20…7:40猿並平分岐…8:45寸又峡温泉9:20=🚙=10:50自宅

★天候:1日目 曇り基調 暑くも寒くもなし 2日目 午前中は高曇り 涼しい 昼過ぎから日差しが出て暑い 3日目 朝は晴れ次第にガスが上昇し展望なし 下山すると日差しが出て暑い

コース状況:前黒法師までは普通の登山道 ヘリポートまでもしっかりした踏み跡 1812mまでけもの道を拾いながら 黒法師岳の登りは笹の丈が高く密生している 左手へ逃げずに右手の稜線沿いを意識して登る 時々現れるピンクテープをたどれば正しい踏み跡に乗れる 黒法師岳の下り口は山頂に標識がないのでコンパスやヤマレコなどでしっかり方向を見定める。丸盆方面との分岐には立派な標識があり、そこからはしっかりした踏み跡をコルへ下る。急な下りなので両手で笹を掴みながらの下り。水場のコルから5分の下りで水場。水量は豊富。コルは狭くてソロテント1張がなんとか張れるほど。バラ谷の頭から鋸山あたりまではけもの道を拾いながら進むが笹丈が低くさほど密生してないので歩きにくくはない。鋸山手前の痩せ尾根はかなり狭くて高度感があり緊張を強いられる。その後も三ツ合山までの間は時々狭い痩せ尾根が出てくる。昭文社の山と高原地図で「岩場ロープあり」という箇所は5mほどの凹角で高度感はない。昭文社の山と高原地図では山犬段の林道を少し下ったところに水場マークがあるが水場は無い。

感想:静岡県内にまだ登り残していた三百名山が2座ありました。黒法師岳と高塚山です。深南部は近くて遠い山。むかし黒法師岳をめざした時には前黒法師岳までで引き返し、高塚山は蕎麦粒山までで引き返した。いずれも日帰り計画ゆえの失敗でした。雪が降るとやっかいだし、梅雨に入ると下部ではヒルが跋扈します。行くなら今しかないと腹を括って2泊3日で計画しました。あわよくば1泊2日で歩けるかもと思っていましたが、2日目は房小山~三ツ合山間で遅れ、山犬段にて水場探しで1時間のロス。しかも水場は見つかりませんでした。この日は朝出発の時点で4リットルの水をもち、1リットルほど消費して3リットル残っていましたので、何とか明日まで過ごせそうでした。山犬段の休憩舎には立派なトイレがあり、手洗い用の水タンクがありました。手と顔を洗ったところ冷たくきれいだったので、飲料不適と書いてありましたが、煮沸すればなんとかなるだろうと1.5リットル補水。その夜はその水でお茶とラーメンライスを食べましたが幸い異常なく、幸せな一夜を過ごすことができました。深南部は不便な山ですが、まだ山行の自由と悦びが残る貴重な別天地でした。不便な山ゆえになのでしょうが。

5月14日 岩本山(192m)、明星山(224m)、小明星山(179m)  赤石、他1名

富士市の山に行ってきました。大きな日蓮宗のお寺、実相寺の駐車場に置かせてもらいここから歩き始めます。山頂まで殆ど階段です。日課にしているという人たちも登っていました。地元の人たちに親しまれているようで広い階段はきれいに掃除されています。山頂は広い芝生の丘になっていて三角点があります。市街地が一望できます。この日は風もなく穏やかな晴天の日でした。山で会った地元の人が明星山までの道を教えてくれ途中まで案内をしてくれました。山の北側の万野集落に下りて舗装道路を北に2キロほど歩き明星山の登山口につきます。先ほど道を教えてくれた人が言っていたように岩本山の階段より段差の高い急な階段です。階段の横の坂を歩いた方が楽に登れそうですが、この擬木の階段をつけないと道が沢状に荒れてしまいそうです。急登が終わり緩やかになり小明星山との分岐を過ぎると明星山の山頂です。ここも公園との看板があり丸くて広い芝生のような草原でした。大きな展望台があり登ると街が一望できます。霞んでいましたが南アルプスが望めます。聖岳から塩見岳ほどまでが望めました。周りの木々が若木の頃は北岳くらいまで見えたようです。帰りに小明星山に寄ってきました。ここも切り開かれた木々の中の山頂で写真のような今は使われていない三角点がありました。この形の標石は初めて見ました。ゆっくり歩いて同じ道を引き返しました。歩いた時間は4時間ほど、休んだ時間は2時間ほどのゆっくりハイキングでした。